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8月11日、12日の2日間で開催されるコミックマーケット「C104」にサークル参加します。僕は2日目の12日に参加です。 冬の「C103」にはじめてサークルとして参加しましたが、楽しかったのでまた出ることにしました。 今回、女性アニメ監督について書いた「日本の女性アニメ監督1」を出します。ページ数は72ページで、文字だけで構成されています。 お代は、600円の予定です。 『日本の女性アニメ監督』表紙 2024年は、劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』を永岡智佳監督が、『化け猫あんず』ちゃんを久野遥子監督が(山下敦弘監督と共同)、8月30日から山田尚子監督の『きみの色』と注目劇場アニメを女性監督が務めています。 興行収入(コナン)、内容(きみの色)、賞レース(あんずちゃん)とそれぞれに注目されている理由がありますが、今年は女性のアニメ作家が、「映画」という枠組みにおいて
リアルサウンド映画部に、京都アニメーションについて書きました。 “世界を肯定する力”をくれる京都アニメーション その卓越した技術が伝えてきたもの|Real Sound|リアルサウンド 映画部 この記事を書く時に考えていたことについてここに記しておきます。 事件があって以降、ジョン・レノンの殺害事件について調べていました。別に、京都アニメーションとジョン・レノンを比べているのでも、並び称しているわけでもありません。そもそも人の悲しみにも悲劇にも、序列なんてつけようがないと思っています。事件そのものについて調べていたのではなく、あの痛ましい事件を当時のファンの人たちはどのように受け止め、どのように乗り越えようとしたのかを調べようと思ったのです。 しかし、なかなかそういう情報は出てきませんでした。出てくるのは、犯人のマーク・チャップマンのことばかり。ポール・マッカートニーやオノ・ヨーコが今、あの
『けいおん!』や映画『聲の形』の京都アニメーションの最新作『リズと青い鳥』が4月21日から公開される。 武田綾乃氏の原作小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』の映画化にあたる本作は、コンクールに向けた新しい自由曲「リズと青い鳥」のソロパート担当である鎧塚みぞれと傘木希美の2人に焦点をあてた作品だ。 吹奏楽部の多様な面々の群像劇的な『響け!ユーフォニアム』シリーズの描き方とは打って変わって、本作で掘り下げるのはみぞれと希美の2人の世界だ。 ささいな一挙手一投足から感情が溢れ出す、美しい青春映画であり、言葉ではすくい取れない「名前のない感情」を映像によってすくい取ろうという意欲的な作品となっている。 彼女たちの思春期の瞬間を「まばたき一つも取りこぼすのが惜しいと思った」と語る京都アニメーションの山田尚子監督に本作について伺った。 言葉で彼女たちを決めつけたくなかった
言葉で決めつけたくないから映像にする 山田尚子という監督は、今日本の現役映画監督の中で最もフィルムメーカーらしい人なんじゃないかという気がする。今年カンヌ国際映画祭に行く濱口竜介に近い存在かもしれない。人間は言葉で思考し、コミュニケーションする生き物だが、優れたアーティストは絵や音楽などそれぞれの手法で言葉と言葉の間にこぼれ落ちた、捕まえきれない情動を表現する。凡庸な表現者は、言葉の範疇に収まるものを他の表現物に代替させているだけにすぎない。ただライターとしては、そういう作品の方が仕事は楽だ。優れた作品ほど仕事しづらくて困る。困るけど映画ファンとしてはそういう作品に出会えた方が嬉しい。 で、『リズと青い鳥』はどうなのかと言うと、非常に困る作品だ。素晴らしい。あの2人を描くためには、確かに映像ではなくてはならかったという気がする。原作では希美とみぞれの間で久美子が立ち回ることで描かれた2人の
昨日、NHKのクローズアップ現代で、新海誠監督の「君の名は。」の大ヒットの謎を解く特集を放送していた。、一応ソーシャルメディアでの口コミの広がり方にも触れられてはいたが、ヒット分析というより、観客の感動ポイントを探るという趣旨の構成だった。すでに作品を見た人が「ああ、そうだよね」と思える内容ではあったと思うが、これがあるからヒットしたのだ、という明確な解答は見いだせていなかった。 まあ無理だと思います。この作品のヒットはあまりにも突然変異なので、説明するのがすごく難しい。大きな理由がひとつあったから売れた、というより様々な要因の全てが良い方向に循環して偶然に誕生した、という印象だ。そこには狙っていたものもあるだろうし、本当に偶然なものもあるだろう。 今更いうのもあれなのだが、試写会で見てこれが売れるだろうと思った。ただ最大で45億円くらいではないかと思った。細田守の「おおかみこどもの雨と雪
昨日(2016年11月14日)放送のNHKドキュメンタリー「終わらない人 宮崎駿」が面白かった。宮崎監督のドキュメンタリーが放送されると大抵話題になるが、また長編作品の構想を練っていることがすでにニュースにもなっている。 [宮崎駿監督]長編アニメ復帰に意欲 「何もやっていないで死ぬより…」 | マイナビニュース 「何もしないで死ぬより、やっている最中に死ぬ方がまし」と語っていたり、親しい人やともに映画を作ってきたスタッフの訃報があったりと命や生きるということについて考えさせるような内容の番組になっていた。番組の中心となるのは、宮崎監督が現在取り組んでいる短編CGアニメ「毛虫のボロ」の制作過程なのだが、この制作においても生命をどう扱うのか、どう描くのか、が問いになっている。 若いCGクリエイターとの仕事に新鮮な希望を感じて取り組み始めた短編企画だが、どうにも細部の動きのディテールに生命の躍動
※ネタバレもあるので、本作を鑑賞後に読んでいただくと幸いです。 正直に告白すると、『シン・ゴジラ』には期待していなかった。予告から漂う「会議ばっかやってる」感と、あれだけの豪華キャストなのにいまいちな演技。やはり庵野秀明監督には実写は無理なのではないかと思った。それになぜフルCGで作るのに、きぐるみっぽくしてしまうのか疑問だった。特撮が好きなのはもちろん知っているが、せっかくCGという多様な表現が可能な技術を手に入れたなら、過去の想い出に縛られていては意味がないじゃなとないかと思っていた。それに試写がまわっていないのも不安材料だった。「進撃の巨人」の時に試写でコテンパンに言われてしまったのでビビって、事前に見せずに期待値による瞬間風速で逃げ切るつもりかと勘ぐっていた。 という事前の予測をはるかに裏切って、本作は傑作だった。本当にすいませんでした。 本作は、「もし現代日本にゴジラが出現したら
いきなり結論から書くと、ものすごい面白い映画なのだが、この映画は、何を期待して劇場に足を運ぶかが大変重要になると思う。というのも本作は「メディアが見せない衝撃の真実」を白日のもとに晒す、という作品と思ってはいけない。マスメディアは彼を嘘つきの悪人だと断じた、しかし本当はそうではないんだ!ということを主張する作品ではない。かといって佐村河内守氏について、悪者なのかメディアスクラムの犠牲者なのか、その両論のバランスをとるようなスタンスでも全くない。そんな冷静さを装って作られた作品では全くないと思う。そういう「バランスを取る風」の記事ってパット見、真実語ってそうに見えるけども。 このレビューを書いてる最中にこんなはてブコメントを見つけたのだが、本当にこの3つをグルグル回ってるなーと思う。 チリのサケ養殖について調べてみた – 最終防衛ライン3 5の話を10という記事、10なんて真っ赤な嘘だ、0だ
「あんなのは映画じゃない」という批判 映画ファンの方や専門家などで気に入らない映画を貶めるときに「あんなのは映画じゃない」という言い方をされる方がいる。その方にはその方なりの映画の定義があるのだろうけど、社会全体でこれは映画で、あれは映画じゃない、というはっきりした定義はない。映画館で上映されていれば映画なのかな?ぐらいの漠然としたイメージぐらいしか存在していない。もちろん映画研究もそれなりに歴史を重ねているので、研究者や作家の間では映画とは何か?というのはあるにはあるが、映画もその議論もいまなお進行形で進化しているものだと思うし、特に現代は変化のスピードが速い。今はODS(Other Digital Stuff)といって音楽ライブや落語やオペラなども映画館で見られる時代になった。では落語を撮影した動画を映画館で上映したら映画になるのか?と言えば何か違う気もする。 ただ、お金を払って映画館
映画でも音楽でも漫画でも文学でも演劇でも表現の世界は残酷なくせに眩い。一握りの成功者のスポットライトに魅せられて多くの人が努力して、光が当たる人の何十倍、何百倍の屍が築かれる世界。 それでもモノ作りの道を志す人は後を経たない。成功者のスポットライトがそれだけまばゆいからか。それもある。しかし、本当の理由は別にあるかもしれない。それは表現する人だけが味わえる快感。 映画「幕があがる」はその快感を初めて味わう少女たちとその快感を忘れられない人の物語だ。今作はその得体の知れない快感をこのうえなく魅力的に描いてみせた。 「幕が上がる」というタイトルが演劇の快感に気づくことのメタファーだとすると、この作品は初めて幕を上げる女の子たちと、一度は幕を下ろした一人の女性が再び幕を上げる物語だ。弱小演劇部がかつて「学生演劇の女王」だった新人教師・吉岡(を演じるのは学生演劇出身の黒木華)と出会うことから演劇部
フランスの風刺画テロ事件について書こうと思う。イスラム教についても多文化主義についても専門ではないが、表現の自由を巻き込んだ議論も展開されているし、やはり気になる事件でもある。今後の欧州の映画作りもこの事件の影響を少なからず受けるかもしれない。アメリカ映画における9.11のように。 テロ=イスラムではないとする意見を支持する この事件単体に関して言うと、僕がまず支持するのは、卑劣なテロ行為とイスラム教を分断するための言説だ。例えば以下のような。 我々イスラム教徒は「シャルリー・エブド」を支持する | Asif Arif 彼らは、不正を前にしても常に忍耐強かったという開祖の名の下に行動した。イスラム教の開祖が道を歩いているところを女性から毎日ゴミを投げられていたという逸話がある。正義を訴えることもできたが、彼は何もしなかった。彼が忍耐強かった証拠である。その女性がゴミを投げつけてこなかったあ
作品の厚みよりも分厚い周囲の喧噪 『明日、ママがいない』、予定していた全9話の放送が終了しました。第一話放送終了時点で多くの言及がなされ、その後も毎週のようにこのドラマについて書かれた文章を見ない週はないというほどに大きな騒ぎの中で放送が続きました。 もはや作品そのものが持つ厚みよりも周辺情報の方が分厚いような状況だったと言えるかもしれません。 そういう状況化で作品評を書くというのは、大変に難しいです。できるだけ作品の本質に近づくことが評論の目的だとすれば、この作品は周囲の喧噪があまりにも大きかったので、どんな情報に触れ、どの入り口から入るかで、見え方が全く異なってくるでしょう。 さりとて、児童養護施設や里親制度の実態の専門家でもない僕は、周辺情報まで引っくるめてまとめて論評するだけの知識を持ち合わせていません。せいぜい僕にできるのは僕なりの作品解釈を提示するぐらいですが、理解の一助になれ
昨日、報じられたこの件について、少し。クラウドファンドで上映資金を募集していて、いくらか出した程度の「プチ当事者」でしかないので、内容の是非を論じれる立場にはないのですが。 震災映画に過剰演出?被災者、ラジオ聴くふり : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 震災記録映画「ガレキとラジオ」でやらせ ラジオ聴くふり:朝日新聞デジタル 関係者によると、やらせを強いられたのは同町の仮設住宅に暮らす70代の女性。梅村監督らに対し、女性は当初、出演を断ったが、撮影班が何度か訪ねるうちに承諾したという。数回目の撮影中、女性はラジオを聴くよう求められた。普段聴いていないことを伝えたが、撮影班は「聴いてるふりをしてください」と指示したという。 映画「ガレキとラジオ」は宮城県南三陸町の災害FMラジオ「FMみなさん」の活動を追ったドキュメンタリー。ラジオの製作者はみなさん素人の方々で2011年5
撮影した後が楽しい動画アプリ、『MECHIKA BOOLA(メチカブーラ)』なら誰でもカワイイ動画が作れます 2014年はネットは動画の時代に突入するようで、広告市場もメディアも動画の話題が多くなっていますね。有名YouTuberなどもいろんなとこで活躍するようになってきました。 スマホのアプリの方でも昨年からVineやInstagramにビデオ機能が追加されるなど、動画で遊ぶアプリが増えて来ています。 Instagramは写真の世界で誰でも綺麗なカッコいい写真を作れるフィルター機能が受けたわけですが、動画は写真よりもいろんなことができる反面、扱いが難しくて面白いものを作る敷居は高くなっちゃいますね。 動画を作る時に楽しいのは撮影時もさることながら、撮影した後に編集する時の出来上がっていく時が一番楽しかったりします。それをスマホ上で簡単に実現できたら、なかなか楽しいだろうと思うんですが、そ
2/11に日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム事務局の主催する「脚本アーカイブズ・公開記念シンポジウム」に参加してきました。 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムは、映画やテレビ、舞台の制作の設計図とも言うべき脚本・台本を後世に継承していくために2003年に発足した団体。当時、日本放送作家協会の会長だった故・市川森一氏の呼びかけで始まり、現在は岸辺のアルバムなどで知られる脚本家の山田太一氏が会長を務めています。 今回開催されたシンポジウムでは、2014年の4月をめどに公開予定の脚本アーカイブズの開始を記念して開催されたもので、脚本をアーカイブしていくことの課題と現状を議論・整理し、改めてその意義について問い直す内容となりました。 脚本は映画やテレビ、舞台などの作品を制作する上での設計図となるものですが、脚本もまた一個の独立した「作品」でもあり、また初稿から最終稿、さらには出来上がった映
僕はあの映画の何に感動したのか 1994年のイタリア映画で「イル・ポスティーノ」という作品があります。イタリア語の作品ながら、米国アカデミー賞の作品賞にノミネートされ(通常英語以外の作品は外国語映画賞のカテゴリになる)、高い評価を受けた作品です。イタリアの小さな島に住む郵便配達人マリオは、チリから亡命してきた詩人パブロ・ネルーダの元に世界中から届くファンからの手紙を届けるうちに、詩人との交流を経て詩や文学の素晴らしさに目覚めていく、という物語。イタリアのプローチダ島で撮影された本作は世界中で高い評価を受け、日本でもミニシアターでロングランヒットを記録しました。 多くの映画スターや有名監督も惜しみない賛辞を送ったこの作品は、必ずといっていいほど、主演俳優の逸話とともに紹介されます。主演のマリオ役を演じたのはマッシモ・トロイージ。イタリアでテレビや映画、舞台など多方面げで活躍した俳優ですが、彼
1/15(水)日本テレビのドラマ「明日、ママがいない」に熊本の慈恵病院から放送中止の要請を出すとの報道があった。まず騒動の論点整理。 ドラマ「明日、ママがいない」に中止要請 – 芸能ニュース : nikkansports.com 養護施設の描き方も、「職員が子どもに暴言を吐き、泣くことを強要するなど現実と懸け離れたシーンが多すぎ、誤解や偏見、差別を与える」と指摘した。これは三上博史演じる施設長が「泣いたものから食べていい」「おまえたちはペットショップの犬と同じだ」などと言い放つシーンとみられ、近く放送中止の要請と制作経緯の説明を求めるという。 このドラマの放送をご覧になった児童養護施設の関係者の方々もまた違和感を表明している。 ドラマ「明日、ママがいない」第1話へ児童養護施設関係者からのツッコミ – Togetterまとめ 第一話放送時点で、こうした指摘を受けた部分は主に以下の2点に集約さ
映画館不況のご時世ですが、新宿は映画館がなぜか増えています。 ミニシアター、シネマカリテは一昨年にオープンし、コマ劇場跡地にはこの街で3つめのシネコンであるTOHOシネマズ新宿も来年にはオープンします。 シネコンが3つもある街は他には首都圏だと川崎ぐらいですかね。さらに新宿武蔵野館やシネマカリテ、角川シネマ、テアトル新宿やk’s cinemaやシネマート新宿などミニシアターもある。 多様な映画作品が楽しめる街になってきました。 シネコンの1つである新宿バルト9は深夜まで上映しているので、時間の融通も聞きやすい。新宿は眠らない街なのでいいですよね。歌舞伎町にできるTOHOシネマズも夜遅くまで上映するのかな。あの街なら明け方まで需要あるかも。終電逃す人多いし、あの街。 さらに映画ファンならフラリと立ち寄りたくなるこんなお店もオープン。 新宿に「ディスクユニオンシネマ館」オープン-映画により深く
ハンナ・アーレントの提唱した「悪の凡庸さ」は、20世紀の政治哲学を語るうえで大変な重要なものです。人類史上でも類を見ない悪事は、それに見合う怪物が成したのではない、思考停止し己の義務を淡々とこなすだけの小役人的行動の帰結として起こったとするこの論考は、当時衝撃を持って受け止められました。凡庸な人間がそうした悪に鳴り得るということは、人間は誰でも思考を放棄すればアイヒマンのようなことをしでかすかもしれない。その可能性を考えるのは怖い。なので人はその可能性に眼をつぶり思考停止してしまいたくなる。しかし「悪の凡庸さ」が突きつけるのは、人間と非人間と分け隔てるのは思考することであるとします。 映画「ハンナ・アーレント」は、アーレントがアイヒマン裁判を膨張し、「エルサレムのアイヒマン」を発表し、ユダヤ人の友人やコミュニティから非難されても、思考を止めずに主張を続ける彼女の姿を通じて、思考することの重
地上波の民放5つの中で、特異なポジションにいるテレビ東京。時にテレビや新聞は他社と横並びな情報ばかりやるという批判を受けることもある中で、テレ東だけはそういう批判にさらされません。その我が道を行く姿勢は、ネットでもこういう風によくネタにされますね。 NHK「猪瀬東京都知事辞職表明」 日テレ「猪瀬都知事辞職表明」 テレ朝「猪瀬都知事辞任表明」 TBS「猪瀬都知事辞任表明」 フジ「猪瀬東京都知事辞職表明」 テレ東「冷え込んだ朝にも大活躍!」 今日もテレ東は通常運転です。 pic.twitter.com/c2jzz7CGCE _supu — 人気画像宅配便 (@gazo_takuhai) December 21, 2013 まあこうしたネタはご愛嬌ですが、テレ東にはそれだけ番組編成にも製作姿勢も他の民放とは違います。それはテレ東が他局よりも金がないから、横並びで同じことやったら負けてしまうことが
先日、テレビの視聴率調査でお馴染みのビデオリサーチ社が、Twitterをテレビの評価指標とする「Twitter TV指標」を2014年6月から提供開始すると発表しました。 ビデオリサーチ 「Twitter TV指標」提供に関し、Twitter社との協業に合意 |プレスリリース 2013年 | ビデオリサーチ 昨年の10月にTwitter社と共同で新たな番組指標の開発に取り組むことは発表済みでしたが、今回具体的な開始時期の明示と、なにをどんな風にデータとして提供するかが発表されました。 新たに提供される指標は、プレスリリースによると以下の4つ。 「Twitter TV指標」は、『ツイートの投稿数』『ツイートしたユーザー数』『インプレッション数』『インプレッションユーザー数』などにより構成されます。その中で、「インプレッション」はTwitter社との協業により、当社が国内で初めて提供するものと
Venture Beatに以下の記事が出ていたので、タイトルに惹かれて読んでみた。 Content may be king, but in the online kingdom convenience is queen | VentureBeat | Media | by Tom Cheredar コンテンツは王様だけど、オンラインの世界では利便性は女王様だよね、というタイトル。記事の内容は、ゲーム・オブ・スローンズをオーストラリアから見たくて、あらゆるオンデマンドサービスを検索したけど、提供されていないので、海賊版をダウンロードした。テレビのコンテンツは素晴らしい質のものがあるのに、利用するにあたっての利便性が低いために、海賊版に手を染めざるを得ないという人がたくさんいるはずだ。コンテンツの需要は多くあるが、消費するのに不便な状態がコンテンツ業界を苦しめているのでは、と大体そんな内容。
脱力系映画の旗手、山下敦弘監督の新作です。山下節が炸裂してますね。 こういう、取り立てて何も起こらない日常を描くようなタイプの作品は、下手な人が演出するとホントに退屈なだけの作品になっていましますが、やっぱり山下監督上手いですね。 でも山下監督の映画を見ていつも思うのは、この脱力感の魅力をどうやって言葉にすれば伝わるか、ということ。すごく言葉で伝えるのが難しいタイプの監督だと思う。空間ごと切り取って見せれる映像ならではの表現家だとも言えるのですが。最近ではハードなタイプの作品も作っておられますが。 この映画は、東京の大学を卒業して、就職せずに甲府の実家に帰ってきた次女のタマ子がダラダラする1年を描いた作品。一日じゅう、ジャージ姿で漫画読んでゲームやってという日々を過ごし、就職活動も全然しないが、ニュースを見ては「日本はダメだ」と一丁前の口をきく女の子。 しょうもない日常をダラダラと過ごして
イギリス、アメリカ、オーストラリアでユーザーと番組を繋ぐプラットフォームを提供するZeeboxの開発者、Anthony Rose氏のプレゼンでもユーザー参加型の番組の紹介がありましたが、番組製作サイドであらかじめユーザーの参加を前提にしたテレビ番組は日本でも徐々に生まれつつあります。 Rose氏のキーノートに続くセッションでは、日本のテレビ番組におけるユーザー参加型の番組事例を、製作者の方々から紹介となりました。 今回のセッションで取り上げられたのは以下の3つの番組。 THE MUSIC DAY 音楽のちから(日本テレビ)プレゼンター:海野大輔氏 リアル脱出ゲームTV(TBS)プレゼンター:中島啓介氏 テラスハウス(フジテレビ)プレゼンター:下川猛氏 司会はバスキュールの西村真里子氏。多数のテレビ連動のアプリなどを番組製作者とともに開発・企画などを手がけておられる方です。 THE MUSI
ソーシャルTVカンファレンスの最後のセッションはトークバトル。登壇者は北海道テレビ「水曜どうでしょう」のディレクター、藤村忠寿氏、同人誌「久谷女子」でお馴染みの博報堂DYの森永真弓氏、角川アスキー総研の遠藤諭氏、東芝レグザのTimeOnなどの高機能録画機能を開発した片岡秀夫氏、そして今回のソーシャルTVカンファレンスの発起人である境氏。番組製作の現場の生の意見、メディア全体の現状、ネットのパラダイムの話など多岐に渡る議論となりました。 「視聴者は友達」という感覚 北海道テレビの生んだ人気番組「水曜どうでしょう」は、番組ではTwitterもフェイスブックもやっておらず、今では名物ディレクターとなった藤村忠寿氏もソーシャルメディアはやっていません。ネットでの展開は、古いデザインの公式サイトくらい。にもかかわらずこの番組は口コミでの拡散力によって、全国区の人気を獲得した番組です。 藤村氏はファン
黒子のバスケ脅迫事件が一段と深刻さを増しているようです。 昨年から関連イベントが脅迫を受けて、続々と中止を決定し、しばらくは動きがなかったのですが、今月に入りセブンイレブンのウエハースに毒を入れたとの脅迫があり、セブンイレブンはこれを撤去。 さらにはツタヤにも脅迫状が届き、11月3日までにツタヤ全店で関連商品を撤去するそうです。 「黒子のバスケ」TSUTAYAから全商品撤去へ レンタル・販売中止に → 「事実です」 – ねとらぼ この事件、犯人の動機が判然とせず、犯行も1人での犯行なのか、複数なのか、長期に渡り話題を呼んだために模倣犯が出ているのかもハッキリしませんが、問題が長期化して沈静化する気配を見せず、それどころか深刻さを増しつつあります。 各企業やイベント運営側の対応は、犯人の目星がつかない以上、致し方ない部分もあると思います。現代は評判のリスクが増大していますから、仮に脅迫状を無
なんか孤独のグルメの楽曲が別のテレビ番組で無断で使用されているらしい。 テレビ業界にモラルなし。 : 地底レコードblog テレビ業界にモラルなしの状況。NHK、テレ朝、以外の関東メイン局が全て無断使用。クレジットなし、問い合わせもなしですから、著作権担当者に伝われば頭痛いだろうな。 一応、皆さん久住さんの言葉の中に著作権フリーとあったからとのことのようですが、ちょっと無理があるのではないのかなと。 レコード盤面にも書いてありますし、常識で考えればマズいことになるは分ると思うんですがね。 そしてYouTubeでも無断でアップロードされているらしい。 YouTubeでの著作権侵害 : 地底レコードblog スクリーントーンズ「孤独のグルメOST」「孤独のグルメSeason2」の音源がYouTubeで無断で1曲ごとに全曲が掲載されていて、削除依頼をして手続きを進めているのですが、その手続きがや
人の思考は全て過去の経験や学びから作られていくものだ。何一つ独立して突然生まれるものではない。過去に何をしたか、何を読んだか、何を観たか、何を聞いたか。僕らの思考を形作るものは過去からの学びだ。 多様で豊かな完成や思考を身につけるには多くの文化に触れた方がいい。社会が豊かなものであるためには、社会は人々が本や映画、音楽など文化的成果物にできるだけ自由にアクセスできる環境を作ることが望ましい。 しかし、そうした環境を作る以前に本が失われてしまったら意味がない。20世紀初頭の太平洋戦争時、貴重な文化遺産ともいうべき図書館の蔵書が、東京大空襲によってまるごと喪失してしまうかもしれない危機に見舞われた。 日比谷図書館を始めとする東京中の図書館も空襲に見舞われ全館消失という惨事で実に44万冊もの本が焼かれてしまったという。 しかし、そんな貴重な蔵書を一冊でも戦争の火の手から守ろうと、本の疎開を行って
この録画視聴の件、朝日だけが報じていて、他紙が全然追随していないのでどこまで本当かわからないのですが、実際に導入となるとテレビ業界には大きなインパクトのある話です。 朝日新聞デジタル:視聴率、録画も本格調査へ 公表に消極的な局も テレビ番組の視聴率を調べるビデオリサーチ社が、録画して番組を見た人もカウントする「タイムシフト視聴調査」を10月から本格化させる。録画で見る人が増えているのに合わせ、視聴の実態をより正確にとらえたいとの狙いがある。 ご存知の通り、テレビ番組の価値を図る唯一絶対の指標となっている視聴率は、日本では今のところリアルタイム視聴のみをサンプリングしています。朝日新聞の上記の記事では、これに加えて録画によって視聴されているものも計測し、視聴率に反映させていくとのこと。 時代の流れとしては、この動きは必然というか、視聴者の視聴行動により即したデータを、と考えれば当然の帰結にな
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