加門七海さんの『平将門魔方陣』は面白かった。 この本のキモは、平将門を祀った神社、首塚を線で結ぶ(レイライン)と、北斗七星の形を取り結ぶという仮説だ。 左図で再現するとこうだ。そして、この1~8の地点は以下のポイントである。 1)鳥越神社・・・将門の首がこの地を飛び越えたという伝説 2)兜神社・・・・俵藤太が将門の兜を埋めたという伝説 3)首塚・・・・・将門の首塚 4)神田明神・・・将門の首が祀られている 5)筑土八幡神社・この神社の隣の津久戸明神が将門の首を祀る 6)水稲荷神社・・将門調伏のための神社 7)鎧神社・・・・将門の鎧(胴衣)を祀っている 8)鬼王神社・・・幼い将門を祀る ようするに、江戸の霊的守護を担当した天海が、将門の首(1~5)と体(7)を将門調伏神社(6)でぶった切ったということである。 これらの配置に関して加門さんは、これこそ、将門を北斗七星型の配置で祀ることによって