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衆院選
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日本では時々「Futuraはナチスの書体」と考えている人がいるようです。 知り合いのデザイナーから聞かれる事もたまにありますし、出版物に書かれてある場合もあります。出版物で私の知るところでは朗文堂から出ている『書物と活字』のあとがきや『ふたりのチヒョルト』の中にこの説を裏付けるような文が書かれてあります。 例えば『ふたりのチヒョルト』の346ページには「フトゥーラ活字はナチの教育・宣伝に使われたためにその使用にはドイツではいまなおためらいがみられる」とあります。 以前別の記事にも書いたのですが、結論から言うと Futura は当時も今も人気の書体で、ヨーロッパでは広く一般的に使われています。現在私の住むドイツでも頻繁に見かけます。「Futura がナチスを思い出させる書体」という事実はありません。 それどころか、数年前 Futura がドイツの政党のロゴに使われ過ぎているという記事(文はド
欧文タイポグラフィを勉強するには、色々な方法があると思います。 1. 留学 一 番手っ取り早いのは留学です。「欧文タイポグラフィ」とひとくくりに言っても、イギリス・北米・オーストラリアなどの英語圏、ドイツ・オーストリア・スイス(の多くの州)などのドイツ語圏、それ以外にもオランダやフランス等、選択肢は多々あります。やはり現地の言葉を日々使い、人や文化・歴史に触れる事は、メディアを通してだけでは学べない事をたくさん教えてくれます。また欧文を扱う、ということは大抵の場合欧米諸国の文化の内容を扱う事になるので、文化を肌で知る、ということは非常に大切な経験だと思います。 それに一度言葉をマスターすると、二カ国語以上で調べものが出来るようになります。これはタイポグラフィに限らず、生きて行く上で非常に便利です! またヨーロッパに関して言えば、どこの国に行ってもある程度の大きさの都市で暮らす場合、ヨーロッ
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