サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
衆院選
lp.shueisha.co.jp
予約注文書はこちら 編集にあたって 歴史への興味の根底には、人間への関心がある。 『史記』を「列伝」が支えるように、 歴史書に力を吹き込むのも評伝である。 私たちは、誰もが内に持つ自然な好奇心に着目し、 有名無名の人々の評伝を積み重ねて描く 『アジア人物史』を構想した。 対象とする地域は、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、 西アジア、すなわちアジアと名指される領域の全体である。 現代のアジア史研究を代表する 編集委員たちが集い、 数年がかりで協議を重ね、各エリアの主人公、副主人公、 彼らを包み込む人々の連関性を発見し、 魅力的な小宇宙を形成していった。 人物選定の際に重視したキーワードは “交流”である。 それは交易や、宗教、思想、芸術の伝播といった 平和友好的なものに限らず、 略奪、侵略、戦争などの激しい衝突をも含む。 また、長い時を超えた“交流”もある。 私たちは、一冊の中に
いつもより荷物の重い日が好きだ。 お昼の弁当に加えても、もう二つ、夜に彼と食べる用の弁当を作る。食べる場所は決まって〝ホテル〟で ──「ハンドメイド」。 僕のお父さんは一人じゃない。お父さんの後ろには、真っ白な顔のお父さんたちが並んでいる ──「ジャム」。 恋愛からホラーまで、多種多様な全六編。
野谷文昭=編 編集協力=三倉康博 今年、二〇一六年は、セルバンテスの没後四百年にあたり、それを記念してスペインでは様々な関連行事が続いた。……セルバンテスという名の恒星の周りにある四つの惑星の名前として、キホーテ、ドゥルシネア、ロシナンテ、サンチョという彼の代表作『ドン・キホーテ』のキャラクターに因んだものが、国際投票によって選ばれたという。やはり世界に通用する顔はセルバンテスなのだ。(野谷文昭・解説より) 収録内容:ドン・キホーテ(抄)/美しいヒターノの娘/ビードロ学士/嫉妬深いエストレマドゥーラ男定価:本体1,300円+税 発売日:2016年12月16日 「ドン・キホーテ」野谷文昭・訳 老いた郷士ながら騎士道物語に読みふけり、自らを遍歴の騎士であると思い込んでしまったドン・キホーテは、無邪気な相棒である従者サンチョ、愛馬ロシナンテとともに、恋焦がれるドゥルネシア姫(実際は近隣の村の娘)
「冒険の森へ」編集委員である逢坂剛、大沢在昌、北方謙三、夢枕獏による、直筆メッセージを掲載。
古今東西の書物が集う墓場。 移ろい行く時代の中で迷える者達。誰かが〈探書〉に訪れる時、 一冊の虚は実になる。 立ち止まって眺めるに、慥かに奇妙な建物である。櫓と云うか何と云うか、為三も云っていたが、最近では見掛けなくなった街燈台に似ている。ただ、燈台よりもっと大きい。本屋はこれに違いあるまい。他にそれらしい建物は見当たらないし、そもそも三階建てなど然う然うあるものではない。しかし到底、本屋には見えない。それ以前に、店舗とは思えない。板戸はきっちりと閉じられており、軒には簾が下がっている。その簾には半紙が一枚貼られている。近寄れば一文字、弔――。と、墨痕鮮やかに記されていた。 1月6日発売 文芸単行本 ●定価2,310円 日露戦争の足音が聞こえる、明治30年代後半。古今東西の本が揃う書舗に、迷える者たちが訪れる。思想の変節を非難された徳富蘇峰、探偵小説を書く以前の岡本綺堂、学生時代の竹久夢二
第9回 司馬遼太郎賞 受賞 原典を大胆に再構築、中国古典英雄譚に新たな生命を吹き込む。熱き伝説、ここに始まる!
ここはボツコニアン | 宮部みゆき
神保町にある古書店「泪亭」二階の貧相な部屋に下宿する美女、白井沙漠。とても美しいのに、どこか現実感がない雰囲気で、「お金」がかかわると目の色を変え、初めて会った相手でも体を預ける。同じく学生時代に泪亭に下宿していた四十代の男、翻訳家の吉野解は、そんな彼女と偶然出会い、訝しく思いながらも強く惹かれる。何度か体を重ねたある日、沙漠はブランド品で身をかためた解に「三百万円、貸して」という。しかし実は、解も高学歴ワーキングプアで債務者。大学で非常勤講師として働いていても、妻の実家から援助されている状況だった。時は二〇〇九年秋。翌年六月からの改正貸金業法の施行を目前に、借金による破滅から逃れようとする彼らの間で、欲望がぶつかりあい、すれ違い、ついには殺人が起こる。 なぜ彼らは「お金」に追い詰められ、悲劇へと向かわされるのか? 九〇年代末からの「消費者金融」全盛の時代を生きた登場人物4人の視点から、リ
集英社 創業85周年記念企画「戦争×文学」好評刊行中!
【9/26】 最終巻『小説フランス革命 XII 革命の終焉』本日発売! 【6/26】 『小説フランス革命 XI 徳の政治』本日発売! 【6/26】 「用語解説」追加 【3/26】 『小説フランス革命 X 粛清の嵐』本日発売! 【3/26】 「用語解説」追加 【12/14】 『小説フランス革命 IX ジャコバン派の独裁』本日発売! 【12/14】 「用語解説」追加
☆人気アイドルグループ〈カラーナンバー7〉の新曲を研人が手がけることに。なぜか堀田家にメンバーが来て作業を進めるという流れで……。堀田家全体が浮足立つなか〈東亰バンドワゴン〉の隣地への〈クリエイターズ・ビレッジ〉の準備は進んでいく。そして、夏に迫る堀田家の新たな生命(いのち)の誕生や結婚式! 今年も堀田家は賑やかで温かで、「LOVE」に包まれている。 東京のやたらお寺が多い辺りの下町で、古書店〈東亰バンドワゴン〉を営む堀田家の日々をお届けする〈東京バンドワゴン〉シリーズ。 今年で十九作目になりました。一作目の『東京バンドワゴン』を書いてから十九年が過ぎてしまったわけですね。デビュー三年目で四十代のおっさんだった私も、もう少しで前期高齢者という年齢になってしまいました。 こんなにも長く続けてこられたのは、もちろん続けさせてくれている集英社の〈チーム東京バンドワゴン〉あってのことですが、応援し
三崎亜記・公式サイト。「となり町戦争」で鮮烈なデビュー。独特な感性で描く「世界」を紹介します。
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『lp.shueisha.co.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く