中比船舶、再び衝突 南シナ海のサビナ礁 時事通信 外信部2024年08月25日20時00分配信 【図解】サビナ礁 【マニラ、北京時事】フィリピン政府は25日、南シナ海南沙(英語名・スプラトリー)諸島のサビナ礁近海で同日、比側の船が中国側船舶から体当たりされるなどの妨害を受けたことを明らかにした。中国海警局も「不法侵入」した比側の船を取り締まった際に衝突が起きたと発表した。 中国、比の船舶再び衝突 南シナ海の係争海域で 同海域では19日に海警船が体当たりした比側の船に穴が開くなどの損傷が出たばかり。南シナ海を巡る両国の応酬が一層激化する可能性がある。 サビナ礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国が領有権を主張。比政府などによると、拠点に物資を運搬中の比側の船が中国海警局などの船8隻に囲まれて複数回体当たりされ、1時間近く放水銃を浴びせられた。比側の船はエンジンに不具合が生じ