沖縄戦などの戦没者に思いを寄せる「沖縄『平和の礎』名前を読み上げる集い」で8日、朝鮮人の刻銘者463人の民族名が読まれた。 那覇市のなは市民協働プラザに、西原町で韓国語を学ぶ有志や、沖縄に住む韓国人ら10人が集まり、インターネットを通じて韓国の学校の生徒や市民グループのメンバーも参加した。 カン・ヨンナム、コ・スン、24歳、コ・インドク、23歳…。平和の礎に刻まれた漢字の名前にハングルを書き添え、享年や死亡地などを書き加えた名簿を用意。大半が20代だが、年齢が不明の人もいる。 西原町の牧師で在日3世の参加者(54)は「祖父と同じ世代の若者が日本のため命を失うことになったのは胸が痛い」。祖父は強制連行で筑豊の炭鉱で働かされたという。 韓国語を学ぶ男性(74)は「処刑された人もいる。この歴史を忘れてはいけない」と大きな声で名前を読み上げた。 有志代表の女性(74)は3年連続の参加。「読むと言う