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©Tadao Ando Architect 2025年春、香川県・直島町本村地区近くの高台に、新たに「直島新美術館(仮称)」(以下「新美術館」)を開館します。 新美術館は、ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄設計のアート施設として10番目になります。地下2階、地上1階の3層からなる美術館では、日本も含めたアジア地域のアーティストの代表作やコミッション・ワークを中心に展示・収集します。 また、企画展示の開催や、トーク、ワークショップといったパブリックプログラムなど展示以外の美術館活動にも取り組み、より多様な視点や表現、時代や社会に対する多義的なメッセージを発信するとともに、繰り返し人々が訪れ、島内外の多種多様な人々が出会う交流・連携の場としても機能させていきます。 新美術館が島の数々のアート施設をつなげ、美術館群として捉えることで、より一層自然や集落と一体化したアート体験を創出するととも
「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館したベネッセハウス。 「ミュージアム」「オーバル」「パーク」「ビーチ」の宿泊棟4棟と、 一般の方もご利用いただけるレストランやカフェ、スパ・ショップを併設しています。 建築はすべて安藤忠雄の設計によるもので、経年とともに瀬戸内海国立公園の環境と溶け込むように構成。 長いスロープや階段、通路による移動、切り取られた開口部から注ぎ込む外光など、 施設内外の現代アートを身体全体で感じられる工夫がなされています。
竹林に囲まれた池の中央に立つ、高さ3メートルの巨大なガラスの立体は、神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)とコンピューターで接続され、超新星爆発(星の死)の際に発せられるニュートリノのデータを受信し、インタラクティブに発光します。 「宇宙の魂:ニュートリノ」の光を水面に映しながら、光の映像彫刻として鑑賞する時、私たちは自然と、さらには宇宙とつながり、自身が宇宙であることを感じ、永遠の時の流れのなかにたたずむ私たち自身の姿を「トムナフーリ」に投影することでしょう。 森万里子 現在NY在住。ビデオインスタレーション「ニルヴァーナ」で1997年第47回ヴェネチア・ビエンナーレ優秀賞受賞。主な展覧会に「Mariko Mori: Dream Temple」(1999年、プラダ財団・イタリア)、「ピュアランド」(2002年、東京都現代美術館)、「WAVE UFO」(2003年、ブレゲンツ美術館
クリスチャン・ボルタンスキーによる「ささやきの森」の公開を記念して、作品公開初日にあたる7月18日、豊島の唐櫃公堂にてアーティストトークを開催しました。今回のブログでは、トークにて作家の口から語られた言葉を中心に、その内容をご紹介します。 クリスチャン・ボルタンスキー(通訳:高野勢子): 今日はいらしてくださいましてありがとうございます。豊島に戻って来られて嬉しいです。これまでに10回ほど豊島に来ています。私はこの島で2つの作品をつくっているのですが、非常に強い関係を持っているとともに、それぞれの作品の特徴があります。 まず、「心臓音のアーカイブ」ですが、心臓音をそこに登録し、自分の心臓音を聞くことができるとともに、世界中の人々の心臓音がそこには登録されており、15以上の国で心臓音を集めています。最近ではチリなどの心臓音をおさめましたし、本当にいろいろな国、地域の心臓音を集めています。私に
in a silent way [対談] 岡田利規×森山未來 (聞き手:キュレーター 長谷川祐子) ≪ 前篇 ≫2016.08.26 犬島アーティストボイス 岡田利規と森山未來の共作によるパフォーマンスプロジェクト、「in a silent way」。瀬戸内国際芸術祭参加プログラムとして、8月23日(火)から直島のベネッセハウス ミュージアム内で上演されています。上演を目前に控え、滞在制作中の直島にて行われた対談。今回の前篇に続き、公演終了後に後篇を公開予定です。あわせてご覧ください。 長谷川祐子(左)、岡田利規(中央)、森山未來(右) 長谷川: 今回共作をお願いしたのは、東京都現代美術館での展示「新たな系譜学をもとめて」注1で、お二人に参加していただいたことがきっかけです。その時、お二人に共通して思ったことがありました。岡田さんは演劇の演出・振付をされていながら、それがダンスの賞の候補に
瀬戸内国際芸術祭2016の春会期が始まる3月20日、スプツニ子!による「豊島八百万(やおよろず)ラボ」が恒久施設として豊島に誕生します。 マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの助教で、現代社会における問題を直接的に反映させた作品を制作しているアーティスト・スプツニ子!。ここのところ、私たちもiPS細胞や、ゲノム編集という言葉を耳にするようになりましたが、彼女はMITに通うようになってからバイオテクノロジーが急速に発展していることを見聞きし、これまで神話の世界のことだと思われていたような新しい生き物や現象が、現実化されようとしていると強く感じたといいます。歴史的には神話に疑問を投げかけることもあった科学が、これからは神話を生み出していくこともあるのではないか――。 一方で、あらゆるものに神が宿ると考え、多様な神の存在に寛容な八百万(やおよろず)の文化においては、科学の発展が神話のよ
築60年以上経つ古民家の外観を残しながら、内部の木軸を数本の鉄骨梁で浮かせることで生まれた、広々とした無柱空間。そこは、ラボの名の通り、研究室のような設えとなり、変化に応じて多様な展開を促します。施設へのアプローチは鳥居が並び、豊島の中央にそびえる檀山に向かって開かれた場所には絵馬掛けを配置。敷地内は様々な価値やコンテクストが混ざり合い、集落の中で周囲と変わらぬ佇まいを保ちながらも、微かな違和感を放ちます。それはスプツニ子!作品の多義性と共鳴し、訪れた人に多くを問いかけていくことでしょう。 成瀬友梨:1979年愛知県生まれ。2010年より東京大学助教 猪熊純:1977年神奈川県生まれ。2008年より首都大学東京助教。 2007年成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。地域・ライフスタイル・コミュニケーションという観点から建築を考え、シェアをキーワードに設計を行う。代表作に「FabCafe Tok
ある日、島の桟橋に 大きなかぼちゃがあらわれた。 どこにもあるような桟橋が、 どこにもない風景に生まれ変わった。 遠い街から、遠い国から たくさんの人々が訪れるようになり、 島の風景も大きく変わり・・・ ここは、世界にも類のない アートと島の物語が生まれる場所。 あなた自身の目で、心で、 物語のつづきをご覧ください。
ベネッセアートサイト直島へは、高松港と宇野港からのアクセスが便利です。 犬島に直接行く方は、宝伝港が便利です。交通機関のリンク先一覧はこちらからご覧ください。
ベネッセアートサイト直島では、1998年に中国出身の蔡國強が「文化大混浴―直島のためのプロジェ クト」をベネッセハウスで完成させ、2016年からはシンガポール・ビエンナーレにベネッセ賞を移行させるなど、活動の最初期からアジア地域のアートに着目し、アーティストとの交流や作品の収集を重ねてきました。本展では、第12回ベネッセ賞を受賞したアマンダ・ヘンの写真作品や、これまであまり展示されることのなかった主要な所蔵作品等を紹介しています。これらの作品は、「1970年」、「バブル経済期」、「スクラップ&ビルドと都市化」といった、ある時代社会を色濃く反映するものから、より個人的な時代体験、世代間の差に言及するもの、あるいは、その時々の最新技術や素材を用いて伝統や普遍的な精神性を表そうとするものまで、異なる時代やその変遷について様々な思索を促します。また、アーティスト自らの身体を用いた表現も特徴的で、大
安藤忠雄の設計による打ち放しコンクリートの空間が、本村地区に残る築約100年の木造民家の中に新しい命を吹き込んでいます。過去と現在、木とコンクリート、光と闇。対立した要素が重なり合う、小さいながらも安藤忠雄の建築要素が凝縮された空間です。安藤忠雄の活動や直島の歴史を伝える写真、スケッチ、模型だけではなく新たに生まれ変わった建物と空間そのものをご覧いただく美術館です。 インフォメーション 開館時間: 10:00-13:00 / 14:00-16:30(最終入館16:00) 休館日: 月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館 開館カレンダー 鑑賞料金: 520円~700円 ※15歳以下無料 予約: 2024年10月1日入館分より、オンラインチケットを販売します。オンライン購入はこちらから。 電話番号: 087-892-3754(福武財団)
クリスチャン・ボルタンスキーは人々が生きた証として、心臓音を収集するプロジェクトを2008年から展開しています。 「心臓音のアーカイブ」は、これまで氏が集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。ご自分の心臓音をここで採録することもできます。 インフォメーション 開館時間: 3月1日 〜 9月30日 10:00 〜 17:00(最終入館16:30) 10月1日 〜 2月末日 10:00 〜 16:00(最終入館15:30) 休館日: 火曜日(3月1日〜11月30日) 火曜日から木曜日(12月1日〜2月末日) ※ただし祝日の場合は開館、翌日休館 ※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館 開館カレンダー 鑑賞料金: オンライン購入 600円/窓口購入 700円 ※15歳以下無料 登録料 1,570円 ※「レコーディングルーム」で心
犬島精錬所美術館は、犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館です。「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた美術館は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地中熱などの自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。「遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプロジェクトといえます。 インフォメーション 開館時間: 9:00 〜 16:30(最終入館16:00) チケットセンター 9:00 〜 17:00 休館日: 火曜日-木曜日 (3月1日~11月30日) ※ただし祝日の場合は開館 全日 (12月1日~2月末日) 開館カレンダー 鑑賞料金: 2,100円~2,300円 ※犬島「家プロジェクト」と共通 ※15歳以下無
地中美術館は「自然と人間との関係を考える場所」として、2004年に設立されました。瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して作品や空間の表情が刻々と変わります。アーティストと建築家とが互いに構想をぶつけ合いながらつくり上げたこの美術館は、建物全体が巨大なサイトスペシフィック・ワークといえるでしょう。 インフォメーション 開館時間: 3月1日 ~ 9月30日 10:00 ~ 18:00( 最終入館17:00 ) 10月1日 ~ 2月末日 10:00 ~ 17:00( 最終入館16:00 ) 休館日: 月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館 開館カレンダー 鑑賞料金: 2,100円~3,0
瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されるアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられました。広さ約40×60m、最高高さ4.3mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。 インフォメーション 開館時間: 3月1日 〜 9月30日 10:00 〜 17:00(最終入館16:30) 10月1日 〜 2月末日 10:00 〜 16:00(最終入館15:30) 休館日: 火曜日(3月1日〜11月30日) 火曜日から木曜日(12月1日〜
家プロジェクト 家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものをアーティストが作品化しています。地域に点在する作品は、現在も生活が営まれている本村を散策しながら鑑賞することになります。その過程では、場所の持つ時間の重なりやそこに暮らす人々の営みを感じることでしょう。生活圏の中で繰り広げられる来島者と住民との出会いにより、さまざまなエピソードを生み出しているのもこのプロジェクトの特徴です。都市と地方、若者とお年寄り、住む人と訪れる人とが交流していく中で生まれる新たなコミュニティの在り方を提起する契機になったこの有機的な取り組みは、
現在ヨーロッパを中心に活動している国際的評価の高いアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館です。 半地下構造となる安藤忠雄設計の建物のなかには、李禹煥の70年代から現在に到るまでの絵画・彫刻が展示されており、安藤忠雄の建築と響きあい、空間に静謐さとダイナミズムを感じさせます。 海と山に囲まれた谷間に、ひっそりと位置するこの美術館は、自然と建物と作品とが呼応しながら、モノにあふれる社会の中で、我々の原点を見つめ、静かに思索する時間を与えてくれます。 インフォメーション 開館時間: 3月1日 ~ 9月30日 10:00 ~ 18:00( 最終入館17:30 ) 10月1日 ~ 2月末日 10:00 ~ 17:00( 最終入館16:30 ) 休館日: 月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館 開館カレンダー 鑑賞料金: オンライン購入 1,200円/窓口購入 1,
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