山谷「いろは会商店街」山谷の歴史が詰まったアーケードが撤去された商店街の現在の姿 2020.12.22 歴史散歩 商店街, 廃墟, 旅館, 東京都, 看板建築, 老舗, 近代建築, 遊郭 あしたのジョーのふるさとでもある山谷の「いろは会商店街」。一度この商店街の姿を見たことがある方は、アーケードが撤去された商店街の現在の姿に驚くかもしれない。 労働者の町山谷の街並みも徐々に変化していた。 山谷の歴史 「山谷」は東京都台東区と荒川区をまたがる泪橋交差点を中心として広がっている範囲に宿泊所の密集地帯のことを指し、その地名は昭和41年に消滅している。 元々街道沿いであったために、江戸時代から木賃宿が多かったらしい。木賃宿というのは安宿で薪代を払って自炊、相部屋で寝ることも。宿場町の端に木賃宿は存在することが多かった。 さらに、徳川家康は都市政策の一環として山谷に被差別部落民の人々を移住させ、犯罪