日中戦争−戦争を望んだ中国 望まなかった日本 作者: 林思雲,北村稔出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/10/23メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (11件) を見る 「「日中戦争は日本の侵略戦争だった」―この言説の呪縛から解き放たれるときがきた。」というオビが付けられている。 11月7日初版。実にタイムリーな本だがべつに田母神論文とリンクしているわけではない。初出は”Voice”=PHPだ。 しかしこの本の価値は主張そのものというより、現役中国知識人による日中戦争論であるということだ。 もちろん共産党に占領されている中国に言論の自由はなく、著者の「林思雲」はペンネームである。 共著の形をとっているが実質的に林思雲の著作である。北村氏は翻訳と解説を担当している。 日中戦争は中国側から開始された、と言えば日本ではウヨクと思われる。 ところが中国人の側