ベンチャー経営、インターネット、ビジネスについて多くの会員を抱えるSNSの法務担当者には、極めて広範な役割が期待されます。 法務担当者のメインの仕事は契約書のチェック、と思われがちですが、それは多くある法務の役割のうちの一部でしかありません。SNS内でのトラブルへの対応もありますし、新規サービス立上げのサポートに関わることもあれば、社外の関係者(監督官庁、通信キャリア、金融機関など)との折衝を担当することもありますし、会社全体のコンプライアンス徹底に向けての制度設計や社内研修の実施なども求められます。そのため、SNSの法務担当者には、関係法令についての充分な知識を備えつつ、変化が激しいモバイル/インターネットのビジネス環境を理解すると同時に、財務・会計や内部統制などについての知識も求められます。社内外での調整ならびに折衝も多いため、単純に法律に詳しいだけではなく、社会性・コミュニケーション