シン・エヴァンゲリオン劇場版(以下シンエヴァと呼称します)は言うまでもなくヱヴァンゲリヲン新劇場版の最終作で、ストーリーや演出はもちろん、劇伴*1も前3作の流れを踏襲すると思っていました。実際、事前公開されたアバン1の音楽はエヴァQのアバンの音楽とコンセプトと同じで、自分はかなり落胆したのですが、3.0+1.0だから3.0(エヴァQ)の要素から始まるのだろうと納得していました。 しかし3.0の要素は(表面上は)アバン1だけといってもよく、その後は前3作とはかなり異なるコンセプトの音楽が展開されます。特に新作は1950~80年代のニーノ・ロータやミシェル・ルグランといった往年のロマンティック・シネマミュージックの影響が色濃く出た楽曲が多く、ルグランや羽田健太郎(日本版ルグランのような人)の劇伴が好きな自分はとても嬉しい内容となりました。 ということで、実際の使用順にサントラの感想や音楽演出に