ただ気になることがある。 交流戦での本塁打数が去年に比べても大幅に減少しているのである。 今季の交流戦全108試合での総本塁打数は、昨年の156本(1試合平均1.444本)から111本(同1.027本)と45本も減っているのである。 しかも111本塁打のうち23本は日本ハムの本拠地であるエスコンフィールド北海道で行われた9試合で飛び出したものだ。同球場は中堅121mながら左翼97m、右翼99mで膨らみもなく、外野フェンスの高さも大部分が2・8mと、本拠地使用していた札幌ドームに比べると、かなりミニチュア感のある球場である。そこで行われた9試合で全体の約5分の1の本塁打が量産されてのこの総本数である。同規模のスタジアムでその9試合が行われていれば、さらに本塁打数は減少していた、と考えるのが妥当だろう。 やはりボールは昨年に比べて飛んでいない。 この数字を見る限り、そう結論づけてもいいように思