神妙な表情で記者会見に臨む斎藤元彦知事 この記事の写真をすべて見る 斎藤元彦・兵庫県知事の包囲網が日に日に狭まる。知事を告発した元県民局長に続いて、元課長も自死していたとみられることが発覚し、「もう知事をかばえない」という声が各方面から聞こえる。与党も含めた県議会の各会派、県職員の知事離れが加速し、そして最側近も去ることになった。四面楚歌ならぬ八方塞がりのなか、斎藤知事はまだ“持つ”のか。 【写真】人気急上昇なるも、実はこの人にもパワハラ気質の噂が 県には連日、斎藤知事の辞職を求める意見などの電話やメールが殺到している。元県民局長が亡くなった7月7日からの5日間で1000件を超えたという。その後、告発文書に出てくる疑惑のひとつの業務に携わっていた課長が自死していたことが明らかになり、県民の怒りはさらに増幅しているという。 当の斎藤知事は記者会見の場でこう繰り返す。 「多くの負託を受けており