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広告運用の実務を行っていて一番考えたくないこと、それは「顧客から報酬(売掛金)」の入金がされないケースではないでしょうか。 本記事では、そんな一番考えたくないケースが発生した場合、会社に何が生じるのか、そして、売掛金の未回収を防ぐために現場レベルでできることは何かをまとめました。 筆者は、2007年より、14年ほど公認会計士として、大手監査法人において、上場企業を中心に監査業務を実施し、2021年からは、フィードフォースグループ株式会社にジョインし、ディスクロージャー業務・経理業務等に従事する傍らアナグラム株式会社の監査役に就任しています。 顧客から売掛金の未回収が発生すると、会社に何が生じるのか 顧客から売掛金の未回収が発生すると、会社に何が生じるのでしょうか。 「業績」と「資金繰り」の2つへの影響が生じます。 業績への影響 顧客から売掛金の入金がされない場合には、売掛金に対して貸倒引当
Webサイトにおける入力フォームは、顧客情報を企業に提供するためのインターフェースです。たとえば商品の注文フォームであれば、住所を入力することで購入時の発送先となりますし、BtoB商材の問い合わせフォームであれば、入力した情報が商談のきっかけとして用いられることもあります。 業務にかかわらず、普段の生活でもインターネットユーザーの1人として入力フォームに触れる機会があると思いますが、その際にこんな経験をしたことはないでしょうか? 「入力したけどエラーが出て、なかなか前に進めずストレスを感じた」 「入力する項目が多すぎて途中で断念してしまった」 入力フォームまで辿り着くのは、商材に強い興味を持ってくれているモチベーションの高い方です。故にここで離脱されてしまうことは大きな損失に繋がります。 CVR(コンバージョン率)改善の施策のひとつにLPO(ランティングページ最適化)がありますが、その中で
グーグルは8月に、生成AIによる検索結果「AI Overviews」のアップデートをいくつか発表しました。 参考:New ways to connect to the web with AI Overviews 内容から察すると、このプロダクトが今後より多くのユーザーが利用できるようになる他に、使い勝手も改善されると期待できそうです。 これらのアップデートが、今後の検索エンジンのあり方とデジタルマーケティングの未来にどのようなインパクトがありそうか、詳しく見ていきましょう。 「AI Overviews」とは AI Overviews(旧Search Generative Experience/SGE)は、Googleの検索エンジンに入力した検索クエリに対してAIが生成した回答を表示できる機能です。 ※画像引用元:Generative AI in Search: Let Google do
この「人を責めるな、仕組みを責めろ」という言葉、簡単に言えば、ある問題が起こったときに人ではなく仕組みに焦点をあてるべきであるという考え方ですが、このように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか? たとえばサッカーチームが試合に負けたとき、「監督がよくない」「○○のプレーが良くなかった」などとしばしば話題になりますよね。「誰か」に責任の所在を求めることで改善をはかったり、腹の虫をおさめるというアプローチは、多くの局面で見られますし、必ずしも間違っているとは言えません。選手や監督を変えることで、試合に勝てるようになる場合もあるでしょう。 また、誰かが「寝坊による遅刻をごまかすために電車遅延だと嘘をついていた」という理由で遅延証明書の提出が義務になるなど、不正を起こさないための仕組みを維持するためのコストにうんざりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういう環境にいる場合、仕組み
2010年にアナグラム株式会社が設立されてから15年目となる今年、アナグラムの代表取締役社長が阿部圭司から小山純弥に変わります。交代の経緯や今後のアナグラムについて、2人に質問しました。 「運用型広告会社の社長は、最後まで自身で運用すべきである」 ーーー社長を交代しようと思った理由は何だったのでしょう? 阿部 現在はアナグラムの顧問として関わってもらっている岡田吉弘さんに、10何年か前「運用型広告の会社の社長は、できるかぎり最後まで自身で運用をしたほうがいい」と言われたことがありました。 変化のスピードが速い業界なので、自分が運用していないとリアリティをもってその変化を感じられないし、運用者の気持ちが分からなかったらマネジメントもできないというのは納得するところでした。 それ以来、この話は一時も脳裏から離れたことはなく、組織の拡大やそれに伴うさまざまな仕組みづくり、資金調達などにより業務が
BtoBビジネスのデジタルマーケティングに関する業務をされている方の中には、SEOや検索広告の成果改善のためにリサーチをするものの、結局具体的に何をしたらよいかわからないと言ったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。 そこで今回、デジタルアイデンティティさまと弊社の共催で「BtoB市場での検索広告とSEOのベストプラクティス」と題したウェビナーを開催しました。 本レポートでは、ウェビナーの中で解説されたSEOと検索広告の成果改善に繋がるポイントを紹介していきます。すぐに取り組める施策もあるため、ぜひチェックしてみてください。 ウェビナー概要 【7/24(水)15:00】ウェビナー「BtoB市場での検索広告とSEOのベストプラクティス」をデジタルアイデンティティさまと共催します 開催日時:2024年7月24日(水)15:00〜16:00 場所:Zoom 主催:株式会社デジタルアイデ
「人的資本経営」という言葉をよく聞くようになりました。 人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。 引用元:経済産業省「人的資本経営 ~人材の価値を最大限に引き出す~」 「ヒト・モノ・カネ」と言われてきたことからも分かるように、会社において「人」が果たす役割は昔から大きかったと想定されますが、近年の産業構造や個人のキャリア観の変化(デジタル化が進んだことや、人生100年時代になったこと)、イノベーションの必要性といった背景から、経営戦略と密接に関わるものとして「人材戦略」がより重視されてきているように感じます。 実際に、人的資本の開示が義務化されたりリスキリングのための補助金が導入されたりと、さまざまな動きが出てきていますが、何事においても手段が目的化してしまったら意味がないように「開示したからよい」「リ
あなたは建物を建てたことがありますか? 筆者は興味こそあれど、経験はありません。ありませんが、綿密な思考プロセスというのは、建物を建てることとどこか似ているのではないかと想像します。 細部まで神経が通った誰かの意匠に触れると、奥行きのある思考を感じずにいられないからです。 設計図を元に基礎を固め、骨組みや外壁を設けて内装を施す。そうして築かれた堅牢かつ機能的で美しい建築物は長きにわたって形に残り、人々を魅了し続けます。これは人の思考が具現化したもの全般に言えるかもしれません。 では優れた思考やひらめきは、限られた人だけのものでしょうか。 偶然の産物ではなく着実なプロセスを経る「建築」になぞらえるなら、答えはきっとNOです。もちろん鍛錬は必要ですが、逆に言えば後天的に開拓できるスキルのはずです。 思考力はすべての基盤です。目的を達成するための大きな武器にも、自分と社会を繋ぐ頑丈な橋にもなりま
デザイナーの仕事は、バナーやLP制作からモックアップの作成、LPの本番チェックまで多岐にわたります。そんな中で「もっと作業効率を上げたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。 Google Chrome拡張機能を活用することで、デザイン業務をよりスムーズに進めることができます。 今回はアナグラムのデザイナーが厳選した、とくに活躍することが多いGoogle Chrome拡張機能を9個厳選して紹介します。 縦長LPでもきれいに撮れる「FireShot」 https://chrome.google.com/webstore/detail/take-webpage-screenshots/mcbpblocgmgfnpjjppndjkmgjaogfceg?hl=ja Webページのスクリーンショットを撮る拡張機能です。長いLPをキャプチャしても崩れにくいことが特徴です。 他のツールでは、画像
コンバージョンしないのはどのステップが原因!?GA4のファネルデータ探索を使ってデータを可視化する基礎的な方法を解説 広告運用をしていると、「クリック率には問題が無く、しっかり集客はできているが、コンバージョンが付かず頭を抱える」といったシーンは多いのではないでしょうか? そんな時、コンバージョンまでの導線のどのステップに問題があるか、サッと分析できたら嬉しいですよね。 本記事では、「ファネルデータ探索」を使って、ウェブサイト上のユーザー行動を元に、コンバージョンに至るまでのフローを可視化する方法をご紹介したいと思います。 一見難しそうに見えるかもしれませんが、視覚的にわかりやすいUIとなっており、基本的な使い方をする上では、設定の複雑さはありません。GA4初心者の方にとっても、面白さを感じていただきやすい機能だと思います。 監修: 森野 誠之(運営堂) 運営堂代表。 名古屋を中心に地方の
2018年6月に改正された医療法により、広告規制の対象範囲が拡大されたことをご存知でしょうか。 法律は弁護士など専門家の仕事。と自分には関係ないと考えるWeb担当者もいるかもしれません。しかし昨今、法律に違反した広告代理店や制作会社が逮捕された事例も存在します。つまり、「専門家ではないので知らなかった」ではすまないのです。 そこで今回紹介するWeb担当者でも最低限知っておきたいのが、厚生労働省がまとめた医療機関における広告規制のルールブックである「医療広告ガイドライン」です。筆者も美容医療業界のクライアント支援を行う際に、広告で使用できない表現を使っていないかなど「医療広告ガイドライン」と照らし合わせながら確認していました。 参考:医療法における病院等の広告規制について 今回は、医療広告ガイドラインに掲載されている「広告でのNG表現」を分かりやすく解説します。 ※この記事は、弊社の顧問弁護
1のみだと正常に計測されていないことがあるので、2も合わせて確認することをお勧めします。 なぜならGTMプレビューは、あくまでGTM上の設定がブラウザでどのように動くか、というシミュレーションなので、各媒体に必要な情報の通信が成功したかは、別で確認する必要があるためです。 Chromeデベロッパーツールと各媒体のチェックツールの使い方については下記の記事をご参照ください。 本記事では、タグの動作が確認できない、または意図通りの内容になっていないときに1、2のいずれかで確認するべきポイントを解説します。 タグが動作しないときのチェックポイント それでは、タグが動作しないときのチェックポイントを見ていきましょう。より根本的な原因が上に来るように並べてありますので、上から順番にチェックしてみてください。 1. GTMコンテナが該当のページに入っているか タグが動作しない場合は、まずタグ設定を行っ
「柔よく剛を制す 剛よく柔を断つ」ということわざ、ご存じでしょうか?老子の思想を基にした中国の書物『三略』に由来するこの一節は、柔軟性と強さの関係をよく言い表しています。 柔軟性が強さに勝る場面もあれば、その逆もしかり。それぞれの個性に優劣はないですから、大切なのは、必要に応じて2つのバランスを保つこととも言えますよね。 けれど、こう思う方もいるでしょう。「それって矛盾してない?結局どっちがいいの?」と。 どちらが優れていると一概に言えないのは、”正しさ”にも似ています。もっと踏み込んで解釈すると、この言葉は時に"正しさ"も状況や視点によって変わることを示唆しているのです。 仕事においても、あるジレンマに直面し、手元に持ち合わせた選択肢がどれも”最善”とはいえない場面がありますよね。そんなとき、「止揚(しよう、ドイツ語でアウフヘーベン)」というアプローチが役に立つかもしれません。この記事で
Googleの「Topics API」- プライバシーサンドボックスで今後のターゲティングがどう変わるのか? 数十年前からオンラインの世界ではほぼ不可欠と言っても過言ではないサードパーティCookieは、幕を閉じる時間が刻一刻と近づいています。 現在、GoogleはすでにChromeブラウザ経由のウェブトラフィックの1%からサードパーティCookieを削除しており、今年の第3四半期からChromeブラウザでサードパーティCookieが完全にサポートされなくなる予定です。 このことはもちろんデジタルマーケティング担当者にとって大きな挑戦を意味しています。 リターゲティングなどというCookieを活用している従来の手法が利用できなくなり、こうして生じるであろうギャップをどのように埋めるかという課題に直面しています。 ChromeのサードパーティCookie廃止の影響に対処するべく、Google
成果を上げるLPの構成とは?「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の各パートで押さえるべきポイントを解説 Web広告で成果を上げるために、LP(ランディングページ)はとても重要な要素です。 しかし、「伝えたいことは固まっているのに、いざ作ろうとするとどんな構成にすれば良いのかわからない」「作ってみたものの成果が出ない」という方も多いのではないでしょうか? 実は、LPに伝えるべき情報は盛り込まれているのに、伝える順番や書き方が惜しいために成果が伸びないというケースは数多くあります。 そこで本記事では、基本的なLPの構成から成果を上げるために意識すべきポイントまで、詳しく解説します。 ※記事LPやアンケートLPなどさまざまな形式がありますが、今回は商品の購入やお問い合わせといったコンバージョンを直接的に促す縦長のランディングページ、いわゆる「商品LP」を想定しています。 商品LPの基本
ウェブ検索は、インターネットの黎明期からユーザーにとって「知りたい情報」や「欲しいもの」などを見つけるためのほぼ不可欠なツールと言えるのではないでしょうか。 このこと自体は近い将来大きく変わることはないものの、テクノロジーの進歩に伴い、ウェブ検索の状況は大きく変わりつつあることも事実です。近年のAI技術の革新とインターネットユーザーの嗜好の変化により、検索のあり方が着実に進化しています。そしてこの進化はウェブ検索をビジネスのドライバーにしているブランドや広告主にとっても戦略的な重要性を持っています。 ということで、以下では今後のウェブ検索に影響を与えそうな動向についてを探っていきます。 ウェブ検索がAIによって対話型に? グーグルが「生成 AI による検索体験」(SGE)という生成AIを活用して提供される検索結果を去年発表したのは記憶に比較的新しいですが、ユーザーの検索に対してウェブリンク
あけましておめでとうございます!本年もアナグラム株式会社ならびにアナグラムブログをよろしくお願いいたします。 運用型広告に携わるみなさま、2023年も本当におつかれさまでした。 新年早々に能登地方で大きな地震がありました。甚大な被害が出ている様子を伺い、私どもも、たいへん心配しています。みなさまがご無事で被害が最小限でありますことを心よりお祈りいたします。 災害や事故、社会の変化はメディアや広告へも大きな影響を及ぼします。流通に影響が出て、該当地域の広告配信を調整したり、広告主とさっそくコンタクトを取ったという広告運用者も少なくないでしょう。 まだまだ手元が忙しい反面、足元では広告を取り巻くさまざまな変化があり、広告業界の未来に漠然とした不安を感じている方も少なくないと思います。 そこで2024年1発目の本記事では、アナグラムの屋台骨の御三方に「広告運用の現在と未来」について、ざっくばらん
今後の施策に合った適切なLPがないときや、LPを改善することで認知やコンバージョンなどの成果に大きな影響が見込めそうなときなど、制作の必然性が高いことを前提に計画を進めていきましょう。 ランディングページの種類を選択する LPにはたくさんの種類があり、目的に応じて選択するべき形式が異なります。 代表的なLPの種類 ここでは特に使われることが多い5つの型を押さえておきましょう。 通常LP(商品LP) 商材を紹介する汎用的なLPを指します。たいていの場合最終的なコンバージョン地点となります。 漫画LP 漫画風のLPです。引きが強くユーザーに親しみや興味をもたれやすいことが特徴です。漫画にすることで具体的な利用シーンをイメージしてもらうことができるので、文字だけだと説明が難しい商材にも向いています。商材を使って悩みが解消したエピソードやサクセスストーリーが多い傾向です。 記事LP 読み物型のLP
オウンドメディアの運営は”一石五鳥”以上!?アナグラムのブログ運営を大公開 藤澤 亮太|アナグラムのブログ編集長 兼 マーケティングチームチームリーダー 弊社のオウンドメディア『アナグラムのブログ』は2014年3月3日に「リスティング広告の価値と責任と未来」を初めて投稿してから9年以上、ほぼ毎週の更新を続けてきました。 ありがたいことに運用型広告に携わる方から「いつも読んでいます」や、ときには「研修に使っています!」との声を頂くこともあり、大変嬉しい限りです。 ただ、これまで「なぜ、アナグラムがブログ運営にこれほどまでに力を入れるのか?」「何のためにやっているのか?」「どのように運営しているのか?」については、あまりお伝えしていませんでした。そこで現編集長、マーケチームのチームリーダー藤澤さんにアナグラムのブログ運営についてがっつり迫り、その全貌を明かしたいと思います。 ―――藤澤さん、今
いまや多くの会社で利用されているチャットツールですが、会社ごとに使い方やマナーが異なりますよね。新しく入社した方にとっては、その会社でのお作法がわからず戸惑ってしまうこともあるでしょう。 そこでアナグラムでは、チャットツール「Slack」の利用ガイドラインを設けました。不要な気づかいを省き、気持ちよくコミュニケーションをとるためのガイドラインを、紹介します。 前置き・締めのあいさつは不要 誰かをメンションする際、「お忙しいところ恐れ入ります」「お手数ですがどうぞよろしくお願いします」などの、堅苦しい前置きやあいさつは一切不要です。相手が上司であってもです。 これらのあいさつがなくてもまったく失礼にあたりませんので、気にせず用件から書き始めましょう。堅苦しいあいさつは、誰かが始めると周囲が空気を読んで真似てしまうものなので、鉄の意志で抑えるのが大事です。 ちなみに、「おつかれさまです」「おは
みなさんの担当する広告媒体の予算配分は適切でしょうか? 媒体選定は成果に大きな影響を与えます。下図は実際の改善事例を特定できないように加工したデータです。 約1年半の運用の結果「機会損失の生じたポートフォリオ」から「本来狙えたポートフォリオ」に変化し新規顧客獲得ペースが3倍に改善しました。「機会損失の生じたポートフォリオ」の時、広告の担当者は、決して手を抜いていたわけではありません。むしろ丁寧に広告運用をしていました。 にもかかわらずなぜ「機会損失の生じたポートフォリオ」になってしまったのでしょうか?「本来狙えたポートフォリオ」を作るにはどうすればいいのでしょうか? 「逆算式」と「積み上げ式」の2つの異なるロジックで仮説を検算する 「機会損失の生じたポートフォリオ」になる要因のひとつは、「CPAが高い媒体を停止」という一見合理的に見える判断にあります。 しかし「CPAが高い媒体を停止」の最
突然ですが、みなさんは運用型広告に使うバナーを自ら制作したことはありますか? 「全く作ったことがないしいつもデザイナーに頼んでいる」という方もいれば、「依頼する余裕がなくて自分で作ったことがある」「バナー制作に興味があってチャレンジしてみた」という方もいるのではないでしょうか。 実際に手を動かしてバナーを作ってみると、素材の配置場所やサイズ感を調整したり、配色やフォント選びに試行錯誤したりと、想像よりも時間のかかる作業だと実感すると思います。「もうちょっと完成度を高めたいけど、どこをどう直せばいいのかわからない…」と頭を悩ませた経験がある方もいるかもしれません。 そんなデザイン初心者・未経験者でありながらバナーを作る機会のある方、作れるようになりたいと思っている方に向けて、実用的で簡単な制作フローやレイアウトをご紹介していきます。 最初からクオリティの高いバナーデザインを目指す必要はありま
デジタル広告の分野ではいわゆる「Cookieレス時代」が近づいているなか、ここ2年ほど、デジタルクリーンルーム(DCR)という技術がますます注目を集めています。 そのため、データクリーンルームが、今後のデジタルマーケティングにどのような役割を果たしうるか、また、この比較的新しい技術が現時点でまだ直面している課題とは何かを探っていきます。 データクリーンルームとは? データクリーンルーム(DCR)とは、企業が保管している顧客情報などの個人が識別可能なデータを匿名化し、プライバシー保護に配慮した方法でパートナー企業やクライアントなどが保有するデータと統合し、分析や測定、アトリビューション、広告のターゲティングなどに活用できるように処理できる環境のことです。 もともと半導体を作る工程などで登場する、空気中に浮遊している微粒子が物理的に入らないよう清浄度の高い空間の「クリーンルーム」から拝借した概
テクノロジー分野で、昨年末にChatGPTほど脚光を浴びたトピックはほとんどなかったのではないでしょうか。2022年11月30日に一般公開されてからわずか5日間で100万人以上のユーザーを生み出し、今後はGoogleのような従来の検索エンジンの地位に取って代わるかもしれないという声も大きくなるほど、かなりの反響を呼びました。 参考:‘Google is done’: World’s most powerful AI chatbot ChatGPT offers human-like alternative to search engines | The Independent しかし、生成型AIに基づくチャットボット技術は、実際にGoogleなどの検索エンジンにとって脅威となるのだろうか。 ChatGPTとは? まず、ChatGPTそのものについてです。ChatGPTは、米国のOpenAI
みなさん、Instagramの検索機能がどんどん進化していることはご存じですか? 広告だけではなくオーガニック機能の活用によるリーチ最大化は押さえておきたいポイントですよね。 今回はInstagramでのユーザーへのリーチを最大化するために検索機能をどのように活用できるか、その仕組みをもとに解説します。 Instagramの検索機能とは? そもそもInstagramの検索機能とは?という方に向けて検索機能について紹介します。 Instagramでは、発見タブの上部にある検索窓を使って興味関心のあるコンテンツやアカウントの検索ができます。 検索結果にはユーザーが入力した検索語句をもとに検索が可能なキーワードとアカウントが表示されます。また、「検索結果をすべて見る」をタップすると検索結果上部に出現するアイコンから、アカウント、音源、ハッシュタグ、場所それぞれの結果がチェックできます。 ユーザー
Google タグマネージャー(以下、GTM)を導入すると、HTMLの編集を行わずにタグの設置ができ、管理もより簡単にできるようになりますよね。しかしながらGTMのメリットはそれだけではありません。 GTMには「トリガー」という機能があり、タグが実行されるタイミングや条件をさまざまな方法から選択し指定できます。トリガー機能を使いこなすことで、より便利にタグを利用した計測が可能となります。 しかしながらトリガー設定もたくさんあり、どのように使うのが効果的かわかりにくいですよね。 そこで今回は、おもに広告運用においてGTMのトリガーではどんなことができるのか、知っておきたいトリガーの種類や設定方法をご紹介します。 GTMのトリガー設定でできること そもそもGTMのトリガー設定ではどんなことができるのでしょうか? タグの設置方法には、GTMで設置する方法とページのソースに直接設置する方法の2つが
2022年8月30日、Web担当者Forum主催ウェビナー「デジタルマーケターズサミット 2022 Summer」に弊社の田中が登壇しました。 【広告主・マーケター限定】デジタルマーケターズサミット 2022 Summer 8/30、31 オンラインLIVE配信 | Web担主催イベント | Web担当者Forum 田中が登壇したオープニング基調講演では、ポストCookie時代の到来やプライバシー制限が進むなか、デジタル広告をこれからも活用していくために知っておきたいことについてお話をさせていただきました。 本記事では、ウェビナーの本論にあたる、デバイスや法律によるCookie制限や、Cookieに依存しない計測やターゲティング方法についてまとめています。 Cookieやプライバシーの制限について、次のような課題感がある方にぜひご一読いただきたい内容となっています。
運用型広告の代行についてさまざまな会社に相談をするとき。「共有ごとってこれで全部だっけ……」と思うことはありませんか? 商談はナマモノですから、数十分~数時間の短い打ち合わせでは、つい伝え漏れてしまうこともあるでしょう。聞かれなかったから必要ないと思ってしまうのもまた然りです。 もちろん、相談相手が稀代の聞き上手ならそこまで問題になりません。ただ、いつもクリティカルに課題を見つけ出し、抜け漏れなくヒアリングしてくれる相談相手ばかりとは限らないのが現実です。 相談元の会社にいないと分からない社内体制や外部事情もあるでしょう。そういった外から見えない情報も漏れなく共有できていれば、より芯を食った提案がもらいやすくなり、プロモーション戦略や広告運用のクオリティもグッと引き上げることができます。 そこでおすすめしたいのが、与件メモの作成。プロモーションしたい商材のことを記したメモを手元にもっておき
課題に気が付いていない、課題に気が付いている、解決手段を探しているなどといった、企業ごとに様々な段階があります。 セールスから見ると今すぐ、契約してくれるリードが質が高いと考えるので解決手段を探している顧客がたくさん集まると良い状況になります。よってフェーズが後半になればなるほど、質が上がってくる可能性が高いです。 一方、フェーズ後半の選定段階から声をかけられると、どうしても良さが伝わらなく、合い見積もりで価格勝負になるということもあります。一概にフェーズの後半が集まるのもいいかと言われるとそういうわけではないかと考えます。フェーズの前段階でしっかりと自社の良さを伝えてから選定に移ることができれば他社に流れることなく、受注することができます。 そのため、フェーズの質についてはリード取得段階でコントロールするというよりは、インサイドセールスやフィールドセールスの段階でコントロールするのがいい
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