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大谷翔平
tkenichi.hatenablog.jp
東京大学 講義 加藤和也教授 UT OpenCourseWare 東京大学が学術俯瞰講義を Podcast で公開しているというので、通勤時間中に聞いてみた。試しに聞いてみたのは離散凸解析で有名な室田先生の「4.最適化の数理-応用数理の視点」。純粋数学過ぎずに、数学と工学を結ぶところのトピックをうまく説明していておもしろい。半正定値計画法とか赤池情報量規準の話まで学部1、2回生向きの俯瞰講義で出てくるんですね。 ネットの時代の情報の扱い方についても触れられているのは現代的ですね。私の頃にこういう俯瞰的な講義を聞いていたら進路を変えていたかもしれないなあ。 半正定値計画というのは線形計画法を実対称行列に拡張したようなもの。変数が実対称行列になっていて、条件式や目的関数は、1次式の代わりに実対称行列の内積(行列の積のトレース)を使い、半正値条件は実対称行列の半正定値性を使う。これで双対定理や内
量子ファイナンス工学入門 作者: 前田文彬出版社/メーカー: 日科技連出版社発売日: 2005/04メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 92回この商品を含むブログ (16件) を見る 2006年日本トンデモ本大賞 を大差で受賞したそうです。酷暑で頭がとろけそうになる中、さらに頭のねじを外してしまいたいならば、ぜひどうぞ。ツッコミどころ満載です。 株価について働く力についても同じで、宇宙の進化につれてもともと1つであった力が4つに分離したならば、株式の運動メカニズムは素粒子のような極小な物質に働く4つの力を中心として考えるべきなのである。(P11) 株価はどんなに早く変動しても光速を上回ることはできないから、株価は光速の勾配が限界になる光円錐内でのみ運動する。(P30) なぜかゼータ関数も出てくるのだが sが12のときの分子691は、素数で素因数分解のできない類数が691で割り切れる
久しぶりに Pajek で遊んでみる。ネットワークの可視化ツールとしてデファクトだけれども、簡単なシミュレーションもできる。もちろん大規模のものを何度も繰り返す場合はマクロを書いたりしなければならないので面倒だけれども、本に載っている例をちょっと試したいとか、授業などの話のネタにやってみるぐらいなら簡単だ。また、R 形式でネットワークの隣接行列が出力できることがわかったので、これを利用してみる。 たとえば、おなじみスケールフリーネットワークを作って、次数分布のグラフを書く、なんてことをやろうとすると、 Pajek のメイン画面から Net > Random Network > Scale Free > Undirected を選ぶ Pajek でパラメータを選んでネットワークを作る Pajek のメイン画面から Draw で可視化 Pajek のメイン画面から Tools > R > Se
連続体力学の概念とリーマン幾何の概念の対応を考えてみる。をリーマン多様体の間*1の微分同相写像とする。この写像は等長的(すなわち)であることは仮定せずに、等長的なものからどれくらい離れているかを考える。 接ベクトル束に定義される微分写像を とする。これは連続体力学では変形勾配テンソルと呼ばれる。 接ベクトル束の間の束写像 についてリーマン計量によって転置写像 が定義される。 また、自分自身への束写像 が対称であるとは が成り立つ場合とし、正定値であるとは について が成り立つことをいう。 微分写像 とその転置から なる自分自身への束写像が定義できる。これらは正定値対称である。連続体力学ではを右Cauchy-Green変形テンソル、を左Cauchy-Green変形テンソルという。 微分写像 は正定値対称写像と直交写像に分解できる。 とは正定値対称写像であり、は直交写像である。 は右分解と左分
30代未婚男 (生活人新書) 作者: 大久保幸夫,大宮冬洋,畑谷圭子出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2006/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (21件) を見る 少し前に「負け犬の遠吠え」という本が話題になって、女性の晩婚化が話題になったが、その男性版かと思って読む。世代論としても、最近読んだのは期待はずればっかりだったけど・・・・・、これもいまいち。分析はありきたりだし、結論は学部学生の卒論並み。「負け犬の遠吠え」みたいなウィットに富んだエッセイだったらそれはそれで面白いのだが。 だいたい帯に『「男性の3人に1人は一生独身」という時代がやって来る!?』なんて書いているけど、その根拠は女性の生涯未婚率*1が現在(2000年の国勢調査の結果)の5.82%が国立社会保障・人口問題研究所による2050年の推計では16.8%になることから、男
空間知能化のデザイン―建築・ロボティクス・ITの融合 作者: 橋本秀紀,渡辺朗子出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 空間知能化、とは耳慣れない言葉だが、空間にネットワーク配置されたセンサー群と、情報提示装置、そしてロボティクスによって人間に対して働きかけを行うことにで、人間の知的営みを空間全体でサポートするためのコンセプトのこと。この本では現在の技術をどう組み合わせてこのコンセプトを実現するかというデザイン(もちろん設計の意味)を提示している。 その中でよく現れるキーワードがDIND(分散知能化ネットワークデバイス)である。簡単に言うとネットワークを介してつながったセンサーのことである。それがロボティクスとつながるということは、ロボットの視覚(目)、聴覚(耳)、物理制御(手足の動き)が空間内に分散
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