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瓦礫の広域処理を正当化するために、私たちが納めている税金をここまで好き勝手に使わせて良いのだろうか。 前回の記事【スクープ】愛知県も瓦礫を受入れずに特別地方交付税7600万円を受給で、『愛知県が執行した経費の実績に見合う7635万円が「特別地方交付税」として一般会計から交付されていたことが判明した』と報告したが、この件について環境省と総務省に事実関係を確認した方からの報告により、総務省は瓦礫受け入れ検討費(約7600万円)を交付するために省令を改正していたことが分かった。 判明した事実関係の詳細は以下の通り。 1、愛知県の瓦礫受け入れ検討費(約7600万円)はH25年3月分の「特別交付税」として交付された。 ◆災害廃棄物の受入検討等に要した経費の措置について 2、上記交付の根拠は「特別交付税に関する省令」第10条十項による。 (東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の受入れを実施しな
12/29に高知で行なわれた勉強会で、私が瓦礫広域処理の反対運動を20か月続けてきて学んだことについて話した。(以下はそのポイント) ①製造メーカーが保証出来ないと言っているのに、バグフィルターで安全です、と開き直る相手に安全面の問題で追及してもムダだと悟った。 (放射性物質に化学物質にアスベスト、どれだけ問題点を示しても最後は「安全だから受け入れます」という答えしか返ってこない。) ②お金でしか物事を考えられない相手には、お金の問題で追及するに限る。 (がれき広域処理は復興予算の被災地外流用と無駄遣いであることが判明している。復興予算は全国民の所得税、住民税増税で賄われており、おかしな使われ方に対して反対の声をあげるのは納税者として当然の権利。) ③自治体が瓦礫を受け入れたいのは補助金目的。 (がれきの受け入れを検討しただけで、被災地でなくても交付金と特別交付税によりゴミ処理施設の整備費
瓦礫の広域処理については、受け入れを強行する自治体各地で住民による反対運動が活発化するとともに、一部地域では住民が自治体を相手取って訴訟をおこしたり、反対運動をしていた市民が逮捕される事件にまで発展している。 これだけ問題が山積みなのに、政府・与野党・マスコミまでもが一体となって瓦礫の広域処理を強引に推進する理由は何か、その本質について今年の3月にブログ記事をアップした。 ◆政府が広域処理を進めたい本当の理由(H24/3/23) このブログを読んだ知人からは「陰謀論ですか?」という反応もあったが、政府・マスコミが一体となってキャンペーンしている「食べて応援しよう」も「みんなの力でがれき処理」も、本来は政府と東電が負うべき放射能汚染被害の損害賠償額を少なくすることが目的と考えれば、全てが経済合理性に基づく「コスト削減策」であることが理解できる。 レベル7の原発事故が未だ収束していないのに原発
◆宮城県の瓦礫処理は進んでいないのか? 仙台市は地元の産廃業者を使ったから早く瓦礫が処理できたが、県にはそうしたノウハウが無いので安易にゼネコンに頼ったところ、ゼネコンは瓦礫処理のノウハウがないため一向に処理が進まなかった。 この行政判断ミスを各自治体が広域処理に反対したため、と責任転嫁したのがことの真相だと思う。 今は、特に石巻は瓦礫の山ではなくなっていて近代工場みたいになっている。 ただし瓦礫の総量が当初の半分近くまで減ったので、瓦礫処理予算を消化するために機械を使わずにわざわざ手作業で分別している状態。 ◆広域処理は本当に必要なのか? 宮城県の職員は「わざわざ遠くで瓦礫処理したくない」と言っており、愛知や九州の各自治体などは断ったけど、宮城県庁で県に指図している環境省の職員が「北九州は絶対断ったらダメだ」と圧力をかけているらしい。 8/31に宮城県と北九州との瓦礫処理委託契約が成立し
5/21、宮城県と岩手県の瓦礫総量精査結果を受けて環境省は広域処理計画を一部見直したが、その数値には大きなデタラメがあり、広域処理は今すぐにでも中止可能であることが明らかに。 ◆こちらは見直し前の環境省資料 宮城県の瓦礫総量は約1569万㌧ 岩手県の瓦礫総量は約476万㌧ 両県合わせて約2045万㌧ このうち環境省がこれまで「どうしても現地で処理できないので広域処理が必要」としていた瓦礫の量は 宮城県が約338万㌧ 岩手県が約57万㌧ 両県合わせて約395万㌧ これに対して、今回の宮城県の精査で明らかになった瓦礫総量は約1154万㌧と、上記の約1569万㌧から約415万㌧も減っており、環境省が「広域処理が必要」としていた約395万㌧を上回り、全て現地処理が可能なはずだ。 ◆災害廃棄物処理対象量(県受託処理分)の見直しについて(宮城県) ◆災害廃棄物の広域処理(環境省) 一方、「岩手の瓦礫が
◆高松市長:震災がれき受け入れ「現時点では困難」 東日本大震災で発生した震災がれきの広域処理について、高松市の大西秀人市長は28日の定例会見で、市の処理施設の現状や放射性物質への市民の不安などを総合的に考え、受け入れは困難との認識を示した。 市には西部(川部町)と南部(塩江町)のクリーンセンターがあるが、大西市長は余力がある西部については「施設が旧式で老朽化している上、放射性セシウムを除去するフィルターが装着されていない」などと説明。また、南部も構造上の問題で小さなごみしか処理できず、対象のごみはかなり限定されるとした。加えて、最終処分場は綾川町陶にあり、「市単独では判断できない」と語った。 これらを踏まえ、大西市長は「放射性物質への市民の不安も強く、被災地復興にはできるだけ協力したいが、現時点での震災がれきの受け入れは困難と言わざるを得ない」と述べた。 ◆坂出市長(香川県):「受け入れは
◆新潟県知事:平成24年3月26日 泉田知事定例記者会見要旨 がれきの問題はがれきの問題として向き合いますし、放射能の問題は放射能の問題として向き合うということです。何度も同じことを聞くなら記事に書いてほしいのですが、少なくとも、群馬県伊勢崎市では(最終処分場に)基準値以下の焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、放流水から基準値を超える放射性セシウムが検出されたのです。今の国の基準がそれで安全だと思いますかということを考えると、放射能に対してはしっかり対応しなければいけないということです。それから宮城県のがれきを「安全」と言ってますが、なぜサーベイメーターで計測しているのでしょうか。ベクレルの話をしているのです。宮城県で生産された稲わらが牛肉汚染を引き起こした話はなかったことになるのでしょうか。放射能はきちんと対応する必要があるということだと思います。 何度も言いますが、群馬県伊勢崎市では
「放射能汚染された災害廃棄物の広域焼却処理」を止めるためにご協力下さい! 岩手県、宮城県、福島県の放射能汚染は、政府や自治体が発表しているとおり酷い状況にあります。にもかかわらず政府は、これら三県の放射能汚染された災害廃棄物を、全国の一般廃棄物処理場で普通の家庭ゴミと同じように焼却、埋立て処理しようと計画しています。(福島は県内処理が「基本」みたいです) 詳しくは添付のチラシをご覧頂ければと思いますが、この「放射能汚染された災害廃棄物の広域焼却処理」を止めるため、みなさんが出来る範囲でご協力頂けないでしょうか。 具体的には、地元市町村の議員にみなさんの思いを率直に伝える「手紙」(はがきでも可)を書いて頂けないでしょうか。そして可能な方は、私たちと一緒にその手紙を持って、地元市町村の議員と面談してみませんか。 私たちは、一人一人が出来る範囲の小さな行動でも、それが集まれば大きな力となって「放
●にぶろぐさんのブログで知ったのだが、毎日新聞が「ネット君臨」という連載を始めたらしい。ネット君臨:ネット社会を考える連載、新年スタート ブログでご意見募集中 クリックするだけで世界中につながり、便利さや効率をもたらしたインターネット。日本でも約8000万人が利用しています。しかし、私たちの生活や仕事をネットに依存するあまり、いつの間にかネットそのものに支配されてはいないでしょうか。社会がゆがめられていく矛盾も抱えているように思えます。ネットの利点を生かしながら、どう共存していけばいいのか。将来のネット社会をどう築けばいいのか。それを読者の皆さんと考える連載を目指します。第1部は身近な生活の場から報告します。 ◇専用ブログにご意見を 取材班は26日正午から毎日新聞の愛読者サイト「まいまいクラブ」(http://my-mai.mainichi.co.jp/)に専用ブログを開設し、幅広くネット
5月25日にタイトルと同名の本が旬報社から出版されました。(下記リンク参照) 【2015年6月4日追記】 この本は「核のゴミ」をテーマにしているが、放射性物質や廃棄物処理の専門的な内容ではなく住民運動の活動記録だ。愛知県を中心に、福岡、大阪、富山、新潟の各地で活動した住民たちの経験知が「見える化」されている。 「国策」という強大なものに押しつぶされそうになったとき、普通の住民はいったいどうすればよいのか。それらを考える手がかりになれば、と考えている。だから一人でも多くの方に読んでもらいたい。 震災がれき広域処理は、一部の断面だけを見ると「被災地のため」というイメージで「正しい政策」だと騙されます。 だから、始めから終わりまで一部始終を1冊の本にまとめました。 これを最後まで読んでも、胸を張って「正しい政策」だったと言えるのか、が問われています。 ◆旬報社のページ 「目次」と「はじめに」の一
●個人的にはライブドア騒動にあまり興味がないが、この件に関する政治家の発言を聞いて感じたことは以下の通り。 ○勢いがある時は、堀江氏を「時代の寵児」としてもてはやしておきながら、ひとたび騒動が起きると手のひらを返したかのような対応を目の当たりにすると、堀江氏以上にそうした政治家たちの方が信用できないと感じるのは私だけだろうか。 ●石原知事「堀江社長に五輪の相談しなくてよかった」(産経新聞) 石原知事は昨年、2016年以降の夏季五輪のアイデアを聴くのにふさわしい若手経営者として同社の堀江貴文社長(33)の名前をあげていたが、「特異な才能を持っていると思ったのだが、こうした問題が起こってみれば、聴かなくてよかったと思っている」とした。 ○石原知事定例記者会見録 平成17(2005)年10月14日(金) 【知事】今度のね、何というのかな、ああいうドラマの対象がメディアになっているから、メディアは
●このところ週末しかブログを更新できていないが、ブログ記事を書いていると、いつもながら自分の文章力のなさにガックリする。 ○私以外にも、意外と同じような悩みを持っている方が多いのではないかと思うが、いつも読んでいる松岡さんのブログ「すちゃらかな日常 松岡美樹」は、ブログの文章を書く上で非常に参考になりお勧めだ。 特に、最近の記事では、「リーダーのユーモアは国民の脳をマッサージする」と「【へっぽこ文章講座】わざと説明しないことのかっこよさ」の二本は、ぜひともおさえておきたい。 人間の脳は、長ったらしく平坦なスピーチや文章には反応しない。ジョークは会話に起伏を作り、相手の脳に刺激をあたえる。人間のコミュニケーションをなめらかにするのが「ユーモアのセンス」なのだ。(「リーダーのユーモアは国民の脳をマッサージする」より) 映画は説明しすぎるととたんに色あせてしまうと書いたことがある。これは映画に限
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