サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
bookplus.nikkei.com
「転職しない」ことも一つの戦略だ。企業が終身雇用を守れず、ジョブ型の働き方が推進されるなか、転職によるデメリットは確実に減ってきている。ただ、転職が身近になった今だからこそ、周りに流されず、自分にとって価値のある行動を見極める必要性も高まっている。転職を考えたときにまず知っておいてほしいポイントを、『生きづらい時代のキャリアデザインの教科書』(大垣尚司著、日本経済新聞出版)から抜粋・再構成してお届けする。 長く勤めるにこしたことはない これまでは、企業の側ができるだけ終身雇用を守ろうとしていた。一方で転職市場は流動性を欠くし、転職に伴うデメリットが大きいために、多少のことは我慢して同じ会社でがんばろうということになりがちであった。「石の上にも三年」という格言があるが、まあ、確かにそういうことはあったのである。 これに対し、現在は、長くいれば悪いようにはならないという要素は激減している。 た
日経BOOKプラスに掲載されている記事、本、著者を任意のキーワードで検索することができます。 ※ISBNも検索にご利用いただけます。ISBNとは出版物固有の13桁の番号で、裏表紙に記載されています。本サイトでISBNを使って書籍を検索する際は、ハイフン(-)を省略し、13桁の数字のみを半角文字で入力してください。
【発刊に寄せて】 プログラマーの人材不足が叫ばれる中、プログラミング教育と言えば、とかくプログラムが書ける人材を育成する必要性にばかり目を奪われがちです。本書は、著者の岩松洋氏が岡山大学の情報工学科および大学院でプログラミングを学び、会社でプログラマーをしていた経験の中で、プログラムを読むことの重要性に気づき、その視点から書かれた一冊です。 昨今、最終的に作成するシステムを短期間で作成するために、プログラムは使えるものがあればそれを流用し、なるべく自分でプログラムを書き起こさないことが推奨されるようです。Pythonなどは特にその傾向が強く、ライブラリを使いこなすのがプログラミングの主な仕事となっている感があります。会社の中で仕事をしていれば、先輩技術者が作ったプログラムをメンテナンスすることもあるでしょうし、自分が昔作ったプログラムを修正することが必要になることもあるに違いありません。そ
在日中国人はいまや80万人を超え、留学、出稼ぎ、就職に限らず、移住の理由も多様化してきている。2022年以降に移住してきた、新・新華僑ともいうべき人たちは、日本に対する憧れや関心を持っていないことが多い。彼らはなぜ日本に住むことを決めたのだろうか。日経プレミアシリーズ『日本のなかの中国』(中島恵著)から抜粋・再構成してお届けする。 著名人も続々、最近日本に移住した新・新華僑 2023年4月、都内にある高級ホテルの宴会場で開かれたパーティーに参加した中国人男性から聞いた話だ。 「男性はタキシード、女性はロングドレスが多い、非常に豪華なパーティーでした。中国の大物経営者である主催者は、数年前に来日して以来、日本のファンになり、日本に新居を構えることになったそうです。パーティーは彼の引っ越しのお披露目も兼ねていたそうで、日本の大物政治家や高名な学者も参加していましたよ」 中国で厳しいゼロコロナ政
池波正太郎の言葉と二元論の超克 『鬼平犯科帳』の時代小説を創作した池波正太郎は、『その男』という小説の中で、次のような言葉を登場人物につぶやかせている。 「人の世の中というものは、そのように、はっきりと何事も割り切れるものではないのだよ。何千人、何万人もの人びと。みなそれぞれに暮らしもちがい、こころも身体もちがう人びとを、白と黒の、たった二色で割り切ろうとしてはいけない。その間にある、さまざまな色合いによって、暮らしのことも考えねばならぬし、男女の間のことも、親子のことも考えねばならぬ。ましてや天下をおさめる政まつりごと治なら尚さらにそうなのだ」 ものごとを安易に2色で割り切ってはいけない、単純に捉えてはいけない、との怜悧な観察眼を持つことの大切さを教えてくれる言葉だ。 日本人の私たちは慣行的に「白か、黒か」といった二元論的思考に陥りやすいようだ。そして、その伝で「二者択一」的選択へととか
大手コンサルティング会社、A.T. カーニーでは「強い個」「経営を語れる個」「尖った個」の育成に力を注いでいるといいます。それらを養うために役立つ本を、同社スペシャリスト プリンシパルの松岡洋平さんに挙げてもらいました。後編の今回は、「経営を語れる個」「尖った個」となるために役立つ本として『50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ』『日本図書館史概説 新版』『なめらかな社会とその敵』を取り上げます。 前編 「A.T. カーニー コンサルに必要な『3つの素質』を養う本」 コンテナが世界の物流を変えた 前回はA.T. カーニーで必要とされる資質「強い個」についてお話ししました。今回は「経営を語れる個」「尖った個」について説明したいと思います。 まず、「経営を語れる個」になるには、業界や業種を超えて普遍的に存在する価値とは何かを知っておく必要があります。そのために役立つのが『 50(フィフテ
大手コンサルティング会社、A.T. カーニーでは、「強い個」「経営を語れる個」「尖った個」の育成に力を注いでいるといいます。それらの素質を養うために役立つ本を、同社スペシャリスト プリンシパルの松岡洋平さんに挙げてもらいました。前編の今回は「強い個」になるために役立つ『超・箇条書き』(杉野幹人著)『仕事で「一皮むける」』(金井壽宏著)の2冊を紹介します。 コンサルに必要な3つの素質 私は新卒で外資系コンサルティング会社に就職し、ライフネット生命、スマートニュースといったメガスタートアップやRIZAPグループ、LINEといった大企業のさまざまな事業の立ち上げやマーケティング、デジタル庁のマイナンバーのマーケティングなどに携わってきました。金融や暗号資産、次世代インターネットWeb3なども私の得意分野であり、現在はA.T. カーニーとWeb3のスタートアップで正社員として働き、上場企業の社外取
複雑で不確実な時代を切り開くためのツールとして、近年注目されている「哲学」。ずっと読み継がれてきた哲学の名著としてよく挙げられるのが「幸福論」です。さまざまな哲学者が論じてきたこのテーマで有名なのが、アラン、ラッセル、ヒルティによる「三大幸福論」。今回は、 『哲学を知ったら生きやすくなった』 (日経BP)の著者で人気哲学者の小川仁志さんに、この「三大幸福論」の違いについて解説してもらいました。 「幸福」は哲学のテーマの一つで、昔から多くの哲学者が論じてきました。なかでも「三大幸福論」として有名なのが、イギリスの哲学者バートランド・ラッセル、フランスの哲学者アラン、スイスの哲学者カール・ヒルティの「幸福論」です。 実はこれを「三大幸福論」と呼ぶのは日本くらいで、日本の出版社が数ある幸福論から選び名付けたらしいのですが、どれも名著ですっかり浸透していますよね。 では、この3つの違いは何か? 簡
1996年、業績低迷で倒産の危機が迫るアップルの売却先を探して、当時の社長のギル・アメリオは世界中を旅していた。そしてアメリオはソニーを訪問。会長だった大賀典雄、社長の出井伸之、ITカンパニー社長の安藤国威らとの会談に臨んだ……。ノンフィクション『決断 パナソニックとソニー、勝負の分かれ目』(藤本秀文著)より抜粋・再構成し、会談の舞台裏を紹介する。(文中敬称略) 切り出せなかった買収 「てっきり大賀や出井はアップルを買収するのかと思った」。安藤国威は振り返る。 スティーブ・ジョブズが追放されてから、主を失ったアップルはパソコンやOSなど過剰な在庫を抱え、倒産の危機を迎えていた。米サン・マイクロシステムズやキヤノンのほか、IBM、英蘭フィリップスなどへの身売りなども報じられていたがいずれも袖にされた。 「世界が変わる。インターネットはビジネス界に落ちた隕石だ」 ネット時代の本格到来やアナログ
【はじめに】 本書は、ChatGPTを活用して「自分用の業務効率化アプリ」を作成するためのガイドブックです。プログラミングになじみのない人でも、ChatGPTの力を借りることで、ビジネスや日常生活での課題解決に役立つアプリを作成することができます。そのための具体的な手順や事例を解説しています。 私たちビジネスパーソンの日常業務には、多くの定型業務や繰り返し作業が存在します。このような作業を効率的に行うためのポイントは、適切なアプリケーション(アプリ)の活用です。しかし、多くの方は、どのようなアプリを使えばよいのか、またアプリがどのように業務効率化に貢献するのか、あまりイメージできていないのが実情ではないでしょうか。 さらに、Officeアプリや市販の業務用アプリ、Webサービスなどが、必ずしも自社の業務にフィットするとは限りません。適切なアプリを探すには時間がかかりますし、アプリを自社で開
社員に課題図書を設定する企業や、本の購入費用を負担する企業が多くあります。そこで日経BPは、企業向けの電子書籍サービス 「日経BP Insight Books」 を開始しました。このサービスでは、日経BPに在籍するさまざまな分野のプロフェッショナルたちがおすすめの10冊を選んでおり、この連載で紹介していきましょう。第2弾は、日経BPの独自調査レポート『DXサーベイ』シリーズの著者で、日経クロステック元発行人・戸川尚樹のおススメの本です。 デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいるものの、なかなか成果が上がらない――。こうした悩みを抱える企業は少なくないでしょう。それどころか、DXの目玉施策として、中核業務を支える基幹系システムを再構築したものの、システムトラブルで業務停止という事態に見舞われるケースもあります。皆さんの会社は大丈夫でしょうか。 DXは、デジタル技術やデータを手
読んだ本の内容は忘れてしまいがちですが、関連分野をまとめて一時期に読むと記憶しやすくなります。インプットが定着しやすい効率のいい本の読み方とは、どのようなものでしょうか。外資系コンサルとして活躍し、今は独立研究者として注目を集める山口周氏の知的生産術を公開した『知的戦闘力を高める 独学の技法』(日経ビジネス人文庫)から抜粋・再構成してお届けします。 メトニミー的展開の読書 読書によってインプットされた内容はおおよそ忘れてしまうのですが、定着しやすい「効率のいい読み方」というのはあると思っています。それは「関連分野の固め打ち」です。ある分野の書籍を一時期にまとめて読むと1冊1冊の本の内容が相互に連関し始め、より強固に頭の中に定着するようになります。 このとき、本と本との間にはメタファー(隠喩)の関係と、メトニミー(換喩)の関係の2種類があることを意識すると知識の構造化を進めやすいでしょう。日
2024年8月、松岡正剛さん逝去の報を受け、深い喪失感の中にいる。「編集工学」を提唱し、縦横無尽に日本文化などを論じた“知の巨人”。享年80。ここに掲載するのは2012年春、松岡さんに「本とは何か」をテーマに語っていただいた記事である。書評「千夜千冊」をライフワークとした“読書の達人”の言葉は干支が一巡りする時を経てもなお、古びず冴えてしなやかに、“知の海”へ漕ぎ出さんとする者を力づけ、誘う。心よりの哀悼の意を表しつつ、紹介したい。(聞き手:坂巻正伸/写真:尾関祐治/初出:日経BP「日経ビジネスアソシエ」2012年5月号) 本は思考の始点 正解を求めるな 本とは何か。いかにつき合うべきか。編集工学研究所所長の松岡正剛さんに聞いた。「本は裏切る」「つながりで捉えよ」「全身で読め」。その真意を、じっくりと。 読書に懐疑的な人たちは「丸々1冊読む時間がもったいないし、役に立たない本だったら時間の
アウトプットがぱったりと枯れてしまう人がいる一方で、長期間にわたってアウトプットの質・量を維持できる人がいます。この違いはどこから生まれてくるのでしょうか。外資系コンサルとして活躍し、今は独立研究者として注目を集める山口周氏の知的生産術を公開した日経ビジネス人文庫『知的戦闘力を高める 独学の技法』から抜粋・再構成してお届けします。 「インプットしまくる時期」が必要 「読書は短期目線でいい」という指摘を別の言葉で表現すれば、「無目的なインプットこそが大事」ということになります。なぜかというと「無目的なインプットをやってこなかった人は、肝心要の時期にアウトプットできなくなる」からです。 どういうことでしょうか。まずは、基本的な前提から確認しておきましょう。それは「アウトプットとインプットの量は長期的には一致する」という前提です。これは要するに「人生全体で見てみれば、アウトプットの量とインプット
「独学の戦略」とは、「何について学ぶか」という大きな方向性を決めることです。仮に独学のために使える時間が1日平均1時間程度だとすると、1週間で1冊程度、年間では50冊程度のインプットが精いっぱいだということになります。外資系コンサルとして活躍し、今は独立研究者として注目を集める山口周氏の知的生産術を公開した日経ビジネス人文庫『知的戦闘力を高める 独学の技法』から抜粋・再構成してお届けします。 「何を学ばないか」も決める 闇雲なインプットの前に、まずは「独学の戦略」が必要だという指摘をすると、何をまだるっこしいことを、と思われるかもしれません。しかし、実はインプットの効率も、ストックの構築も、この「独学の戦略」が明確になっているかいないかによって大きな差が出るのです。 では、独学の戦略とは何か。一言でいえば、「何について学ぶか」という大きな方向性を決めるということです。これは逆にいえば「何を
なぜ、インプットの前に、「独学の戦略」が必要なのか。インプットの効率も、ストックの構築も、この「独学の戦略」が明確になっているかいないかによって、大きな差が出るからです。外資系コンサルとして活躍し、今は独立研究者として注目を集める山口周氏の知的生産術を公開した日経ビジネス人文庫『知的戦闘力を高める 独学の技法』から抜粋・再構成してお届けします。 「独学の戦略」を立てるメリット 闇雲なインプットの前に、まずは「独学の戦略」を立てることをお勧めします。なぜかといえば、「独学の戦略」を立てることで、アンテナの感度が高まるからです。例えば、漫然と「いろいろなジャンルについての知識を深めたいなあ」などという状況では、書店で出合った本や新聞で読んだ記事などに、高い感度で反応することができません。 一方で、自分の独学の戦略を明確化している場合、何かふとしたきっかけで出合った情報であっても、「あ、これは自
2024年8月、日経文庫は創刊70周年を迎えました。その長い歴史の中で、日経文庫は数々のロングセラーや専門分野の名著を生み出しています。そこで、日経文庫の平井修一編集長に、さまざまなテーマでおすすめの日経文庫を解説してもらいました。今回は、20年、60年…と何十年も売れ続けているロングセラー11冊について。聞き手は、日経BOOKプラス編集・副編集長の小谷雅俊。 日経BOOKプラス編集・副編集長・小谷雅俊(以下、小谷) 今年、日経文庫は創刊70周年を迎えます。70年前というと1954年。日本史年表を見ると吉田茂内閣最後の年で、ゴジラ映画の第1作が公開された年です。これから高度成長期が始まるという時期ですね。改めて、その長い歴史を感じます。 平井修一編集長(以下、平井) 本当ですね。最初に出たのは『手形の常識』という本でした。実務的な内容の本が多いという傾向は、現代にも引き継がれていますね。こ
「ゆとり世代」の大学講師として日々20代の大学生に接しており、『 Z世代化する社会 』の著者でもある舟津昌平さんに聞く「Z世代に贈る本」3回目は、『「能力」の生きづらさをほぐす』(勅使川原真衣〈てしがわらまい〉著)。組織開発の専門家だった亡き母と、社会人になったばかりの息子との架空の対話を通じ、世の中にはびこる「能力主義」のおかしさを問う。 「能力」は定義しにくい 世の中には、「能力主義(メリトクラシー)」と呼ばれるものが当たり前のように流布しています。能力主義とは、人は能力で評価されるべき、能力の高い者が要職に就き、高い報酬を得るのは当たり前、という考え方です。 しかし、本当にそれでいいのだろうかと、真っ向から疑義を呈しているのが『 「能力」の生きづらさをほぐす 』(勅使川原真衣著/どく社)です。そもそも個人の能力というのはあいまいで、定義しにくいもの。多くの人は組織の一員として働きます
1972年6月、横浜市生まれ。1984年、6級で中原誠十六世名人に入門。91年初段、98年4月に四段、プロ棋士となる。2011年2月に六段昇段。棋風は居飛車本格派。四間飛車には急戦を好み、数々の新手を披露。「読売新聞」『将棋世界』などで健筆を振るい、親切な解説者としてファンに親しまれる。2008年から「経堂こども将棋教室」を主催。 髙野秀行六段は、藤井聡太七冠のデビューからの連勝記録が18に伸びたとき、その印象を聞かれ「性能の良いマシンが参戦すると聞き、フェラーリやベンツを想像していたらジェット機が来たという感じ」とコメントして大きな話題になった。幾度となくユーモアあふれる言葉で棋士・藤井聡太を評してきた髙野六段は、現状の強さをどのように見ているのだろうか。 今、藤井聡太七冠に抱いている印象から教えてください。 髙野 正直、以前とそれほど変わっていません。6月20日に叡王戦で敗れて、初めて
思い通りに物事が進まない、自分が嫌になる、やる気が出ない——。そんな私たちの“普遍的”ともいえる悩みに、古今東西の哲学者たちはどんな答えを導き出してきたのでしょうか。 今回は、『 哲学を知ったら生きやすくなった 』の著者で人気哲学者・小川仁志さんが、シチュエーション別で、「落ち込んだとき」に読みたい6冊の哲学本を紹介します。自分の気持ちに近いもの、または真逆のもの。哲学者たちの多様な考えに触れるなかで、自分が求めているものが見えてくる。そして、前に進むための勇気を与えてくれるはずです。
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『日経BOOKプラス|日本経済新聞出版社』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く