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大谷翔平
kazugoto.hatenablog.com
www.sankei.com 上記の件に関して、性暴力に反対する一般社団法人「Spring」の、「虚偽の性暴力の訴えは被害者に対する人権侵害であると同時に、実際にあった性暴力の訴えに対してもそれを封じ込めるものである」という声明に賛同し、過去にこの件について行った数件のツイートを削除し、また黒岩信忠・草津町長及び関係者に対して謝罪いたします。大変申し訳ありませんでした。 また、近日公開予定である「wezzy」(サイゾー、閉鎖済み)に寄稿した文章の公開(転載)ですが、この件に関する言及を修正した上で公開いたします。今夏開催の「コミックマーケット104」までには公開する予定です。 同人サークル 後藤和智事務所OffLine 代表 後藤 和智 Springの声明はこちら。 spring-voice.org リンク先PDFより 性暴力の虚偽の訴えは、冒頭で述べました通り名指しされた方に対する著しい
まえがき 本稿は、2006年に刊行された『バックラッシュ!:なぜジェンダーフリーは叩かれたのか』に寄稿した文章で、現在は電子書籍『青少年言説Commentaries Lite』に収録しておりますが、同人誌のサンプルとして公開します。急速に忘れ去られようとしている若者論の記憶の断片です。全文を公開しておりますが、応援したい方は同人誌の購入か有料記事の購入でご支援のほどよろしくお願いいたします。 BOOTH kazugoto.booth.pm BOOK☆WALKER bookwalker.jp まえがき 1. はじめに 2. 我が国における教育言説空間 3. 若者論としての「バックラッシュ」言説の検討 4. 青少年問題言説の「罠」 5. 世代の罠 6. 教育の罠――進行する若年層の「反面教師」化 7. もう一度、世代論としての「バックラッシュ」言説を検証してみる 最後に――若年層をめぐる言論の
(11月10日記す) 補足すれば、支持母体からもわかるように、家父長制的な支配に魅了され一貫して理念に掲げてきたのも事実で、そのくせ本人は「家長」ではなく「お子様」キャラという鵺的構造が見事に現代日本にマッチしたわけである。「ゾンビ家父長制」、「こどおじ家父長制」などの分析概念が必要なのかもしれない。 https://t.co/tMEBtrznl7 — hhasegawa (@hhasegawa) 2020年4月3日 ただ、一連の板垣先生のツイート発掘で、若い女性へのルッキズム、女性への偏った眼差しが明らかになり、安倍支持者はおっさんがおっさんというだけで女子供に威張りたいという「こどおじ家父長制」に捉われているのだ、というかねての論の傍証が増えました。https://t.co/nUtswt4tJf — 墨東公安委員会 (@bokukoui) 2022年11月4日 長谷川晴生氏や墨東公安委
. はじめに 「墨東公安委員会」氏が7月5日に投稿した記事「チンドン屋たちの暴走 SNS時代の「オタク」と表現の自由、赤松健氏の出馬について」なる記事が注目を集めています。 bokukoui.exblog.jp しかしこの記事において、《「オタク」の意味が拡散し、その一角をなしている「表現の自由戦士」たちが、元来のオタクから変質してしまった存在である》や《SNSの普及が、コンテンツとの向き合い方を決定的に変えてしまったのではないかと考えられます》などという分析だったり、自分の世代語りだったり、あるいは《「オタク」で「表現の自由」をネットで叫ぶことにかまけている諸君にこう呼びかけます。スマホを捨てろ、現実に戻る――んじゃなくて、アニメのDVDを1クールぶっ通しで見るとか、徹夜でゲーム(ソシャゲ以外)をするとか、コンテンツに耽溺しようと。ネットの「仲間」よりコンテンツを愛せと》などという「提言
朝日新聞が何か下らない連載を始めたらしい。 www.asahi.com 《選挙のたびに若い世代の投票率や政治への関心の低さが指摘されます。でも、政治やメディアは、その世代の実像を捉え切れているのでしょうか。若手記者が街頭や投票所で一人ひとりの声に耳を傾け、若い世代の解像度を上げていく参院選企画「Voice2022」を始めます。》などと書いているが、のっけから《デジタル・ネイティブならではの的確な表現》などとフルスロットルで偏見抜群。そして極めつけは《若者に対する「解像度」が高そうな大人といえば――。若者に特化したマーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.(ラボ)」所長の長田麻衣さん(31)に会いに行った。毎月約200人のZ世代(15~24歳)の若者に会って話を聞くという》などと。 私がかつて「現代ビジネス」でも論じたとおり、現在の若者論はもっぱらマーケッターによって主導されてい
ツイッターの某右派アカウントの正体が「法人」であり、なおかつその「法人」が自民党の一部議員とも関係があったことが明らかになっている昨今、皆様お過ごしでしょうか。というわけでこんな俺の怒りが有頂天になったツイートを見つけた。 実はこの問題も要は「#エンゲージメント」#LTV の問題。ナショナリズムを #LTV の高いマーケティングの問題として捉えて工学的に対処すべき知恵が左には必要。正しい意味での「ネット右翼」はとっくに気づいている。 https://t.co/buJLvLHONN — Satoshi Hamano (@hamano_satoshi) 2021年10月10日 とりあえず「エンゲージメント」をツイッターでタグ検索してみると見事ほとんどがこの書き手によるものだという呆れたものだが、それはさておき、いま問題になっているのは、政権党がメディアを使って野党議員を貶めることや、あるいは広
遠い未来、2010年代悪趣味サブカルチャーこと『真夏の夜の淫夢』のニコニコ投稿者達が“総括”される悪夢を見て、汗だくで目を覚ます夏の日 「“ご本人様”に連絡を取れる手段を探し、直接謝罪したいと思っております」 — ALISON (@ALISON_airlines) 2021年7月19日 被害者意識がにじみ出ているツイートである。このツイートのやりとりを見る限りでは、「総括」とは連合赤軍のかつて行った行為(山岳ベース事件)のような暴力的なものを指しているのだろうか。 しかし、このような発言は、書き手がいわゆる「淫夢ネタ」の差別性を認識している証しでもある。「ネタ」を消費している層が、実はその差別性を認識しているのではないかということは、例えばネット上である種の男性を侮蔑する、もしくは自嘲する「チーズ牛丼食べてそう」(略して「チー牛」)といった表現をある程度著名な人が使ったら批判が殺到したとい
最近折に触れて思い出すのが小田嶋隆の下記のような指摘である。 冷静っぽくふるまうことが令和のマチズモだということは、何度強調しても足りないと思っている。 — 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2020年4月14日 「自分が常に冷静な人間である旨をかたくなにアピールしたがる」態度もまた、マッチョイズムのあらわれのひとつで、昨今では最も目につく「有害な男らしさ」なのだと思っている。 — 小田嶋隆 (@tako_ashi) 2020年12月12日 個人的に「令和の○○」みたいな思考を元号に従属させるような表現はあまり好まないのだが、その点を除けばこの指摘は極めて傾聴に値するものである。政治や社会の状況が行き詰まっていたり、差別が根強く存在する現状において、そのような状況よりもむしろそういった現状に対して声を上げる人たちを嗤うというものだ。そういった人たちは発言の内容とその背景にある社会の状況で
「リベラルの人はオタク叩きしかしてこなかった」という漫画家の発言を見たが、いまのオタク論客の中では、枝野幸男氏や保坂展人氏とかが表現規制反対運動にかなり協力してきたことは忘却されているのね。福島瑞穂氏とかも表現規制には懐疑的だったはずだし。 — 後藤和智@仙コミ-あ13/友の会委託 (@kazugoto) 2017年8月19日 こちらの発言について補足をしたいと思います。まず「リベラルの人はオタク叩きしかしてこなかった」という記述ですが、元となった書き込みを見ると「リベラル」ではなく「ポ○○レ」になっていました。これに関しては完全に私の早とちりです。 ただ事実として、定期的に「左派・リベラル派こそが表現規制に積極的だ」「民主党(民進党)・共産党こそ表現規制政党」と訴える人は出てきており、その中には同人誌即売会に出展していたりプロの漫画家だったりする人もいます。例えば董卓氏の初発言がまとめら
kazugoto.hatenablog.com の続き。 ――――― なぜ一部のポピュラー社会学の支持者がいとも簡単に若者を差別するのかというと、若者論の世界にはいつ頃からか「通常の若者論は上澄みのエリートしか見ていない」という思い込みがあったというのが大きい。それに90年代以降の評論の「いかに本質を語っているか」ゲームの風潮が相俟って、一部の若者論の世界では〈莫迦な若者〉をポピュラー社会学の文脈で語れる人間が「知の最先端」としてもてはやされる風潮ができてしまった。その言説がいかに差別的なものであっても、ポピュラー社会学の消費者にとってはそのような知的優越感を満たしてくれることの方が重要だから、そういう言説が「批評」の世界でもてはやされる。 2000年代終わり~現在の「ヤンキー」論はそういった差別構造に支えられている。そのあたりの反省がポピュラー社会学の消費者の間でなされないまま、現在に至
【緊急声明】 1969年の東大確認書では、大学当局が学内「紛争」解決の手段として警察力を導入しない原則が確認されています。今回の私たちのデモは関知の限り非暴力で行われました。大学側が警察を呼んだことは、大学自治の原則を揺るがす行為だと言わざるを得ません。 (1/2) https://t.co/nFbpe9apCf — 学費値上げ反対緊急アクション (@no_raise_ut) 2024年6月21日 我々は暴力行為に断固反対します。 東京大学は声明で警備員への暴行があったとしています。しかし我々の関知する限り怪我をさせたという事実は確認できず、当該時間帯には学生が警備員と談笑する様子すら見られました。 東京大学は、大学の自治を無視し、警察を身勝手にも学内に投入しました。 https://t.co/MuETDuFXwQ — 学費値上げ反対緊急アクション (@no_raise_ut) 2024年
これは素晴らしい若者論。後藤和智氏とか是非読むべき。 はてなの中高年は今井絵理子の発言を理解できない https://t.co/Lz4OmoXrzN — 社虫太郎 (@kabutoyama_taro) 2017年6月24日 anond.hatelabo.jp 甲山太郎=甲虫太郎=社虫太郎氏に「素晴らしい若者論」として勧められたこの記事ですが、はっきり言ってどこが素晴らしい記事なのか分かりませんでした。ただの若者バッシングじゃないですか。 確かに元となった今井絵理子氏の「批判なき政治・選挙」という発言に危機感を持っているのは分かります。しかしこの記事のように、そのように「危ない発言をする若者」(今井氏は33歳ですから、確かにいまのネット論壇の主要な消費者層においては「若者」でしょう)が1人いることからそれが「いまの若者」のスタンダードだとされたらたまりません。第一、この記事には今井氏の発言を
【書誌データ】 書名:間違いだらけの論客選び――2010年代「日本社会論」の計量テキスト分析 発行日:2016(平成28)年12月29日(コミックマーケット91) 著者:後藤和智(後藤和智事務所OffLine http://www45.atwiki.jp/kazugoto/) サイズ:A5 ページ数:120ページ 価格:即売会…800円/書店委託…1,000円(税抜) 通販取扱:メロンブックス https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=194682 COMIC ZIN http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=30821 国立国会図書館登録情報:納本予定 電子書籍:Kindle サンプル: www.pixiv.net 【目次】 第1部 分析手法と全体
左派批判のためにニセ科学批判の知見を借用している人たちの身勝手なところは、原発事故の自主避難者の扱いが表面上では一貫していないこと。あるときは左派にいいように使われている犠牲者として描き、またあるときは左派と結託してニセ科学を広める存在として描く。 しかし一貫しているのは、彼らは自主避難者と左派こそが復興を妨げている張本人であると主張し、避難しなかった人対現地の住民という偽の対立を作っていること。これは左派が「原子力村」や東京電力が復興を妨げている張本人であると主張するのと非常によく似ている。 そしてどちらにも共通しているのは、東日本大震災の被害が、広義の「フクシマ」(こういう表現は決して使いたくないのだが敢えてこう言う)のみであるという認識。実際には震災は様々なところで被害をもたらしたし、まだ終わったわけではないのに。仙台ではようやく仮設住宅が撤去されるが、他の土地にはまだたくさんある。
あけましておめテキストマイニングございます。本年も後藤和智事務所OffLineをよろしくお願いいたします。昨年はあまりテキストマイニングができず、東方の書き下ろし同人誌もあまりかけませんでしたが、2017年はもっと積極的に動いていくつもりです。よろしくお願いいたします。 さて、2017年初のテキストマイニングは、冬コミの評論新刊『間違いだらけの論客選び』でも採り上げた論客、イケダハヤトについて採り上げることとします。というのも、昨年、イケダはホメオパシーを好意的に採り上げたことでネット上で話題になりました。ブログ時代、そして2012年に出版され、『間違いだらけの~』や2014年に書いた『「新しい生き方」は誰のため?』(総集編『「働き方」と「生き方」を問う:〈若者〉をめぐる言説の現在と計量分析――平成日本若者論史Special3』(後藤和智事務所OffLine、2015年)に収録)でも採り上
いま発売中の『プレジデント』に、同誌が生活保護についてどう考えているかを象徴する記事が載っているので、生活保護行政の関係者や研究者は読んだ方がいいと思います。少なくとも私は立ち読みで怒り心頭に達し、購入しました。汚物は購入の精神。近日中に批判します。 — 後藤和智@友の会委託/ライブ青森-あ03 (@kazugoto) 2016年10月24日 というわけで、このツイート https://t.co/8lUo3fQPTT で予告していた、『プレジデント』の生活保護の記事を血祭りに上げます。 https://t.co/grrUvaXUMX — 後藤和智@友の会委託/ライブ青森-あ03 (@kazugoto) 2016年10月24日 president.jp まず、この記事のタイトルには「ドキュメント」と書いていますが、まずはこの記事を最後までお読みください。驚くべきことが書いてあります。 《本稿
評論という行為をする際には、常に「他者を見下す快楽」と闘わなければならないと最近感じる。その快楽に溺れると、人格が崩壊し、ありとあらゆるものを見下さないと気がすまなくなる。 Togetterやそのコメント欄を見ていると、東日本大震災以降、あらゆる陣営で「他者を見下す快楽」に溺れてしまった人間がかくも多く発生してしまったのかと感ずる。 ――――― 昨今のツイッターにおける「評論」の消費のされ方を見ると、いまの「評論の読者」というのは「一緒に石を投げる存在」「自分の暴力狼藉を肯定してくれる存在」を求めて「評論」を消費しているのではないかと思えてならない。そして一部のメディアもこれに追従している。これは危機的状況ではないか。 憎悪表現の問題を考えるとき、「評論」のあり方がここ十数年で変わってしまったというのは避けて通れない論点だと思う。その変化の原点はおそらく80年代のニューアカだけど、90年代
高史明氏のこのツイート https://twitter.com/Fumiaki_Taka/status/721320132832677888 に対して、「アニメアイコン」という言葉を使っていることから、内容をよく精査せずオタクバッシングだと脊髄反射してしまう反応についてはまだまだ予測の範囲内だけど(それでも十分問題ではあるが)これは最早予測の範囲を大きく超えている。 https://twitter.com/kanenooto7248/status/721664014485364740 差別デマを弄んでるアカウントにアニメアイコンが多いのは、そういう趣味とネトウヨ傾向に親和性があるからという可能性もあるけど、単にアニメアイコンの平均年齢の低さ(とそれに起因する思慮の浅さ)によるものの可能性もあるので、そこは検証したいなあと。 — 高 史明(TAKA, Fumiaki) (@Fumiaki_T
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