読者より、マイケル・ハドソン氏の書いた『米国はいかにして日本を滅ぼしたか』(No.64,65)、および『日本政府は外貨準備高をいかに浪費したか』(No.74,75)の内容が長く、かつ難解だったというコメントが寄せられました。発行者としてご指摘の通りであったことを認める一方、このハドソン氏の主張が読者に新しい視点を与えるものであり、かつ一般のメディアではあまり取り上げられない内容であるということをも確信しています。 マイケル・ハドソンの視点 マイケル・ハドソン 日本企業の米国人社長が日米関係に関して独特の見解を持っているのと同様、米国のエコノミストやジャーナリスト、財界人もまた独特な見解を持っていることに彼は気づいた。このメモは、そうした彼自身、あるいは他者の見解を日本の読者に伝えることを1つの目的にしている。そうすることによって日本の読者は一般に報道されない「米国側の視点」に触れることがで