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CinemaScape−映画批評空間−表紙映画目次 ログイン名: パスワード: ユーザ登録 コメンテータ ランキング HELP McCammonさんの『GODZILLA ゴジラ(2014/米)』についてのコメントはありません。
**ネタバレ注意** 映画を見終った人むけのレビューです。 これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。 まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 時系列を切り貼りし、様々な人物の視点から同じ日を見せてゆく手法。おやおや大丈夫かと思いきや、これが意外と細部まで気配りの行き届いた親切設計で感心する。まーここで混乱させるようでは話にならないんだけど、ちゃんとした映画だなーと安心して物語に集中できた。お話は様々な高校あるあるが満載で、かなり楽しめた。 表面的に彼らを支配しているように見える学園カーストが、その中心人物が不意に消えることをきっかけに崩壊する。崩壊の過程で見えてくるのは、夢中になれる大切なものを抱えて今を生きる者こそが真の勝者なのだという「人生カースト」の構図である。学園カーストが人生カーストに塗り変わってゆく、その序列の
**ネタバレ注意** 映画を見終った人むけのレビューです。 これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。 まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 冒頭で飛行機を飛ばしますよね。あれ、飛ばした瞬間、カットを切り替えると思ったんです。 子供視点で空高く飛んでいく飛行機。その向こうに建設途中の東京タワー。「夢」や「希望」を乗せて飛んでいく飛行機。 そういう画面(えづら)が欲しかったんです。 そういった画面こそ昭和33年の象徴だと思うんです。 「でっかいビル建てる」なんていう鈴木オートの台詞じゃなくて、画面で見せること。それが映画だと思うんです。それができなかったらテレビドラマでもいいんです。 この作品、全部台詞処理。 転んで顔上げたら子供の姿が見えた、でいいだろ。どうして画面で見せる前に「淳之介・・・」とか言うかね。 「完成したんだ
**ネタバレ注意** 映画を見終った人むけのレビューです。 これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。 まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 お笑いシーンの連続でテンポは良いけど深刻さはない。旧作のようなSFサスペンスではなく、旧作のパロディーか、ファンタジー・コメディーと思って楽しもう。ティム・ロスのセード将軍の演技は素晴らしい。 きどっている猿人が興奮するとただの猿に先祖がえりしたり、主人公が脱出中に主要猿の寝室を次々と踏み倒していくなど、お笑いシーンが連続。テンポは良いけど深刻さはない。旧作のようなSFサスペンスではなく、旧作のパロディーか、ファンタジー・コメディーと思って楽しもう。 チンパンジーのセード将軍を演じたティム・ロスはよかった。なりきり大賞に1点。各種族の緻密なメーキャップ(猿ヒロインを除く)にもう1点。
CinemaScape−映画批評空間−表紙映画目次 ログイン名: パスワード: ユーザ登録 コメンテータ ランキング HELP McCammonさんの『サマーウォーズ(2009/日)』についてのコメントはありません。
わたし、美島遙(坂本真綾)。 都内の中学に通う3年生。 今日で二学期も終わり、冬休みは名古屋の実家に帰るの。 その前に、大好きな神名綾人(下野紘)くんにクリスマスのプレゼントを渡せなかったのが心残り。 でも神名くん、「東京に戻ってきたら一緒に初詣へ行こう」って言ってくれた。 すっごく嬉しくって、「うんうんうん」って何度も頷いちゃった。 [more]
面白かったです。面白かったのですけれども。 『ぼくらのウォーゲーム』の時は、おとなたちの預かり知らないところでピンチが訪れて、子供たちが密かに世界を救う。『サマーウォーズ』では危機的状況を皆が知っていて、家族総出で困難に立ち向かう。正しきスケールアップなのでしょう。でもさー、あの大長編ドラえもん的な、秘められた冒険感覚が良かったんじゃない!とも思うのです。 それから。田舎とか大家族とか高校野球とか真っ当な食事とか労働とか恋愛とか。あのー僕様ちゃんてば、そういうものに背を向けて生きてきたわけじゃないですか。都会大好き、消費文明万歳。風の谷よりトルメキア王国。うつし世は夢、XBOX LIVEこそまこと。彼女がいなくてもブルーレイがあればヘッチャラさ!そんな人間には、この「真っ当さの肯定」はキツいものがありましたよ。「お前は客じゃない」と言われたら、それまでの話ですが。 宮崎御大が『シグルイ』で
アメリカ在住の下村努という日本人がハッカーと対決した事実がベースのノンフィクション。但し映画では犯人であるハッカーの視点で描かれている。 (HILO)
以下に記すのはこの映画を観て感じた個人的感想と、改めて再認識した鑑賞者としての自分の立場のことであって、必ずしもこの映画の批評に限らぬことばかり偉そうに書いています。不快にさせたらすみません。どうか平に御容赦を。 説明すればダサくなる、喋らせすぎれば底が割れる、描きこめば普遍性を失う。そうやってダサさをよけてよけて避けて避けて消去法で作られた映画を観るのに、もうオレはいいかげんウンザリしているんだ。オレは落とし穴に落ちてないだけで全然飛べてない映画を観て「落とし穴に落ちてない! ダサくない! だからいい!」なんて全然思わないんだ。落とし穴に落ちたっていいんだ。落ちなくてもいいんだ。そんなことはどっちでもいいんだ。飛べばいいんだ、或いは落ちればいいんだ。 こういう映画の作り手は、一から説明しない、台詞で語らないのはこの作品のスタイルですよ狙いですよあえてやってるんですよと皆さん口を揃えてそう
**ネタバレ注意** 映画を見終った人むけのレビューです。 これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。 まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 京子(小池栄子)の愛が純粋愛に見えたとしたら、それは彼女が坂口(豊川悦司)への同化を試みたからだ。一人の対象に対して、あるいはその対象の思いに対して、一体となって共闘する行為。それは、テロリストが、信じるものと、それを信じる我が身に抱く自己愛だ。京子は、「いっしょに闘いましょう」と坂口を誘う。そして、「これで敵がはっきり分かってすっきりした」と弁護士長谷川に宣言する。 内向的テロリストたる京子の敵とは、何だったのだろうか。彼女は、いったい誰と闘おうとしていたのだろうか。本当は、彼女にも分からなかったのだろう。闘うこと自体が目的化するのがテロリストであり、京子にとって坂口の改心は、敵を
西暦2005年、夏、米国東海岸○ーバード大学食堂ホールにて。 「アメリカはそのうち火星に人を送るわ。日本人は土に縛られているからだめなのよ。だから月にすら行けてないじゃない。」 「地球温暖化なんて小型の核を落とせばすぐ解消するわ。ブッ○ュはそこまで考えているの。土に縛られているから地球全体の視点でものごとが考えられないのよ。人々が気づくためには核を落とせばいいんだわ。」 発言者は○ーバード大の客員の先生です(ただし授業での発言にあらず。アンオフィシャルな発言です。←当然か)。クェスとは年齢の差はありましたが、その発想は極めて近似していてあな恐ろし。私にはクェスはまったく理解し難いが、クェスが現実世界に降臨する近未来を予言した作品だったとあらば、採点5はやむなしか。う〜む。
結論から言うと、これはハーレクインロマンスだ。ハーレクインロマンスというキーワードで、この映画のすべてが理解できる。 オレはずいぶん以前に、ほんの数冊だがハーレクインを読んだことがある。本屋で死ぬほどたくさん出ているゴキゲンな表紙絵のあのロマンス小説群はいったいなんなんだろうと不思議に思い、古本屋で1冊50円程度のハーレクインを買って読んでみたのだ。数冊読んでみて共通していたのは、ビビッてたじろぐほど中身がないということである。主人公はたいていが冴えない女で、脈絡もなく唐突にメチャクチャ二枚目の男と出会う。女は当初そのハンサムを好きではないのだが、知らないうちに特に理由もなくいきなり好きになっている。一方ハンサムも問答無用で主人公の女を好きになっている。そこらへんが読んでいるオレにとっては疑問だらけだったのだが、数冊読むうちにハーレクインとは例外なくそういうもんらしいということが判ってきた
**ネタバレ注意** 映画を見終った人むけのレビューです。 これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。 まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 いつもの新海節、いやこれまでにないほどハイクオリティな新海節の映画だ。今回も恥ずかしいほど青臭く、作者の自意識が痒くて痒くてたまらない。 オレが思うに新海誠は大林宣彦と同じ人種、「リリカルマッチョ」なのだ。彼らには、「詩情も過剰に描くと逆効果」ということがどうしても理解できない。さりげなく描いてこそ効く「繊細さ」を、全力投球で描いて台無しにしてしまう。たぶん体内のリリシズム含有量が常人よりケタ違いに多くて、それを吐き出すだけで自意識が暴走したキモい映画が自然とできあがるのだろう。 新海誠のアニメーションはいつも背景美術が美しく、特に今回のクオリティは凄まじく、来るところまで来た感があ
**ネタバレ注意** 映画を見終った人むけのレビューです。 これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。 まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 冒頭のレイバーのシミュレーション場面で、野明のモニターに突然現れる猫。すぐにレイバーの脚を止める野明。これは、急に何かが飛び出した際の、操縦者の咄嗟の判断力、或いは機体の反応の検査なのだろうけど、後の、動物たちが絡む場面と併せて見れば、その訴えている所が見えてくる。最も印象的なのは、落下した飛行船からのガス噴射の場面。ガスマスクで完全防備した自衛隊員が、置き去りにされた犬に吠え掛かられて目を震わせる場面は、それより前の箇所で、傷心の南雲が榊の家で、犬の優しげな目で見つめられる場面と、見事なコントラストを成している。また、この飛行船落下を招く場面では、狙撃の邪魔になるカラスが、単なる障
**ネタバレ注意** 映画を見終った人むけのレビューです。 これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。 まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 *『涼宮ハルヒの憂鬱』関連のネタばれあり、しかも映画の感想全然なし。ロケ地情報のみ。 この映画に出てくる舞台のおばさんの家は西宮市の満池谷という所で夙川駅から北東に行ったところにある。ここから兄妹が住んでいた池のほとりは非常に近い(グーグルマップで是非探してみて)。映像でも出てくるんだけど池の給水ポンプ場の様な白い塔があってニテコ池といいます。 戦争が終わってほら穴の向かい側の家の令嬢が疎開先から帰ってきてレコードをかけるシーンがあるのだがこの場所にはあの松下幸之助の大邸宅がある。野坂が考えたか高畠が考えたか知らんが今で言う勝ち組負け組みをこのシーンで表現しているわけだ。このニテコ池
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