ドラマ「虎に翼」(NHK)で小林薫が演じ、理想的な教育者として描かれる穂高重親。系図研究者の菊地浩之さんは「穂高教授のモデルは有名な法学者・穂積重遠と思われる。重遠は渋沢栄一の孫として生まれ、のちに東宮侍従長にも選ばれたセレブリティだが、明治大学女子部を設立し、児童虐待防止法を実現させ、世のために尽くした」という――。 「虎に翼」穂高重親教授のモデルは穂積重遠 女性初の裁判長になった三淵嘉子みぶちよしこの人生をモデルに、ヒロイン寅子(伊藤沙莉)が法曹家として成長していく姿を描くドラマ「虎に翼」(NHK)。5月は銀行員である寅子の父親が収賄容疑で逮捕され、政界を巻き込んだ大疑獄「共亜事件」が展開したが、そこで父親の弁護を買って出たのが、寅子が通う明律大学法学部の教授・穂高重親ほだかしげちか(小林薫)だった。