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小泉 今日はどうもありがとうございます。ずっと福間さんにお話をうかがいたくて、知り合いの編集者の方など自分の少ないコネクションをたどっていたのですが、連絡先がわからない。そこで福間さんのTwitterをさかのぼっていたら、どうやら福間塾なるものをやっているらしい。福間塾というのはもともと国立市主催で福間さんがおこなっていた「詩のワークショップ」から続いているものらしい、というところまで調べて、国立市に連絡したというわけなんですよ。 福間 たいていはさ、思潮社に連絡するよね。詩人のことっていうのは、だいたい。 小泉 え、そうなんですか……! 福間 普通、ね(笑)。 国書刊行会から『ビリー・ザ・キッド全仕事』が出た頃 小泉 マイケル・オンダーチェって、私たぶん世界で一番好きな作家なんですけれども。 福間 うん。 小泉 いろいろな方が訳しているじゃないですか。どれも素晴らしいのですが、私は初期の
ヴァリス3部作新訳までの経緯 小泉 今回は山形さんにヴァリス3部作について、お話を訊けたらと思っています。私は昔、挫折したんですよ、『ヴァリス』。 山形 ですよね。 小泉 『聖なる侵入』はうへぇ、とか言いながらもなんとか読んだ。『ティモシー・アーチャーの転生』は割と好きだったような記憶があります。でもこの3作、3部作と呼ばれているのは知っていたんですが、あまりこの3作のつながりを意識していなかったんですけど、今回、あらためて3作通して読んでみました。山形さんの新訳ということで、3作とも最初にあとがきから読んで。あとがきから読んだらすごくちゃんと読めてびっくりしました。 山形 ありがとうございます。 小泉 ディックの新装版、つまり装幀が新しくなっていろいろ出ているじゃないですか。よく見ると新装なだけで新訳じゃないものもけっこうあるんですよね。この3部作が新訳になっているっていうのはどういう経
翻訳について語るときに私たちが語ること What We Talk About When We Talk About Translation
SF的宇宙とは何か 小泉:今日は円城さんが翻訳された『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』についてお話を聞けたらと思っています。これはそういうことをインタビューする連載で。いつも変なお願いばかりしてすみません。 円城:全然大丈夫です。前の仕事に比べると、はるかにふつうだし……。 小泉:実は、まだ1本しかインタビューしていないんですけど。 円城:ジム・シェパードでしたっけ。 小泉:そう。小竹由美子さんにお話を聞いてきました。たまたま、ジム・シェパードの場合、刊行したばかりというのもあったのですが、小竹さんはいろいろな人を訳していらっしゃるので、また何度も出てきていただく予定なんです。でも、あまり発行時期とかは関係なくですね、まあ、翻訳した人とか、その周辺にいる人とかにインタビューをしていこうかなと思っているところです。 円城:はい。いかようにも。どうでも。 小泉:で、チャールズ・ユウ。あ
『わかっていただけますかねえ』が、わかっていただけるまでの話 小泉:小竹さんには、ゼイディー・スミスや、アリス・マンローの他に、ネイサン・イングランダーやジョン・アーヴィング、最近だとアレグザンダー・マクラウドとかですね、いろいろお聞きしたい訳書がいっぱいありすぎて困るんですけど、今回はあえてジム・シェパードがいい気がしました。出たばかりっていうのもありますが、他の作家に比べてわけがわからない度が高い。 小竹:わかんない。ええ。 小泉:『わかっていただけますかねえ』ってタイトルなんですけど、わからない(笑)。でも、いいタイトルですね。 小竹:えーと、舞台裏をお話ししますと、最初編集者氏からは、「わかっていただけますかねえ」ではよく「わからない」ので、やはり各タイトルから採用するのがよいと提案がありまして、その候補というのが「ゼロメートル・ダイビングチーム」「エロス7」だったんです。 小泉:
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