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なぜここまで旭川警察は腐敗してしまったのか。背景には道警全体に蔓延している「隠蔽体質」があると語るのは、長年、情報公開請求によって道警の不祥事を追及してきた札幌在住のライター・小笠原淳氏だ。 「道警の現役警部が覚せい剤密輸や拳銃摘発の『やらせ捜査』に関与していたとして逮捕された『稲葉事件』('02年)以降も、道警ではさまざまな不祥事が起きていますが、隠蔽体質はまったく変わっていません。『不祥事は隠せる』という驕りにより隠蔽が生まれ、組織的な責任の検証も行われないので警官のモラル低下にも歯止めがかからないのです」 小笠原氏によると、道警では今年4月にも遠軽署の警官2人が「大麻パーティ」をして書類送検されたが、事件当初所属や氏名は公表されず。同月にはさらに、北見方面本部監察官室長の警視が温水プールで泥酔して保護される事件もあった。この警視は頻繁に泥酔トラブルを起こしていたという。 「そんな人物
未成年との飲酒を口止め…!「リコ」と呼んで仲良く記念撮影まで…!カラオケスナックのオーナーが独占告白「内田梨瑚と旭川警察」「乱痴気騒ぎ」の一部始終 梨瑚と不倫警部補の出会い 約1000軒の飲食店が並ぶ北海道旭川市の歓楽街「3・6街」。その中心地に位置する雑居ビルに、一軒のカラオケスナックがある。女子高生を旭川市内の景勝地「神居古潭」にかかる橋から突き落としたとして、今年6月に殺人容疑で逮捕された内田梨瑚被告(21歳)が、事件前、旭川中央警察署の刑事たちと乱痴気騒ぎを繰り広げていた店だ。 今回、このカラオケスナックのオーナーが本誌の独占取材に応じ、内田被告と刑事たちの飲み会の様子を明かした。 「旭川署の刑事たちが初めてうちの店にやってきたのは、今年1月中旬です。新年会という感じで、夜10時頃にまず7?8人が来て、次第に人数が増え、最終的には50人ほどになった。わたされた名刺を見ると、刑事第二
トランプ前大統領が再選される見込みが高まってきている。「アメリカ第一主義」を掲げて、ヨーロッパからの手を引くことも匂わせているトランプが再び大統領になったら、ロシアとウクライナの戦争はどう推移するのか? 東京大学先端科学技術研究センター准教授で、ロシアの安全保障が専門の小泉悠氏に聞いた。 2つめの記事『もう「日本のゴマすり」は通用しなくなる...「トランプ再選」で台湾は見捨てられ、さらに「日米同盟は崩壊」へ』より続く。 小泉悠(こいずみ・ゆう)/1982年、千葉県生まれ。専門はロシアの安全保障。外務省専門分析員などを経て現職。著書に『「帝国」ロシアの地政学』『ウクライナ戦争』ほか 敗北へのカウントダウン 外交や安全保障、とくにウクライナ戦争に関して、トランプ本人に確固たる考えがあるとは思えません。むしろ政権に入るスタッフが、アメリカの方針を大きく左右するのではないでしょうか。 バイデン政権
本当に「ちゃんと仕事をしているのか」…午後4時退社でも「国際競争力世界一」のデンマークと、日本の職場の「決定的な違い」 午前9時頃、淹れたてのコーヒー1杯とともに軽やかに仕事を開始したかと思うと、午後4時頃にはオフィスに誰の姿もない。 これは、デンマークでは当たり前の光景だ。 「ちゃんと働いているのだろうか?」と疑問に思う方も多いだろう。 だがデンマークは、世界的な製薬企業であるNovo Nordiskや、世界のビール会社の時価総額ランキングで第8位のCarlsberg(※日本のアサヒは第10位)、世界中で愛される知育玩具レゴ・ブロックのLEGO、風力発電機で世界トップシェアを誇るVestasなど、グローバルな舞台で存在感を示す企業も多く、2022年・2023年と2年連続で国際競争力ナンバーワンに選ばれている。 世界デジタル競争力、電子政府ランキング、環境パフォーマンスでいずれも1位、SD
「移民」と呼ばない矛盾 じつは、本特集企画の第一章〈【衝撃ルポ】茨城・成田空港近くのニュータウン200区画を「中国系オーナー」企業が丸ごと買収…いったい何が起きているのか〉で紹介した茨城県稲敷市は、いわゆる「消滅可能性自治体」だ。住民のひとりが言う。 「鉄道が通っていない稲敷は、いわば陸の孤島。新しく人や企業が入ってくることも少なく、発展の見込みも薄い。そうした地域だからこそ、街が丸ごと外国の人に買われるという事態が起きたのだと思います」 茨城県には、他にも坂東市や神栖市などの鉄道駅をもたない自治体がある。また今年4月、人口戦略会議が公表した最新の推計では、茨城県で17、群馬県で20の自治体が消滅可能性自治体に分類された。これらの街でも今後、稲敷と同様の事態が起きるかもしれない。 注目すべきは、茨城や群馬では近年、犯罪率が急上昇しているということだ。全国の水準で見ると、外国人の犯罪は近年大
過激すぎた、90年代日本バラエティ 「電波少年」シリーズ(日本テレビ系)、「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ!!」(日本テレビ系)、「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)――1990年代には伝説的なお笑い番組が放送されていた。 そんな日本の90年代のお笑い番組が現在、海外で問題視されていることをご存じだろうか。 イギリスで制作された映画「ザ・コンテスタント」(2023年)は、1998年に放映された日本の人気バラエティ番組「進め!電波少年」内の企画、「電波少年的懸賞生活」にてブレイクした芸人・なすび氏に、当時の状況を取材したドキュメンタリーだ。狭いアパートの一室に監禁され、衣服も脱がされた状態で1年3カ月の間ひたすらハガキを書き、懸賞に応募し続けたなすび氏の様子と、それを「お笑い」として消費する視聴者の様子は世界に衝撃を与えた。 欧米のメディアおよび評論家たちの間では、この作品に
こう語るのは、オーストラリア・シドニー大学の脳・精神センターで認知症を研究しているファン・ユンテ氏だ。 日本人のうち認知症患者が占める割合は、1000人あたり23・3人と、じつは世界で最も多い。先進国(OECD加盟国)の平均は1000人あたり14・8人。いくら日本が高齢化大国とはいえ、あまりに多すぎると思わないだろうか。 その隠れた理由として、研究者たちが注目しているのが「ストレスと認知症の関係」なのだ。なかでも、ストレスと密接なかかわりをもつ「ある脳内物質」が、黒幕と目されている。 「脳のほぼ中心にある、視床下部というところから分泌されるオレキシンです。オレキシンは別名『ストレスホルモン』とも呼ばれ、ストレスを感じたり、夜にしっかり眠れなかったりすると増えることが知られています。 このオレキシンは不眠症の患者などで特に多いことが分かっていましたが、私たちの研究によると、アルツハイマー型認
日米同盟に異変が起きる トランプ再選となった暁には、トランプ氏は何を重視するのか。それは、先日の共和党大会で採択された共和党の綱領を見ればある程度見通すことができます。綱領から読み取れるのは、トランプ氏が「強いアメリカ」の実現を望んでいるということです。 では強いアメリカとは具体的には何を指すのか。それは、軍事的に強いアメリカのことです。アメリカは、日本や韓国、欧州に武器をどんどん買わせることで、国内の軍事産業や製造業を強化する。そうすることで、軍事を主軸にした「強いアメリカ」を実現していくだろうと思われます。 そこで焦点となるのが台湾です。 これまでのバイデン政権では、アメリカは台湾を「守る」というスタンスでした。バイデン大統領は「そもそも中国が法の支配を破ろうとしている。中国が台湾を武力によって支配しようとするならば、アメリカも武力で応戦する―だからこそ、中国は台湾侵攻を思いとどまるべ
2年間もCMを無断差し替え 「いまやTBS全体の信頼はガタ落ちしています。広告主から見放される日も近いでしょう」 TBS系列局のラジオ局幹部がそう嘆くのは、'22年4月から'24年6月にかけて、TBSラジオがCMを無断で差し替えていたことが明らかになったからだ。6月19日に公式サイトで報告と謝罪が行われたほか、7月3日の記者会見で、同局の林慎太郎社長が謝罪する事態にまで発展している。 わかりやすく言えば、TBSラジオはスポンサーが流してほしいCMではなく、違うCMを放送し続けていたのだ。 広告収入を大きな収入源としている放送局にとっては、広告主との信頼関係が破綻しかねない大事件である。冒頭のラジオ局幹部が内情を明かす。 「CMを差し替えられた広告主は、ある有名法律事務所(以下、A)です。もともとAが流してほしかったCMは、『表現に問題がある』として局内考査で受理されていませんでした。それな
たった一人でも職場を破壊しかねない「モンスター社員」。著書『小さな会社の採用 お金をかけなくてもここまでできる!』を上梓した、キャリアカウンセラーで社会保険労務士の中谷充宏氏が、採用担当者なら絶対に知っておきたい、面接で「モンスター社員」を見分けるチェックリストを公開する。 日本の会社は簡単に解雇できない 使用者からの申し出による一方的な労働契約の終了を「解雇」といいます。 ただ、解雇は使用者がいつでも自由に行えるものではなく、解雇が客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない場合は、労働者を辞めさせることはできません。解雇するには、社会の常識に照らして納得できる理由が必要です。 たとえば、解雇の理由として、勤務態度に問題がある、業務命令や職務規律に違反するなど労働者側に落ち度がある場合が考えられますが、1回の失敗ですぐに解雇が認められるということはなく、労働者の落ち度の程度や
消費者になじみが薄いが世界的大企業 トヨタ自動車の製品を「見たことが無い」読者はまずいないであろう。自分自身でトヨタ車を運転していなくても、「街中にあふれている」ことは言うまでもない。 実は、信越化学工業の製品も「街中にあふれている」のだ。信越化学HP「~きっと、どこかで、出会っています。~」を見れば、一目瞭然だ。自動車、カーナビ、エアコン、スマホ、携帯、パソコン、壁紙、タイヤ、電線、錠剤などほとんどありとあらゆる分野に「信越化学工業の製品」が存在する。 ただし、それらの製品にはトヨタ製の自動車のようなロゴや社名が入っているわけではない。多くの場合、他メーカーの完成品の一部としてひっそりと隠れているから気付かれないのである。 しかし、その目立たない信越化学工業が、時価総額では世界の化学工業メーカーの中で第4位(11兆9769億円、2023年12月末)である。 また、日本経済新聞 7月17日
乗り鉄、撮り鉄、駅鉄、時刻表鉄など、さまざまな楽しみ方がある「鉄道」追究すればするほど、新たな側面が見えてきて、「鉄道」の魅力には限りがありません。歴史、技術、鉄道の種類、高速鉄道、運用のしくみ……。車両や線路だけでなく、運用のメカニズムまで徹底的に解説した『最新図解 鉄道の科学 車両・線路・運用のメカニズム』(ブルーバックス)から、特におすすめのトピックを紹介していきます。 今回は、意外と知らない鉄道特有の「粘着駆動」について解説していきます。 摩擦を使ってレールを蹴る 現在、世界のほとんどの鉄道では、鉄車輪が鉄レールの上を転がるという組み合わせとともに、「粘着駆動」と呼ばれる駆動方式を採用しています。本節では、このような鉄道を便宜上「一般の鉄道」と呼び、粘着駆動のしくみを説明します。 粘着駆動とは、鉄道で使われる駆動方式の一種で、鉄車輪と鉄レールの間に生じる摩擦(鉄道では「粘着」と呼ぶ
人が認知症になるかどうかは、体質や遺伝といった「運命」で決まると思われてきた。だが最新医学の知見によれば、決してそれだけではない。日々の積み重ねが健やかな脳を作るのだ。 認知症は「不機嫌」から始まる なんだかイライラすることが多くなった。スーパーやコンビニのレジで、少し焦ってしまうことがある。睡眠時間が短くなり、眠りが浅くなった—。最近そんなふうに感じているなら、あなたの脳で、認知症のリスクが急速に高まっているサインかもしれない。 「日本人はほかの国の人と比べて、悲観的になりやすくストレスを溜めやすい傾向があります。じつは近年、ストレスを感じやすい人ほど、認知症を引き起こす脳内の老廃物『アミロイドβ』が増えやすいことがわかってきているのです」
すべては日本での「永住権」獲得のため…!中国人向け「移民ブローカー」が「日本語能力試験」で「悪質カンニング横行」を暴露 異国の人々との共存、異文化との共生―。令和の今、そうした言葉は抽象的な「お題目」ではなく身近な「日常」になった。その最前線では、かつてない異変と摩擦が生じている。現地取材でしか見えない驚くべき現実とは。 前編記事『「底辺中国人」はこうして日本にやってくる…!中国人向け「移民ブローカー」が明かす「悪質ビザ取得」の手口』より続く。 安倍晋三さん、ありがとう 「永住権」を取得するうえで手っ取り早いのが、法務省が定める「高度人材」に認定されることだという。以前は永住権の取得には原則10年の在留歴が必要だったが、'17年に「永住許可に関するガイドライン」が改定され、要件を満たす「高度人材」は最短在留1年での永住権申請が可能になった。 これは、「永住権取得までの在留期間を世界最短とす
近い将来、「働けなくなったら」「お金がなくなったら」「親の介護が必要になったら」「病気になったときに頼る人がいなかったら」「自分の亡きあとペットはどうなるのか」……。「これから先」を考えるだけで目の前が暗くなる人は多いだろう。 そんな悩みに、具体的に解決の糸口を示してくれる本が話題となっている。現代の貧困問題に20年近く取り組んできた雨宮処凛さんの『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』だ。 なぜ今、先の不安が尽きない人が増えているのか? <日本で「普通に生きる」は、もはや無理ゲーです…将来を《搾取》されないために知るべき『死なないノウハウ』>に引き続き、雨宮処凛さんに、人生の荒波の中で「死なない」ために知っておくべきことを伺った。
「文学部のやっていることは読書感想文とかわらない」「『文系』なんてお金をかけて学ぶ必要はない」——こうした根強い「文系不要論」に、どうすれば答えることができるのでしょうか。 人文系の論文・レポートを書くための技術を網羅的に提供する『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(阿部幸大著)では、「そもそも人文学の研究には意味があるのか?」ということも問われています。 世界的に評価される数々の論文を書いた気鋭の研究者は、この問いにどう答えるのでしょうか。 ※本記事は阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』から抜粋・編集したものです 「文系」学問は必要なのか? そもそも、なぜわたしたち研究者は論文を書くのか。正直に言おう、それは、単位のためであり、学位のためであり、就職のためであり、昇進のためだ。ようは、広義の「仕事」だから書くのである。
近い将来、「働けなくなったら」「お金がなくなったら」「親の介護が必要になったら」「病気になったときに頼る人がいなかったら」「自分の亡きあとペットはどうなるのか」……。「これから先」を考えるだけで目の前が暗くなる人は多いだろう。 そんな悩みに、具体的に解決の糸口を示してくれる本が話題となっている。現代の貧困問題に20年近く取り組んできた雨宮処凛さんの『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』は、2024年2月に刊行されるやいなや増刷を重ね、すでに6刷という勢いだ。 なぜ今、先の不安が尽きない人が増えているのか? 雨宮処凛さんに、人生の荒波の中で「死なない」ために知っておくべきことを伺った。 「無理ゲー」は専門家からの知識で攻略できる ――『死なないノウハウ』は、誰に何を伝えたいと思って書かれたのですか? 雨宮処凛さん(以下、雨宮):貯金を5億円持っている人以外全員です。今、普通に
誰もが書いた覚えのある、ゴミレポート。しかしそれは、文章が下手なせいではありません。 『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』の著者・阿部幸大氏は「書けないということは読めないということなのであり、読めないということは書けないということなのだ」と主張します。どういうことでしょうか。 ※本記事は阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』から抜粋・編集したものです 前半では、アカデミック・リーディングで読むべき文章の選び方について、6つのルールを提示した。後半となる本記事では、「書くための読み方」について、その具体的な方法を説明する。 前編記事はこちら〈「書けないやつは読めてもいない」…あなた「ゴミレポート」を書いてしまう意外な理由〉 初学者の論文とプロの論文の決定的な違い さて、論文をいくつかピックアップしたら、つぎの作業に取り組んでほしい。 1)すべてのパラグ
「文学部のやっていることは読書感想文とかわらない」「『文系』なんてお金をかけて学ぶ必要はない」——こうした根強い「文系不要論」に、どうすれば答えることができるのでしょうか。 人文系の論文・レポートを書くための技術を網羅的に提供する『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(阿部幸大著)では、「そもそも人文学の研究には意味があるのか?」ということも問われています。 世界的に評価される数々の論文を書いた気鋭の研究者は、この問いにどう答えるのでしょうか。 ※本記事は阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』から抜粋・編集したものです わたしのコミットするフィールドのひとつであるアメリカ文学研究のトップジャーナル、American Literature 誌の掲載論文には、ひとつの著しい特徴があった。圧倒的に人種についての論文が多いのである。そうではない論文も、ほとんどが
「役所や学校の不祥事」ではない 今年6月、千葉県印西市で、宛名に「様」を印字し忘れた約1万9千通の納税通知書を発送してしまい、市がおわびしたというニュースが報道された。 一方、名古屋市では、今年4月以降、市立小学校の部活動に指導者が来ない、研修を受けていない人が来るなどといった保護者からの苦情が殺到しているというニュースが流れた。 さらに遡った今年3月には、川崎市で、小学校の卒業証書の筆耕(毛筆で書くこと)のために用意された卒業生名簿を紛失した(後に発見)という報道もなされ、話題を呼んだ。 こうした話題に触れた読者諸氏とすれば、「ああ、また役所や学校の不祥事か」と思ったかもしれない。確かにその通りなのだが、厳密に言うと少し違う。 「様」をつけ忘れたり、部活の指導に来るはずだったり、名簿を使って証書に文字を書くことになっていたのは、役所や学校の職員ではなく、委託先である民間企業などのスタッフ
中国人はなぜ「こんな簡単に日本に入国してくる」ように見えるのか...移民ブローカーが明かす「悪徳ビザ取得」の「ヤバすぎる真相」 異国の人々との共存、異文化との共生―。令和の今、そうした言葉は抽象的な「お題目」ではなく身近な「日常」になった。その最前線では、かつてない異変と摩擦が生じている。現地取材でしか見えない驚くべき現実とは。 第1章『「中国系オーナー企業」が茨城・成田空港近くの「ニュータウン200区画を丸ごと買収」…そこで起きている「ヤバすぎる異変」』より続く。 「転売ヤー」として荒稼ぎ 広東省出身の元銀行員である劉秀英さん(仮名・35歳)は、妻と今年6歳になる息子を連れて2年ほど前に日本に移り住んだ中国人移民だ。 都内の「中華料理店の経営者」を務めていることになっているが、実際の仕事は「転売ヤー」。東京ディズニーリゾートの限定グッズが出るたびに大量に仕入れ中国に転売、「贅沢はできない
実は無駄が多いマンションの大規模修繕工事。そのほとんどが、推奨される修繕周期では過剰と言えるのは前回連載で詳報した通りだ。しかし、まだある。特に戸あたり40~80万円と、高額な工事費を要する共用部給排水管の更新工事は推奨期間では早すぎるという疑念がある。 一般的には、30年程度が更新時期と言われるが、実際には漏水が増えてからの対処でも問題ないと業界関係者は指摘する。(*記事内容は編集部が保証するものではありません。実際のマンションの状況に合わせて情報を参考にしてください) 関東に築30年の50戸のマンションを所有する男性が言う。 「久々にマンション管理会社から送られてくる理事会議事録に目を通したら、驚きました。まだ全然問題なさそうなのに、わずかな範囲しかない鉄部の塗装に200万円近くかけていたり、LED照明3ヵ所の交換に17万円と、エアコンの交換より高いのはさすがにおかしいと思いました。
フィリピンの市長は中国人のスパイだった?…当選時に見られた「フィリピン生まれ」とは思えない、数々の証拠 フィリピンの市長が中国人としてスパイ容疑に フィリピン・バンバン市のアリス・グォ市長が、身分を偽装した中国人である可能性が高まり、世界中を驚かせている。かねてから世界各地で中国人スパイの存在が指摘されてきたが、これもそのひとりなのか。 ネットメディアなどで活動するフィリピン人記者、リウィ・メルカド氏は、「市長の中国人の父親、ジャン・チャン・グォ氏こそが中国共産党、人民解放軍と関係の深い人物で、スパイ活動をしていた疑いがある」と言っている。 ネット上でも、「市長は汚職まみれで、スパイにしては目立ちすぎ」との意見が多々ある。本件は3月の違法カジノ摘発から市長の関与が浮かび上がったもので、違法カジノや人身売買、ハッキング、マネーロンダリングを行なう犯罪組織の一角であった疑いが浮上。そこで判明し
昨年、バリ島に行った。夕暮れ時、燃え盛る炎の中、上裸の男達が口ずさむリズムにのったケチャダンス、洞窟の寺院から煙たいほどに立ちこめる香、銅鑼や鉄琴の響きが心地よいガムラン音楽。これらはどれも異国情緒に溢れるものであった。 しかし、バリ人の方から、万物に神性を感じる世界観、祈りと祭りを軸とした生活について聞いたとき、日本の神道文化にも通じる懐かしさを感じた。遠く離れた地域の文化は一目には違っていても、根底でどこか似ているように思えた。 遠い地域の文化がなぜ似ているのか、これは文化人類学における一つの究極的な謎である。百年以上にわたり、文化人類学者たちは諸地域の文化を記述し、それらの間に構造的なパターンを見出してきた。 本稿では、数理モデルのシミュレーションによって、文化を生む仕組みを調べることで、人間文化に普遍的な構造がどのような条件下で、いかにして生まれるのかを探求する普遍人類学の試みを紹
異国の人々との共存、異文化との共生。令和の今、そうした言葉は抽象的な「お題目」ではなく身近な「日常」になった。その最前線では、かつてない異変と摩擦が生じている。現地取材でしか見えない驚くべき現実とは。 「勝手に自宅の敷地に入られた」 「この前、買い物から家に帰ってきたら、わが家の駐車場に3、4人の見知らぬ男女がいて、何やら話している。聞こえてきたのは中国語でした」 成田空港からクルマで30分ほど、霞ヶ浦の南側に位置する茨城県稲敷市。不安げな表情を浮かべて語るのは、同市郊外の高台にあるニュータウン「江戸崎ネオポリス」に住む70代の女性だ。 「怪訝に思って話しかけると、その人たちは近くにある別の空き家に入居するらしく、ウチとその家をカン違いしていた。見晴らしをチェックしたかったそうですが、勝手に自宅の敷地に入られて、とても不愉快でした」 3年ほど前、この江戸崎ネオポリスに住むおよそ100世帯の
EVに乗らない人が間違えた「EVの未来予測」 かつて、ゼロックスが登場した当時も、コピーマシンの需要予測は実際の未来よりも大幅に下回った数字が算出されました。 前編『トヨタにピンチ到来か…「EV大逆風」の“最大の落とし穴”が発覚!EVに乗ってみてわかった、「EV時代は意外と早くやってくる」と確信した3つの現実』でも解説しましたが、この誤りは次のようにして起こりました。 コピーマシンがなかった時代、コピーは一枚か二枚しか作成できないのが常識でした。カーボンコピーと言ってタイプライターで書類を作るときにプリント用紙の間にカーボン紙を挟むことで、一度に二枚(ないしは三枚)の書類をタイプしていたからです。コンサルタントがコピーの需要予測をした際には、カーボン紙の売上高から計算して「未来のオフィスで使われるコピーの枚数はこの程度」と考えたのです。 ところが、実際はコピー機が便利だとわかったおかげで、
「EV大逆風」のなかで高騰する「テスラ株」のなぜ? 戦略コンサルティング業界に古くから伝わる失敗事例があります。 世界で最初にコンピュータが作られたときの専門家による未来予測では、世界のコンピュータ需要は5台だと明らかに間違った推計がされました。 当時は、コンピュータは軍が弾道計算をするための用途しかなく、その用途のために天文学的に高価な機械を買える国は5ヵ国しかなかったからです。 ゼロックスが登場した当時も、コピーマシンの需要予測は実際の未来よりも大幅に下回った数字が算出されました。コピーマシンがなかった時代、コピーは一枚か二枚しか作成できないのが常識でした。 カーボンコピーと言ってタイプライターで書類を作るときにプリント用紙の間にカーボン紙を挟むことで、一度に二枚(ないしは三枚)の書類をタイプしていたのです。 メールの宛先にCCと入れるのは、このカーボンコピーの名残です。 コンサルタン
対立していた市政関係者の意見 「彼は市長という権力を使って、なかったことをあったことにする」 そう口にしたのは、かつて広島県安芸高田市の石丸伸二元市長(41歳)と対立していた市政関係者だ。 東京都知事選挙の得票数で2位に躍進し、時代の寵児となった石丸氏。 メディアに登場しては過激とも受け取れる発言を繰り返し、何かと世間を騒がせている石丸氏だが、学生時代を知る人々の多くは、彼を「地味な子どもだった」と評していたのは、前回の記事『「おとなしく地味で目立たない」…石丸伸二氏の地元住民が語る学生時代の「意外な過去」』の通り。 一方で、関連記事『「都知事選で2位」の石丸伸二氏が出馬した「本当の理由」…安芸高田市長時代に残していた「4つのフェイク」』のように、市長としての実績について疑問視する指摘もある。 安芸高田市の市政関係者に話を聞いた。
窮地の「ラーメンスープ」メーカー大復活の秘訣は、なんと「漫画プロデューサー」が考案した「衝撃のマーケティング方法」にあった…! 大赤字だった業務用スープメーカー・クックピットが打ち出した施策はなんと、商品開発費0円、サンプルの提供料0円、集客支援0円という、常識はずれの大盤振る舞いだ。これらの施策によって劇的なV字回復を果たし、業界を覆う深刻なラーメン不況のなかで数少ない勝ち組となり、取引先を増やし続けている。 さらには有名店の“インスパイア”ラーメンが作れるようになるレシピ記事の大量作成、漫画の制作、サンプルのスープを詰めるハコをデカくて邪魔なものにする、といった単体で聞いただけでは何の効果があるのかわからない不可思議な施策を組み合わせることで、ラーメン店との成約率を上昇させ、契約に至るまでのサイト(期間)を大幅に短縮した。いったいどういう仕掛けなのか。 同社の取締役副社長で『鬼畜島』『
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