勤労感謝の日「疲れ取って」 兵庫県明石市立天文科学館が、勤労感謝の日の23日、プラネタリウムで気持ちよく眠ってもらうイベントを開く。星空を映し出している間に寝てしまう観客が多い“催眠効果”を逆手に取り、働く人に睡眠不足を解消してもらおうと考えた企画で、名付けて「熟睡プラ寝たリウム」。担当者は「星空の下で日頃の疲れを取り去って」と参加を呼びかけている。 同館によると、日頃、約50分間の上映のうち、観客の約2割がウトウトしているといい、上映後、「寝てしまってごめんなさい」と職員に謝る人も。同館は途中でクイズを出したり、アナウンスに抑揚をつけたりして観客を寝かさぬ努力を重ねているが、今回は、星にまつわる静かなクラシック曲を流すなど、あえて眠りを誘う工夫を凝らす。 客席は背もたれが約120度まで倒れるリクライニング式で、枕の持ち込み可。周りに気がねする人向けにいびき席も設ける。 塩見利明・愛知医科