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体力トレーニング
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ビストロ・シェフのある日のつぶやき 「素材がダメだとわかったらそれ以上調理を続けても、調味料が無駄になるんですよ。調味料も高いですからね。深追いは厳禁です」 ビストロで美味しく食事をしていた、ある日のこと。 遅い時間の食事だったので「ごゆっくり召し上がってください」と言いながら翌日の仕込みをシェフが始めました。 あらかじめ下ごしらえしたであろう食材を切りながら、首を傾げてじーっと食材を眺めています。 一口食べたかと思うと、切っている食材すべてを捨ててしまいました。 調理場をぐるっと囲むカウンター席が、10個ほどの小さなお店。 調理場は丸見えです。 見るともなく見ていた私は捨てた瞬間、思わず「あー!もったいない!」と口走ってしまったときに、シェフが言った言葉でした。 そのお店は素人の私が食べてもわかるほど、美味しい調味料を使っていました。 塩とオリーブオイルにパンを浸して食べると、全粒粉のい
無傷な人生は誰にもありえない たとえ親から愛情いっぱいで育てられた人だって、無傷で生き抜くことはできません。 自分や家族が大病を患ってしまったり、仕事で大きなミスをして責任を追及されたり、思うようにいかないことは誰にでも起きます。 挫折は誰にでもあることですし、自信があったことほど挫折をしたときの傷は深く残ります。 仕事の能力の高さでは、誰にも負けない 育ちのよさは誰にも負けない 優しさでは誰にも負けない など生まれながらに持っていたものが大きい人ほど、また持っているものだけで成功体験を感じたことほど挫折感は強くなります。 20代の頃の私は誰もが、うらやましく思えていました。 自分の荒んだ家庭環境はとてもみじめに思えていたので、それだけで「他者より劣っている」というコンプレックスを抱えていました。 自己卑下というものです。 そうして親とは違った温かな家庭を作るという夢も、最初の結婚が離婚に
愚痴を聞いてくれる相手がいる人は幸いだ。 自分が愚痴ることもあるけれど、愚痴られることもあるので、そこはお互いさまだと思っている。 愚痴を聞くうえで注意しなければならないのは「愚痴に振り回されてしまう」ということ。 寂しさ、怒り、不安さまざまなネガティブな感情を聞いてしまうと、聞かされた方は弱る。 弱ってしまったときに、誰にも共通して起こる感情が「不安感」だ。 不安感は「心配」につながる。 「(愚痴をこぼした)あの人は大丈夫だろうか?」と愚痴の内容が深刻だとすると、そこはいちばん気にかかるところだ。 けれども心配には及ばない。 愚痴は聞かされる方も消耗するけど、話す方も消耗する作業だ。 つまり消耗するだけのパワーがまだ残っているということ。 逆にパワーを持て余して、聞いてくれるあなたへ怒りをぶつけていることもある。 ダブルのネガティブなパワーで消耗している可能性があるのだ。 なので聞いてあ
心のすれ違いはちょっとしたことで起こる 彼氏の喜ぶ顔が見たくて、早起きして素敵なお弁当を作る。 見た目も色も、栄養バランスもバッチリだ。 彼の大好物のから揚げもたっぷりと入れた。 ワクワクしながら開けるときになると。 「まいったな。昨日から揚げたくさん食べちゃった。今日はハンバーグがよかったんだよ」 と彼氏は心のなかで思ってしまった。 けれどもそれを言ってしまえば、彼女がガッカリするかもしれない。 あるいは「こんなに頑張って作ったのに!あなたの健康を考えた体にいいものと、好きなものがたくさん入っているのよ‼︎」 などと怒りだされることを想像して、本音を隠して我慢をしながら食べる。 彼女は彼女で精一杯考えて作ったのに、相手がちっとも喜んでくれているように見えない。 なんだかむっつりと食べているようにも見える。 「体調でも悪いのかしら?味つけが濃すぎたかしら?」 などの空想が頭のなかを駆け巡る
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