共和党の副大統領候補バンス上院議員(39)が、子どもの数だけ親に投票権を与えるという過去の発言が掘り起こされて波紋が広がっていると、毎日新聞が報じた。バンス氏を巡っては、ハリス副大統領ら出産経験のない女性たちを過去に中傷したとして非難が殺到している最中。ネット上では、日本維新の会の政策に類似した今回の発言内容に着目する書き込みが目立った。 米紙などを元に報じた毎日新聞によると、問題となっているのはバンス氏による2021年に保守派の教育団体での演説。米国で保守派の文化的な影響力を保つために出産の奨励を主張し、「この国のすべての子どもたちに投票権を与えよう。その投票権は子どもたちの親に委ねよう」と述べたという。 バンス氏は同じく2021年にテレビ出演した際に、侮蔑的な意味合いが強いキャット・レディー(猫好きの女性)との言葉を使って、ハリス氏ら民主党の幹部を断じたとして、強い非難にさらされている