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夏の料理
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2024年4月にバックオフィスとしてベイジに入社し、早3か月。 ベイジ転職前もリモート勤務経験はあったが、入社初日をリモートで迎えたのはベイジが初めてだ。 初日からリモートという点にもちろん不安が無かったわけではないが、振り返ってみても特に心配しすぎることなく、すんなり環境に馴染めた気がしている。今後同じように入社初日をリモートで迎える方に向けて、内定から入社当日までの流れについて今回は紹介したい。 内定後、Slackでいつでも連絡可能に まずは社内のコミュニケーションツールである「Slack」に招待される。URLだけでなく、通知の設定方法、氏名や表示名の統一表記についても事前に案内があるので指定された方法に沿って登録するだけだ。社員のアイコンやプロフィールも覗き見ることができるので、なんとなくベイジ社内の雰囲気を感じ取れるかもしれない。(アイコン比率は現時点で、人間4割、動物4割、その他
2023年、生成AIへの注目度が一気に上がったとき、「AIに人間の仕事が奪われるのでは?」という議論がウェブ制作界隈でも巻き起こった。 その後、「AIは仕事を楽にしてくれるもの」「AIは人間の仕事を奪わない」という考えが主流となり、落ち着いているように思う。 あくまでSNSで観測している範囲だが、ウェブ制作界隈は生成AIに対する発信が少なく、他分野と比べてあまり強い関心を持っていないようにも見える。特にデザイナーの関心が低く、当社内でもエンジニアとライターは積極的に生成AIを使っている一方で、デザイナーの生成AI活用は緩やかである。 それだけデザイナーの業務は複雑性が高く今の生成AIでは対処しにくい、ということでもあるのだろう。また、デザイナーの職業選択動機やこれまで培ってきた努力を根こそぎ否定しかねない存在だから真剣に向き合いたくないという緩やかな抵抗感、意外と保守的で価値観や手法を積極
2024年5月にコンサルタントとして、ベイジに中途入社した。「新入社員」という立場になるのが久しぶりなこともあり、新しい環境で日々楽しく学び、多くの気付きを得ている。そうした中で感じているのが、「わからない」を表明することは新入社員にとっても会社にとってもメリットがある、ということだ。自分自身、過去に別の環境で新入社員を受け入れた経験があることも踏まえ、以下に書いていく。 「わからない」のはお互い様 新入社員は未知の環境に飛び込んだばかりで、しばらくは多少なりとも不安を抱えた状態にある。しかし、受け入れる側の会社や先輩社員だって新入社員のことをそこまで正確に把握しているわけではない。互いに手探りの状態なのだ。 そのため、少なくとも入社後一か月は、新入社員が意識して自己開示をしたほうが良い時期だと考えている。前述の通り、受け入れる側は新入社員について多くの情報を持っていない。リファラル採用で
ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウンリスト、コンボボックスなどは、ユーザーの入力負荷を軽減させるために使用される選択型のUI要素です。これらは見た目や機能が似通っていることもあり、なんとなく使い分けている場合も多いのではないでしょうか。 しかしながら、状況と目的にあったUIを採用しなければ、入力負荷の軽減どころか逆にユーザビリティが低下し、入力エラーの原因になってしまうことさえあります。 選択式フォームを正しく設定すれば、ユーザーの入力の手間を省き、タイプミスから生じるエラーの防止が可能になります。選択肢がリストに格納されるタイプのUIは画面スペースの節約になり、よりシンプルで情報負荷の少ないレイアウトを可能にします。 業務システムのUIをより良くするためには、選択式フォームそれぞれの特性を理解し、状況に応じて適切にデザインしていきましょう。 選択式フォームの種類 ラジオボタン
ウェブディレクターという職種柄、社内・社外含め、数多くのミーティングに出席している。その中でも、進行役(ファシリテーター)によって、「今日のミーティングはわかりやすかったな」と思うときと、そうでないときがある。その違いは何かを改めて考えてみて、原則として整理をしてみたので共有したいと思う。 原則①:ミーティングの目的やゴールを明らかにする ミーティングには、必ず目的やゴールが存在する。しかし、これらを明確にしないまま本題に入ってしまうミーティングを今まで何度も見てきた。最終ゴールが何かわからないまま議論を進めると、本当に達成したかった目的とズレが生じたり、得たかった情報が得られなかったりし、再度ミーティングをするハメになってしまう。 そのため、仕事におけるミーティングの目的を下記の大きく5つの場に分類して、頭に入れておくと、目的を明確にしやすくなるのでオススメだ。 1. 情報共有 プロジェ
ここ2年ほど、全国に点在する経営者や経営幹部と出会い、話を聞く機会を増やしている。月平均3~4名くらいのペースで、企業規模は数十名から数百名前半くらいの中小・中堅企業が多い。 地域/業種/業界/規模はバラバラながら、共通する話題もある。中でも表題の「40~50代社員の老害化」はよく耳にするテーマである。 個人的には、「老害」という言葉を安易に用いるのは好きではない。なぜなら、自分に都合が悪い年配者をすべてそこにカテゴライズし、全否定できる言葉だからである。実際には老害とは反対の「若害」といえる現象も存在するように思う。それも含めて、物事は「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」で冷静に客観的に見なければいけない。 その前提があった上で、比較的若い経営者や経営幹部の話を聞くと、「それは確かに老害という言葉で表現するしかないかもしれない」と思うことはある。 老害社員とは こうした話題で出てくる
今日も会議がある。憂鬱だ..。一日のスケジュールに会議の予定を見つけて、そんな気持ちになる人は多いだろう。会議は仕事を進めるための手段だが、時間を奪われる、目的があいまい、空気が悪いなど、課題は尽きない。 しかし会議の名前を工夫すると、そんな悩みが少し緩和されるかもしれない。サイボウズさんのインタビューによると、あるイベントの進捗管理会議に「おしりぺんぺんタイム」とユニークな名前をつけたところ、会話のきっかけが増え、打ち合わせを楽しむ空気が生まれたそうだ。 認知科学の分野では名前が人の認知や行動に与える影響が研究されており、「表記法の違いが異なる思考プロセスを生み出す」という結果が出たものもあるという。実際にベイジ社内でも、工夫をこらした名前がついている会議では、参加者の意識や行動に違いが生まれているように見える。以下に思い当たる例を3つ挙げてみる。 1. 「根性注入会」~会議の空気が明る
“アテンション・エコノミー”という言葉がある。膨大な情報に囲まれている現在、アテンション(注目・注意)が経済価値になり、多くの企業がアテンションの獲得にしのぎを削っている実態を表した言葉である。 まさに我々は公私ともども、「通知」というアテンションに囲まれ、それに反応して多くの行動を起こしている。その状況は、通知に支配されていると言っても過言ではない。自分の意思で通知を上手にコントロールしないと、まるでドラッグのように「通知を見たい」という欲求に溺れ、時間を無駄に使ってしまう。 社内に導入しているSlackは、非常に優れたUXを備えたアプリケーションである。実はSlackのかなり初期に会社で使っており、その時には満足できず別のチャットに乗り換えたが、再度Slackに戻した時に、その進化に軽く驚いた。痒いところにまで手が届くようにアップデートされていたからである。しかしSlackのUXが抜群
昨年秋から、私が起業する前、フリーランスや会社員時代に仕事をした方からの連絡が相次いだ。タイミングが重なったのは偶然だろうが、何か大きな仕掛けの中に自分がいるような気分になった。 当時を振り返ると、必ずしもうまく動けていなかったと思うことも多い。しかしそれでも「枌谷さんと話がしたい」と、10年以上も経って連絡していただけるのは、嬉しいことである。 結果より過程 仕事で結果を出す。成果を出す。その姿勢は当然大事だ。結果や成果を追求する姿勢こそが、職業人としての信頼に繋がるからだ。ただし、信頼というのは、結果や成果の有無や大小より、その過程で生まれるものだとも思う。 不思議なことに、その時は結果が出なかったとしても、信頼を獲得することはできる。信頼さえ得ていれば、その時はうまく行かなくても、自分のことを思い出し、また頼ってくれる。仕事をすればするほど、こうした人たちが増えていく。そしてこの社会
会議やミーティングで何かを提案する際には、たいていの場合相手に意見を聞く時間を設ける。そこでよくあるのが「何か意見はありませんか?」と聞いた後の気まずい数十秒間の沈黙。何気に私は、提案することより、沈黙を伴う「意見を聞く時間」が苦手だ。 しかしこの沈黙、自分の意見の聞き方次第で回避できるかもしれない。今回は、先輩社員にアドバイスをいただいたり、試して良かった「沈黙回避法」を紹介したいと思う。 相手が答えづらい問いかけ方 いい例を紹介する前に、悪い例を紹介してみる。よくやりがちなのが以下のような雑な投げかけではないだろうか。 ①抽象的な質問 例:「(一通り提案した後に)何か気になる点や良いと思った点はありますか?」 これでは抽象的かつ、相手に丸投げの印象を与えてしまう。どんな答えが欲しくて意見を聞いているのかが分かりづらい。 ②二者択一の質問 例:「自分は○○か○○だと考えているのですが、い
アフターコロナでオフィス回帰が進み、リモートワークからオフィス出社へと働き方を変更する企業が増えている。そんな中でベイジは変わらず「フルリモートOK」だ。気がつけば地方在住社員は4名になり(福岡、長野、石川、富山)、都内から地方への移住を予定している社員までいる。 私自身も福岡でフルリモートワークをして2年が経つ。そのせいか採用面談の場ではリモートワークの実態について質問されることが多い。そこで求職者の方へいつも答えていることを紹介し、ベイジの「今」の仕事のやり方をお伝えしようと思う。 1. コミュニケーションで困ることはない? 社内のやりとりはSlack、バーチャルオフィスとしてDiscord、ドキュメントのやりとりはGoogle Workspaceを活用している。テキストコミュニケーションに慣れているメンバーばかりなので、オンラインでもとてもスムーズ。直接話したい時はSlackのハドル
デザインシステムとは、サービス開発する上で必要となるデザインの概念、スタイルガイド、コンポーネント集などで構成されるデザインのルールです。 Salesforce.comの「Lightning Design System」が2015年に登場して以来、多くの企業がこのデザインシステムを導入するようになりました。 プロトタイピングツールで有名なUXPinが提供するデザインシステムプラットフォーム「adele」では、90個以上(2019年12月現在)ものデザインシステムが公開されています。その企業のラインナップを見ると、大手ITベンダー、SaaSベンダーのみならず、自治体、金融機関、大学など多くの業界で、組織のブランド確立のために、デザインシステムを活用していることが分かります。 GoogleやAppleが提供するデザインシステムは、既に多くのブログで語りつくされていますが、その他の企業でも素晴ら
私たちの日常業務で使われる管理画面は、大量の情報と複雑な機能で構成され、利用難易度が高い傾向にあります。検索性の乏しい管理画面の一覧から1つの情報を見つけるために、どれだけの時間を費やしているでしょうか。 1億円の工数をかけて開発した機能も、低品質なデザインでは、機能の存在に気付かれなかったり、間違って使われたりと、期待した業務コストの削減に繋がりません。これでは、1億円を捨てたようなものです。 使い勝手の良くないデザインは、ユーザーだけではなく、開発者にも悪い影響を及ぼします。複雑な構造と分かりにくい操作体系の管理画面は、開発やテストの手間を増やし、その後の機能拡張も難しく、改修コストも増大します。 これらのリスクを抑えるためには、UIデザインの基本原則を理解し、適切に管理画面を設計することが重要です。 私たちは管理画面のUIデザインの改善やリニューアルを手掛けることも多いのですが、その
UXについて色々と考えることがあり、少し言葉にまとめてみた。何が正しいという話ではないが、率直に感じていることである。 意図されたBad UX 車を運転する人なら経験したことがあると思うが、「近づかないと識別できない信号」というのがある。 この手の信号は、近付くまで青なのか赤なのか判別できない。そのため信号の近くになるまで、このまま進むべきか、ブレーキを踏むべきか、とドキドキさせられる。 先日までペーパードライバーだった私は、当初、スムーズな運転を妨げてストレスを感じさせるこの信号を、液晶の表示角度などの計算を誤った設置ミスだと思っていた。 しかしこれは、複雑な交差点などでの交通事故を防ぐために意図的に仕掛けられたもののようである。 いちドライバーとしては、けっして心地よい体験ではない。しかし、社会全体にとっては良い方向に向かうようデザインされた信号といえる。 このような「意図的にユーザー
仕事において、口頭でのコミュニケーションは不可欠な要素だ。しかし、「口頭でのコミュニケーションは相手の時間を奪う」という考え方も存在している。この考えには、相手への配慮と効率性の追求が根底にある。しかし、この観点は常に正しいのだろうか?特に、リモートワークが普及した現在、この問いはより複雑になっている気がする。 リモートワークとコミュニケーション リモートワークでは、情報の伝達方法が限られる。全員が出社するのが当たり前だったオフィス環境では、気軽にコミュニケーションを取り、関係性を築くことが可能だった。しかしリモートワークでは、口頭でのやり取りが減少し、その分、チャットなどのテキストコミュニケーションが主な手段となる。この変化は、コミュニケーションの質に大きな影響を与えていると思う。 口頭でのコミュニケーションの価値 リモートワークにおいて、口頭でのコミュニケーションの時間は限られたものに
ユーザーが「使いやすい」と感じるアプリケーションは、良いUIデザインで設計されているともいえます。良いUIデザインでは、ユーザーの認知負荷を下げる工夫がされています。認知負荷を下げる仕組みを知るには、心理学とUIデザインの密接な関係を理解することが重要です。 行動心理学や認知心理学の発展により、人間の感情や行動は、脳の仕組みに基づいて様々な法則に当てはめられることが分かってきました。UIデザインでも、心理学を活用したアプローチでより良いユーザー体験を生み出すことができます。特に業務システムのような複雑なアプリケーションでは、メニューや画面レイアウトなど幅広く活用できます。 今まで心理学はマーケティング領域で応用されることが多く、ウェブサイトやアプリケーションのUIデザインで語られることはそれほど多くありませんでした。そこで本記事では、人の様々な心理現象や認知の法則を、UIデザインに活用する
目標がないキャリアはダメなのか? 若い方からキャリアの相談を受けることがしばしばあるが、「大目標から逆算して小目標を設定して計画的にキャリアを設計する」といった、バックキャスティング型キャリアが理想という前提で相談を受けることが多い。 確かにある程度の地位を確立した先輩たちのインタビュー記事の多くは、バックキャスティング型でキャリアを作ってきたかのように読める。一方でそれなりに活躍しているベテランの生の声を聞くと、「行き当たりばったりっすよ笑」という反応が返ってくることも少なくない。 こういう話を聞くと、文章化されたストーリーには編集のマジックが働いており、実は計画的にキャリアを作れる人の方が少数派なのでは、と思ったりする。 キャリアのコントロールなど無理 キャリアがある程度行き当たりばったりになってしまうのは、よく考えれば自然なことである。 自分がいくら緻密に計画を立てても、世の中は計画
Adobe公式サイトに記載のある通り、Adobe XDは今すぐのサポート終了ではないものの、サポート終了にむけて長期の予告期間となっているようです。新規の開発も終了しているようですね。それに伴い、XDの代わりとしてFigmaを検討されている方もいるかと思います。 弊社ではAdobe XDからFigmaへの移行を約2年前に行いました。そこで、これまでにエンジニアが両方のツールを使用して感じた、Figmaの利点と使いにくい点をご紹介します。 Figmaの利点 ページ機能でのアートボード整理が便利 Adobe XDでは1つのキャンバスですべてのアートボードを管理するような構造になっていました。 Figmaではページ機能があり、これを利用してアートボードをグループ化できます。ワイヤーフレーム、要件定義、デザインカンプなどのプロジェクトを各ページに分類・整理することで、作業が効率的に進むようになりま
今やウェブ制作の現場ではChatGPTが欠かせないツールとなってきている。私自身、業務で積極的に使っており、必要不可欠な存在となった。プログラミング全般にわたるサポートはもちろんのこと、CSSコーディングにおいてもChatGPTを大いに役立てている。今回は、CSSコーディング時にChatGPTをどのように使っているかを紹介したい。 CSSコーディング時の課題 テキスト検索だけでは解決策が見つけにくい ウェブ制作を行う上で、CSSのデザイン調整は日常茶飯事かと思う。ただ、CSSにおいては「テキスト検索だけでは解決策が見つけにくい」と感じたことはないだろうか。 たとえば先日、以下のようなデザイン崩れを発見した。セルの縦列の幅を統一する必要があったが、テキストの長さによって横幅にバラつきが生じていた。 これまでは検証ツールを使ってコードを調査していたがこれでは時間がかかるし、やや面倒。また、検索
トグルスイッチとは状態のON/OFFを切り替えるためのUIパーツです。選択肢が明確にわかり直感的に操作できるトグルスイッチは、ユーザビリティを高めるための重要な要素です。しかしそのシンプルさゆえに、不適切な使われ方をしているケースを見かけます。トグルスイッチの機能と適切な使用方法を理解し、ポイントをおさえて設計することが大切です。 トグルスイッチの定義 トグルスイッチはウェブページやアプリケーションのコンポーネントです。同時に選択できない2つのオプションからいずれかを選択し、現在の状態を視覚的に表します。ユーザーがトグルスイッチのON/OFFを切り替えれば、ボタンの操作結果やオプションの変更設定がすぐにシステムに反映されます。 一般的に「トグルボタン」や「トグルスイッチ」と呼ばれることが多く、Material Design(※1)では「スイッチ」、Human Interface Guide
話し方に苦手意識がありどうしたら上手くなるかを社内で聞く機会があった。その内容が勉強になったので以下に振り返ろうと思う。 【良い例】間を取り、一言で短く伝える 【悪い例】長い内容を早口で話す 言葉は短く区切って伝えた方が、頭に入りやすい。すべて伝えようとするのではなくて、1番伝えたいことを見極めて、要点を絞るようにすると良いだろう。話し方に自信がない人は、ワンセンテンスを一息で言えるようにすると、言葉がハッキリと言えるようになる。 【良い例】「です」「ます」で閉めて言い切る 【悪い例】「みたいな」「のような」と保険をかける語尾を付ける 保険をかけたような言い回しをすると自信が無いように見える。言い切りだと、相手を言いくるめようとしていると思われるのではないかと心配していたがそんなことはない。「みたいな」や「のような」など余計なワードを可能な限り省くことによって、どういった意見を言いたいのか
複数のプロジェクトが同時進行だと、タスクを見落として他のプロジェクトのスケジュールに影響を及ぼしたり、日々の作業量がキャパオーバーになり、自分の首を絞めることがある。 私も、タスクに追われて、焦りから自分のパフォーマンスを発揮できなくなったりという悪循環を経験したので、私が実践しているタスク管理についてまとめたいと思う。 ①計画を立てることが最初のステップ 作業が詰まっているとタスクを素早く捌きたくなるが、計画がないと進捗が見えず、遅れているのか進んでいるのか判断できない。 時間を割いてでも、タスクの整理とスケジュールを立てることが重要。私はスプレッドシートが大好きなので、プロジェクト始まる前に1時間ぐらい時間をとって、かなり細かめにタスクを洗い出し、作業予定日、予定工数などを表にまとめて計画たてている。 ポイント 作業日だけでなく、作業にかかる見積もり時間も計画に含める 作業日程を決める
「企画や戦略の段階から参加できない」 「要件定義に同席させてもらえてない」 「だからアウトプットが適切に作れない」 こうした不満の声は、私が社会人になった20年前からしばしば耳にしていた。これはそれ以前からも存在する「IT業界あるある話」の1つなのだろう。 いわゆる「前工程」「上流工程」に参加できず、仕様を勝手に決められてしまうのは、デザイナーやエンジニアといったクリエイターたちの不満が募りやすいポイントの1つだ。私がデザイナーだった時も、似たような不満を抱いていた時期があった。 ただ、「それは確かに問題だね」と社内で合意が取れたとする。いや、実は合意を取って同席するのは難しくない。なぜならほとんどの関係者は、実際に作る人たちも話に参加してほしい、作り手視点の具体的な意見がほしい、と思っているからである。 なので声をあげれば、いわゆる前工程への参加は割と実現しやすい。しかしそれが実現すると
どんなサービスでも担当者が変わると不安になる。病院や美容室などの身近なサービスではもちろん、BtoBサービスでも同じことが言えるだろう。 ベイジのウェブサイト制作では、戦略策定はコンサルタント、設計と制作はライターとデザイナー、実装はエンジニアと、メイン担当者が交代しながら進んでいく。メインの担当者が変わるたびに、クライアントは多少なりとも不安になっているかもしれない。 とくにコンサルタントからクリエイターに担当者が変わるときは不安を感じやすいタイミングだ。商談から戦略策定まで担当するコンサルタントはクライアントのもっとも良き理解者で、厚い信頼を得ていることが多いからだ。 担当者が交代しても、信頼を継続するにはどうしたらいいのか。そのコツのひとつは「質問」にあると感じている。具体的にはコンサルタントが主体となって進める戦略策定の場に同席し、必ずクライアントに質問をするようにしたのだ。 「質
結論 結論から話します。サブセット化してウェブサイトにフォント適用するまでに以下の流れが必要です。 Google FontsからはCJKjpはダウンロードできないのでこのGitHubから落とす(設置してくださってる方、本当にありがとうございます🙏)第一水準とか人名漢字とか入れたい文字を定義しておくサブセットフォントメーカーでフォントファイル作成WOFFコンバータでwoff版作成CSSで@font-faceの指定 以降、丁寧に説明してきます。時間ない人は必要なところだけ読んでね。 サブセット化とは? フォントデータから必要な文字データのみに限定して、オリジナルのフォントデータにまとめなおすことをサブセット化といいます。たとえば「國(国の旧字体)」といった文字はなかなか使わないと思うので、この手の文字一式を削ぎ落としてサブセット化することでフォントデータを軽量化でき、ウェブサイトの読み込み高
「自分はエンジニアとして中途半端な気がする」という相談を若い社員から受けたことがある。彼がそう感じる理由を聞いた後、どう答えるのがいいか分からなかったが、ひとまず自分の話をした。 私は28歳の時に、それまでの学歴や職歴の流れをリセットするかのように、未経験でデザイナーの仕事に飛び込んだ。最初はグラフィックもやっていたが、その1年後にウェブデザインに焦点を絞った。 あれから20年あまり経つが、「自分はデザイナーとしては中途半端」という思いを未だ解決できないまま、今ここに至っている。自分は中途半端という自意識を抱えているのは、その若者と同じである。 例えば、「デザインとは…」と話すとき、「お前はデザイナーとして成功してないだろう」と誰かに思われてそう、という自意識が必ずある。頭の片隅で自分を見つめる批判的で否定的な眼差しを感じる。それはそうだ。デザインという分野で自分より専門性や権威性を獲得し
最近ビジネスの文脈でも「自己開示」という言葉をよく見かけるようになった。 自己開示(じこかいじ、英語: self-disclosure)とは、1971年、臨床心理学者シドニー・ジュラード (Sydney Jourard) によってはじめて用いられ言語という手段により自分自身に関する情報を、とくに意図を込めることなくありのままに伝えることとされる Wikipedia 実際に仕事の場でも「自己開示はチームづくりに効き目があるのでは?」と感じた経験がある。 発言のブレーキ解除に効く 2か月前からベイジで 坂井風太さん(@fuuuuuta21)のマネジメント研修を受けている。講師である坂井さんはとにかくよく自己開示をされる方だ。「以前~という失敗をしちゃって」「育った環境が~だったので」など、ちょっと言いづらいようなネガティブなことでも、さらっとオープンにしてくれる。 自分の価値観や経験など、パー
仕事をしていると、社内・社外問わず「打ち合わせをしましょう」となることがある。テキストコミュニケーションよりも効率的なことも多い。しかし、丸腰で臨むとせっかく打ち合わせをしても成果が少なく、事前準備の大切さを感じることがあった。 その学びと、私が打ち合わせの調整で気をつけているポイントを、打ち合わせ設定 → 日時調整 → 事前連絡の順にご紹介しようと思う。 1.自分で仮説をあてる あるプロジェクトで、これまで参加していなかった外部の方が加わることがあった。その際に、「ウェブサイトの目的やページの役割を改めて知りたい」という打診を受けた。 直前まで、誰が何を話すのかふんわりとしていて、コンサルタントから なぜこの打ち合わせをするのか? この打ち合わせで、参加者はどんなことを得られるか? を考えよう、と言っていた。もし、私がメインで話さない会だとしても、「◯◯のために必要な情報をもってかえても
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