堀井学衆院議員の事務所に入る東京地検特捜部の係官ら=北海道登別市で2024年7月18日午前10時49分、貝塚太一撮影 自民党の堀井学衆院議員(比例北海道)が、自身の選挙区内で、自身の名を記した香典を有権者に対して秘書らに繰り返し持参させていた疑いがあるとして、東京地検特捜部は18日、東京・永田町の衆院第2議員会館にある堀井氏の事務所や東京都港区の議員宿舎、北海道登別市の地元事務所に公職選挙法違反容疑で家宅捜索に入った。 関係者によると、堀井氏は2022年ごろ、自身の選挙区である北海道9区内の複数の有権者に、「堀井学」と記された香典などを秘書らに持って行かせていた疑いがあるという。違法な寄付の総額は数十万円に上るとみられる。公選法は議員本人が葬儀に参列した場合を除き、選挙区内で香典を渡すことを禁じている。 堀井氏は自民派閥の政治資金パーティー裏金事件で、所属する清和政策研究会(安倍派)から1