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大谷翔平
trailblazing.hatenablog.com
2017年4月19日(水)26℃ 晴れ時々くもり 108.431¥/$ 安倍一強政治の問題点が取りざたされる。しかし感情的に反発するだけでは何も変わらない。民進党の迷走や、国際関係における「危機」が一強状態を強化している。 現政権のすべてを全否定する必要はない。またそれは現実的でもない。しかし、一強状況に伴う緩みが、国民生活に及ぼし得る問題点も明らかになりつつある。一強体制は、野党の脆弱化と、自民党内部派閥の弱体化という二つの面で、再帰的に強化されつづけている。 政党制というものは常に不完全なものであり、常に、有権者に不満を齎すものである。しかし、グローバルに世界を覆う、立憲主義独裁のような動きが齎す災厄の可能性を歴史が教える中で、適切な対抗勢力がなんとしても必要なのだ。 対抗勢力にとってもっとも必要なのは、左右という軸が流動化する中で、国民に心にストンと落ちる言葉を組み立てることであり、
4年前マーク・アンドリーセンが書いたコラムが話題になった。あらゆる産業はデジタル化し、あらゆる企業はソフトウェア企業になるという内容の強烈なデジタル革命宣言だった。 アンドリーセンの予測は、かなりの部分、現実化している。 今のデジタル革命が、バブルなのか、(良いバブルか、悪いバブルか)などは定かではないが、あらゆる産業が多かれ少なかれ、ルビコン川を渡りつつあるのは事実だ。 音楽、映像などそもそもデジタルに親和性の強い分野はおろか、価値の90%がハードウェアの自動車産業にも否応なくその破壊的イノベーションは押し寄せている。 昔、この記事を昔要約したものが、あったので読み直してみた。 WSJ 2011 年8月 20日 Why Software Is Eating The World なぜソフトウェアが世界を食い尽くすのか By Marc Andreessen 今週、ヒューレットパッカード(私は
日本の地震学やリスクマネジメントは現在、あまりに決定論的で、最近のリスクマネジメントの趨勢である確率的アプローチが欠落しているという、元東芝のエンジニアのコメントがNYTによって報じられたことがある。 Reliance on old science left nuclear authorities unprepared for tsunami(Norimitsu Onishi and James Glanz) では具体的には確率的アプローチとは何かという続報のような記事が掲載されている。海外の監督機関や、原子力関連企業は、皆、今回の事故に対するシミュレーションモデルを持っており、それに基づいて、現在、発生している事態を分析し、炉心内部で何が起こっているのかを想定している。 さきほどの記事の中で元日立のエンジニアがインタビューに答えたように、日本にこういった、アクシデントマネジメントにシミュ
アジア予選というのは、なんとも言えず辛い。今回は格下中心の一次予選だ。日本のサッカーの未来というようなことを考えると、この試合の中で、選手、チームは何を得て、どう成長すればいいのか。 ミャンマーは、それぞれの選手のやる気、覚悟と、選んだ戦術のバランスがあまりとれていないチームだった。堅守速攻というには、ゾーンディフェンスで、大迫、南野、中島、堂安に十分なスペースと時間を与えていた。 長い芝で土砂降りの雨をたっぷり含んだピッチでは、ボールも止まりがちで、いつものパスサッカーというわけにはいかない。 それでも前半は、自力の違いを見せて、中島、南野が早々と得点を決めて、どこまで点差を広げられるかだけが課題になった。 しかし後半は、おそらくは、放送における興行的価値の関係も強く反映した久保の投入、武蔵のワールドカップ予選初参戦など期待感があったが、ある意味落ちついたミスを犯さないバランスの取れたサ
テレビや新聞の報道でいつも気になるのは、世論調査というものを大上段にふりかぶって、政府の行動を批判するというパターンの多さである。いつも不思議なのは調査されたのは誰かということだ。視聴率調査も世論調査も、自分のまわりであまり対象になった人がいないという点で共通している。ぼくの場合は、街角でアンケートお願いしますと言われたら、断固として嫌だというタイプなので、そういう対象にならないのは調査側の問題ではないが、どうも、世論調査に基づいた厳しい非難を聞くと、いったい誰の意見なのかという気になってしまう。昔、日米安保条約に対する反対運動の高まりの中、時の岸首相(突然政権を投げ出した安倍さんのお爺さん)が、「声なき声」は私を支持しているという名(迷?)言を残した。その後、結成された「声なき声の会」が私たちはあなたを支持しないといったらしい。 それにならえば、私は世論に属しないと言いたい気になってしま
今年のMLBはつまらない。イチローは絶好調だが、松坂も上原も故障者リスト入りだし、松井もヤンキーズであまり必要とされなくなったようで淋しい。最近は、深夜のプレミアリーグ今年のベストマッチのような番組を毎回録画して、ウィニングイレブンとからめて楽しんでいる。 日本人のぼくは、MLBファンといっても、個別のチームというよりは、日本人プレイヤーのファンなので、試合全体というよりも、どうしても、個別のプレイにフォーカスしてしまう。そのあたりが、どうも、MLBを心底楽しめない理由なのだろう。 野球世界での日本人プレイヤーのレベルに比べれば、日本人の格下感の強いサッカーの世界で、日本人プレイヤーなど誰もいないプレミアリーグでさえ、試合自体を楽しめるのとはかなり違った視聴者体験である。ウイニングイレブンというバーチャルな装置の存在も、この体験を増強してくれているのは事実だ。これに比べれば、野球ゲームはさ
グーグルに依存しない、日本的サイトの2チャンネルの管理人として、有名な西村博之さんの2冊目の本を読んだ。 「僕が2ちゃんねるを捨てた理由、ネットビジネス現実論」 ひろゆき(西村博之)(扶桑社新書) 2チャンネルというと、炎上とか祭りだとか、ネットの闇のように語られるので怖いと思っていた。たしかに、あの独特の絵がコピペされて、作り上げられる、暗い情熱は、苦手だ。 しかし、前に読んだ、濱野智史さんの「アーキテクチャーの生態系」という本の中で、ログが1000を超すと自動的にスレッドが終了するというアーキテクチャーは、西村さんの、常連を作らないという一種の哲学に基づいて組み込まれているという件を読んで、ちょっと感心した。サイトを悪くするのは常連だという見識が、仲間内的なインターネット環境を体験したときの自分の感覚に共鳴したからである。 実際、彼が、携帯が可能にする1対1コミュニケーションが、未成年
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