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大谷翔平
miruz-2.hatenadiary.org
諸星大二郎の著作は、絶版、そして再編集されて発売と、いくらか複雑になっています。書店員的に何を店に置こうか、お客様に問い合わせを受けたときどう答えようか? お悩みの方に、またもやザックリとですが、今流通している諸星作品をまとめてみました。 もちろん、書店員でなくとも、諸星の本で何を買っていいか迷っている人にも参考になると思います。 書店員としては、 〈西遊妖猿伝〉 〈妖怪ハンター〉 〈諸怪志異〉 〈栞と紙魚子〉 〈その他のシリーズ〉 〈短篇〉 〈小説〉 という感じで、六つのカテゴリーにわけて考えるといいかと思います。 普段はシリアスな物を描く事が多い諸星ですが、不条理でユーモラスな作品も多く、それらはここでは"モロ☆"と呼びます。 〈西遊妖猿伝〉 双葉社の「月刊スーパーアクション」に1983年から連載され、「コミックアクションキャラクター」などを経て、潮出版社の「コミックトム」に1997年
藤子・F・不二雄には俗に「SF短篇」と呼ばれる作品群があります。いくつかの雑誌に読み切りとして描かれた物で、基本的には大人の読者に向けて描かれ作品です。(いくつかは子供、少年向けに描かれた作品もある)なので、『ドラえもん』や『パーマン』などに代表される子供向けの作品とはまた違ったF先生の面白さが堪能できます。 F先生は以前これらの作品群を『SF風現代アラビアンナイト』などと言っていました。その後、自分の書く作品の根底にあるテーマを「SF」と定義します。これはScience-Fictionの略ではなく、Sukoshi-Fushigi(少し・不思議)の略です。 そしてこの「SF短篇」は全112編もあるにもかかわらず、ほとんどはずれが無くて、傑作が多く、読後にさまざまなSukoshi-Fushigiを残してくれる奇跡の作品群です。 個人的に一番好きなのは、児童漫画のタブーを犯した名作『劇画・オバ
ピークは過ぎたけど、最近またもブームっぽい『ゲゲゲの鬼太郎』ですが、各出版社から色々と出ていて何がなんなのか? 何から読めばいいのか? と混沌としています。この前知り合いから問い合わせを受けて、簡潔に答えられなかったので、ここにまとめます。 まとめるといっても、「鬼太郎サーガ」の出版事情は混沌としていて、多くの作品が、貸本時代の作品のリライトだったりすることもあり、『ドラえもん』と並んで複雑。ですからかなりざっくりと本屋として知っていれば良い程度書きます。 現在流通しているもの中心。コンビニ展開用の物は外してあります。 『ゲゲゲの鬼太郎』は1954年の紙芝居版に端を発していますが、大まかに分けて〈貸本版〉〈マガジン版〉〈サンデー版〉〈新編マガジン版〉〈コミックボンボン版〉〈その他〉の六つのバージョンがあると覚えておくと、書店員的に楽です。(時代的な区分ではありません) 〈貸本版〉 1959
幾世代からも愛されている『ドラえもん』ですが、世の中には簡単には読めない『ドラえもん』がたくさんあります。ドラえもんにはおよそ1200編以上の作品があると言われてますが、単行本に収録されていない作品も多く、作者の藤子・F・不二雄(以下、F先生)自ら封印してしまった作品や、学年誌の3月号に掲載された幾つかの最終回など、現時点では簡単に読むことはできせん。 現在『ドラえもん』のコミックスは数種類出ているので、多少煩雑になっています。今流通しているコッミックスを中心に書店員(主にコミック担当者)として知っていればいい程度解説。書店用なので、コンビニ用のコミックスは扱っていません。 〈てんとう虫コミックス〉 ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス) 作者: 藤子・F・不二雄出版社/メーカー: 小学館発売日: 1974/07/31メディア: コミック購入: 4人 クリック: 317回この商品を含
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