東京五輪やW杯を経験し、プレミアリーグのアーセナルでも躍動する冨安健洋(25歳)。日本代表を牽引する男が明かす「人生最大の壁」とは? 「Sports Graphic Number×Lemino」制作のドキュメンタリー番組NumberTVから特別記事を掲載する。 【初出:発売中のNumber1101号[挫折地点を語る]冨安健洋「アーセナルの壁は分厚かった」】 キャリアで感じた「壁」について冨安健洋はどう語るのか。 口をついて出たのは、エミレーツ・スタジアムのスタンドから自らのチーム、アーセナルを眺めていた時間のことだった。 「怪我もあって外からアーセナルのサッカーを見る機会が増えてから、逆に『こんなすごいことやってんだ......』と。外から見てる分、そのサッカーのレベルの高さをより感じてしまって。これが俺にできるのか という、疑心暗鬼みたいなものが生まれたことか