普段、眺める鉄道のレールは2本で1対となっています。 しかし、営業路線では全国で4か所だけ、3本のレールで構成される線路があります。 「三線軌条」と呼ばれるものです。 箱根登山鉄道の「箱根湯本駅」(箱根町)と「入生田駅」(小田原市)を結ぶ区間もその一つです。 先日、京急逗子線の三線軌条を見てきました。 kirakunist.hatenablog.com 今回は、箱根登山鉄道の「三線軌条」を追ってみました。 目 次 🚋 三線軌条 箱根湯本駅 入生田駅 入生田開渠 箱根登山鉄道検車区 偶然の出会い! 三線軌条 鉄道の線路の幅(軌間)は、鉄道会社によって異なります。 JR在来線や小田急をはじめ多くの私鉄が「狭軌」と呼ばれる1,067mmです。 一方、新幹線や箱根登山電車、阪急電鉄など一部の私鉄では、「標準軌」と呼ばれる1,435mmです。 鉄道のレールは、通常ならば2本で1対となっています。