IPA(Information-technology Promotion Agency, Japan:情報処理推進機構)は7月5日、「PHPの脆弱性(CVE-2024-4577)を狙う攻撃について|情報セキュリティ|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」において、2024年6月に公開されたPHPの脆弱性を悪用するネットワーク貫通型攻撃が確認されたとして注意を喚起した。IPAは国内の複数の組織においてWebシェルが設置されるなどの被害を確認したと説明している。 ○ネットワーク貫通型攻撃とは ネットワーク貫通型攻撃とは、ルータやVPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)機器のようなインターネットに直接接続されたデバイスを侵害して、組織内のネットワークに直接アクセスする攻撃。多くの場合、侵害されたデバイスにはバックドアなどのマルウェアが展開される。