パビリオンの建設遅れ、爆発事故などとトラブルが続く、大阪・関西万博。大阪府は、府内の小、中、高校の児童・生徒を無料招待する「日本国際博覧会子ども招待事業」を計画、「子ども100万人動員」などと号令をかけるが、これについても学校現場からはブーイングの声があがっている。府からの事前アンケートに「不参加」の選択肢がなく、暗に参加を押し付けられている感があることや、無料招待といっても交通費がかかり引率教員の負担が重いことなどが理由だ。 【写真】参加国を不安に陥れた脆弱な地盤はこちら 選択肢は2つだけ 「大阪府が上から目線で市町村に押し付けてくるのはおかしい」 敢然と反旗を翻しているのは、交野市の山本圭市長だ。 大阪府による事前アンケートは「意向調査」として、府下の市町村に尋ねている。招待事業に参加するかどうかの意向を5月31日までに回答するよう求める内容だ。 学校単位での参加について、交野市が市内