いやー、船場吉兆、廃業ですか。ささやき女将とか、面白すぎるお店ではありましたが。 この件で吉兆以外にも食品の使い回しがアチコチで行われてますぞ!と報じられる状況に対し、逆に高級なお店や旅館の料理人たるもの、それなりにキチンと美味しいものを作るための修行を積んできた人たちなんだろうに、自分の作ったものがこんなにも普通に食べ残されるということに何か感じるものはないのかなぁと妄想するにつれ、思い出したことが。 料理を完食して、お店の人が出てこられたことが2回ある。 最初は、大学の寮に入るために母親と上京した夜に食べたお店。二人とも田舎者ゆえどこで食事をしていいか分からず、泊まったホテルのイタリアンレストランに入り、コースを頼むことにした。私が外で正統派の?イタリア料理なるものを食したのはこのとき初めてだったと思う。 「やっぱりちゃんとしたホテルの料理はおいしいねー」的なたわいもない会話をしながら