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パリ五輪
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マンションの2階住戸にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。2階の高さなら防犯面や虫のことなどで、後悔することはないのでしょうか。この記事では自分にとって最強の住み心地の住戸を選べるよう、住まい探しに役立つさまざまな情報を紹介します。不動産仲介の経験も豊富な不動産エージェントの山本直彌さんに話を聞きました。 マンションの2階の高さは何メートル?3階とはどう違う? マンションの2階の床は地上から何メートルくらい? マンションの2階の住戸は、地上から何メートルくらいの高さのところに位置しているのでしょうか。 マンションの1フロア当たりの高さは平均3m。ですから、2階の住戸の場合は、地上から約3mのところに床が位置することになります。3階住戸の床が高さ6mのところにあり、その下にコンクリート部分の厚さがあるため、2階の天井は地上から5.5m~5.8mとなります。 ただし、マンション
インタビューと文章: パリッコ 写真: 小野奈那子 お話を伺った人:宇賀なつみ 1986年東京都練馬区生まれ。2009年立教大学社会学部を卒業し、テレビ朝日入社。入社当日に「報道ステーション」気象キャスターとしてデビューする。その後、同番組スポーツキャスターとして、トップアスリートへのインタビューやスポーツ中継等を務めた後、「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」「池上彰のニュースそうだったのか!!」等、情報・バラエティ番組を幅広く担当。2019年に同局を退社しフリーランスに。 HP:https://aestas.tokyo/ X(旧Twitter):@natsumi_uga Instagram:@natsumi_uga 多くの地方出身者が暮らす大都市、東京。一方で、東京で生まれ育った「東京っ子」は、地元・東京をどのように捉えているのでしょうか。インタビュー企画「東京っ子に聞け!
住宅を建てる際、何にこだわるか? 間取りの使いやすさ、お気に入りのインテリア、最新の設備機器……。今回はそれら目に見える部分だけでなく、特に「断熱」と「気密」という目に見えない部分に、とことんこだわって建てられた「断熱等級6」の高断熱・高気密の住宅をご紹介しよう。 ■関連記事: 住まいと学校の断熱事情の最前線、夏は教室が危ない! 住宅は断熱等級6以上が必要、2025年4月からの等級4以上義務化も「不十分」 東京大学・前真之准教授 声で家電がコントロールできる「スマートホーム」 大阪府茨木市、緑豊かな住宅街に佇むHさん邸は、外観やインテリアにもたくさんのこだわりが詰まった美しい邸宅。敷地面積170.64平米、延床面積140.07平米の木造住宅は2020年に完成し、間もなく5年目を迎えようとしている。一般的な「尺モジュール」よりも空間が広くなる「メーターモジュール」を採用することで、階段や廊下
書いた人:森本萌乃 株式会社MISSION ROMANTIC代表/Chapters書店主。1990年東京生まれ。書店×マッチングのプロトタイプとなるマッチングサービスをアナログで立ち上げ、「本棚で手と手が重なるように出会えるオンライン書店・Chapters bookstore」を21年6月にオープン。登録者は延べ6000名を超え、20〜30代の独身男女に本を通じた出会いを提供中。2024年3月には自身の体験談を元にしたビジネス小説「あすは起業日!」(小学館)を出版、市ヶ谷にChapters bookstoreのリアル店舗をオープンするなど活動の幅を広げている。 中目黒に移り住んだ頃のことを振り返ると、真っ先にあの疲労感が浮かぶ。 初めての一人暮らしは、東京を謳歌したくて、当時勤めていた会社から近い麻布十番を選んだ。夢いっぱいの新入社員、そして「麻布十番に似合う女性になりたい」という願望が、
三軒茶屋で築86年古民家を購入&DIY! スウェーデン人アントンさん、日本×北欧のジャパンディスタイルに大改造 東京都 東京の三軒茶屋(世田谷区)は住むのにも遊ぶのにも人気のエリア。そこにスウェーデン人モデルのアントンさんが約1000万円で購入し、セルフリノベーションした築86年の古民家があります。アントンさんのセルフリノベーションの様子は、YouTube動画でもリノベーション前後の劇的な変化が話題になりました。ボロボロの古民家が、むき出しの屋根裏や梁に日本家屋ならではの歴史を残しつつも、明るくナチュラルな北欧テイストを取り入れた洗練された空間へと変身したのです。 2019年に日本に移住したアントンさんがこの家を手に入れたきっかけや、自らリノベーションした経緯について伺いました。 スウェーデン出身のアントン・ウォールマン(Anton Wormann)さんは、2019年に日本に拠点を移し、モ
著者: 鈴木梢 三軒茶屋には、飲み屋がとにかく多い。多いどころか、ほとんどが飲み屋で構成されていると言ってもいいくらいの街。次いで多いのが、古着屋、カフェだろうか。 とにかく飲み屋が多いものだから、少人数、大勢、ひとり、どんな飲み方にも対応する店がそれぞれいくつもある。それに、フレンドリーな酒飲みが多い街なので、飲み屋で仲良くなってそのまま友達になる……なんてことも珍しくない。 そんな三軒茶屋に、私は10年住んでいる。しかも、三軒茶屋のエリア内で引越しをしてまで住み続けている。 それなのに、だ。私は三軒茶屋であまりお酒を飲まない。だからこの街でできた飲み友達はもちろんいないし、ひとりで飲み屋に入る勇気もない。 じゃあ、なぜ私は三軒茶屋に10年も住み続けているのか。 私はとても飽きっぽい。長年同じ趣味を続けることはほとんどないし、同じ会社に勤めるのが3年以上続いたこともない。そんな私が住み続
書いた人:石井ブレンド 1984年10月17日生まれ、大阪府出身、吉本興業所属のピン芸人。1500軒以上の国内外のカフェを訪れるコーヒー好きから、書籍「全人類に提唱したい世界一手軽な贅沢 おいしいコーヒーライフ入門」を出版したほか、松陰神社前でカフェ“GOODFEELING COFFEE”を経営している。 「初めて来たけど、めっちゃいい街ですね」 東急世田谷線、松陰神社前駅から徒歩30秒の場所にオープンした僕のカフェにやってきてくれた仲間たちが、みんな必ずこう言う。 僕はその度に「めっちゃいいやろ?」と自慢げに言い、まるでここで育った人間かのような振る舞いをする。まだ住んで一年も経っていないのに。 この街で、自家製の焼き菓子と、自家焙煎のコーヒーを提供している。カフェの名前は「GOODFEELING COFFEE」。GOODFEELINGとはゴキゲンという意味。来た人がゴキゲンになって帰っ
写真・文: 安達茉莉子 筆者:安達茉莉子(あだちまりこ) 作家、文筆家。大分県日田市出身。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学などさまざまな組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う。著書に『毛布 - あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)、『世界に放りこまれた』(twililight)ほか。 菊名の次、というより横浜から各停で4駅 横浜の妙蓮寺に住んでいます——と言うと、大体の人はどこでしたっけ、という顔をする。東急東横線で、菊名駅の次。新幹線も停まる新横浜の近く。そう説明するが、実際住んでみると、「横浜駅から各停で4駅」と言いたくなる。 3年前にここに引越してきてから、私の生活地図はそれまでの都内を中心にしたものから、ぐんと変わって、横浜文化圏を中心とするも
断熱等級6の100平米の家、電気代は夏でも月平均1万円以下で売電収入も! エアコン1台で「一年中春のよう」 東京都・Yさん夫妻【断熱新時代・住宅実例】 電気料金の値上げや省エネ効果、家族の健康などの理由で、住まいの断熱性能や気密性の向上に関心を寄せる人が増えています。では、高気密・高断熱の住まいの暮らしとは、どのようなものなのでしょうか。今回は、東京都内にZEH水準よりも上の断熱等級6(※)の住まいを建て、夫妻ともに在宅勤務というYさんご夫妻に取材。どのような理由で家を建てたのか、暮らしぶりや1年の電気代まで、赤裸々に聞いてきました。 ※断熱等級/断熱等性能等級6:2022年10月に新設された、HEAT20のG2レベルの基準を満たす断熱性能 ■関連記事: 住まいと学校の断熱事情の最前線、夏は教室が危ない! 住宅は断熱等級6以上が必要、2025年4月からの等級4以上義務化も「不十分」 東京大
写真:関拓弥こんにちは、mihozonoと申します。普段は会社員として、サービス企画の仕事をしています。 2023年、念願のフルリノベーションをしました! 完成までにはいくつもの壁と長い道のりがあったため、これからリノベーションをする方の参考になればと思い、私の体験談を紹介します。 すてきな友人宅を訪れて、リノベ熱が高まる 私は以前から「リノベーション」という考え方や文化が好きで、台湾のリノベーション建築を巡る旅をしたり、リノベーションスクールに参加したこともありました。元の物件を活かすことで唯一無二の空間が出来上がったり、昔の面影やストーリーを感じられるところに新築にはない魅力を感じます。 そんな私が自分でもリノベーションをしてみたいと思い始めたきっかけは、フルリノベーションした友人宅を訪れたことでした。自分の暮らしに合わせて自由に設計をしているのを見て、賃貸に自分の暮らしを合わせるので
「保育園留学」体験レポート。子ども主役の移住は何が違う? 1週間で親も驚きの変化、積極性うまれ、地域や新しい友だちへの愛着なども 北海道・小樽市 移住体験というと、何かと大人の暮らしや仕事の面を考慮しがちです。一方、子ども起点で移住体験をしてみると、また違った視点が必要になることに気が付きます。 ”子ども”を軸に移住体験ができる制度、”保育園留学”が北海道小樽市で23年7月から始まりました。観光都市としてのイメージが強い街に移住するってどうなの?実際の暮らしはスムーズにできるの?仕事はどうするのか?―東京都心に暮らす夫婦と幼児1人の3人家族が、悪戦苦闘しながらも1週間暮らしを営む様子をレポートします! 商業・観光都市からの脱却を図ろうとする、北海道・小樽市 北海道にある人口約10万人の町、小樽市。道内でも一二を争う商港を持つことからピーク時には人口20万人が暮らし、港湾都市・経済の拠点とし
構成: 伊藤美咲 撮影: 小原聡太 編集: ピース株式会社 80年代のジャパニーズ・ポップスをダンス・ミュージックに再構築した音楽ジャンル「フューチャー・ファンク」。そのジャンルの人気を押し上げたのが、韓国人プロデューサー兼DJのNight Tempoさんです。 これまでに、80年代の昭和歌謡を中心に、さまざまな楽曲をアレンジした音源を発表してきました。中でも竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」をアレンジした動画はSNS上でも大きく拡散され、2000万回再生を突破するほどの話題に。 日本でのメジャーデビューや大型フェスへの出演なども果たし、今年ついに念願の東京移住が実現。Night Tempoさんに、東京への想いやお気に入りスポット、街から得た音楽のインスピレーションについて伺いました。 お話を伺った人:Night Tempoさん 1986年生まれ、韓国出身。米国と日本を中心にDJ兼プ
著: 中田和伸(さすらいラビー) はじめまして。さすらいラビーというコンビでお笑い芸人をしております、中田和伸と申します。御茶ノ水にある順天堂病院にて生を受け、そのまま文京区の実家に約30年住んでおります。 東京都文京区。生まれ育ったこの街、僕を32歳、185cmになるまですくすくと大きくしたこの街を愛しています。 正確に言うと、大学の関係で3年ほど立川にて一人暮らしをしていた時期もございます。「実家を出ていたこともある」という小さな見栄のために補足させていただきますが、どうあれ居心地が良すぎるほどに良すぎるこの文京区にて、人生のほぼ全ての時間を過ごしております。ぜひとも愛を語らせてください。 商業施設も充実 映画館以外はなんでもある程よい街 文京区には坂道が多い。我が家は坂の上、半ば崖の上のようなところに位置している。1日の始まりに意気揚々と坂を駆け降り、1日の終わりに最後の一仕事だとば
小説家の高殿円さんは、自他共に認める不動産好き。これまでに何度も物件購入・売却をしてきました。 そんな高殿さんが頭を抱えたのが「実家じまい」。団塊世代の両親が住むタワーマンションを無事に売り抜き、老後も安心。……かと思いきや、母の口から飛び出したのはまさかの「お金がないの」の一言。 両親の思考を劇的に変え、モノであふれる実家と向き合った記録を特別コラムとして寄稿いただきました。 親に買ったタワマンを+1000万で売り抜き、老後も安泰かと思ったら いよいよ始まったと思った。更年期と親の終活と子どもの受験。 一気に来る。噂には聞いていたけれど、ほんとうに一気に来た。さりとて、この何事も先回りする私が、やがて必ず来るであろうこの一大事に対して何の対策もしなかったわけではない。むしろ10年以上前からそのときに併せて打てる手は打っていた。 例えば、資金繰りの問題。いまほどフリーランスが市民権を得てい
【断熱DIY】ホームセンター商品だけで賃貸の部屋も夏涼しく・冬暖かくできる! 原状回復OK、内窓・玄関ドア・床などをひと部屋4万円以下で 住まいの断熱の大切さが徐々に浸透しつつある昨今では、自宅の断熱リフォームをする人も増えています。補助金が適用されても、数十万円、数百万円の費用がかかることから、気軽に実施できるとは言いにくいものです。また、自宅が賃貸という人は原状回復の問題で手を付けられないと思っている人もいるのでは。しかし、ホームセンターやネットショッピングなどで調達した資材でDIYすれば、比較的安価に、かつ原状回復も可能な、断熱性を高めるDIYができます。 そこで今回は、自宅の玄関、リビング、寝室など大部分を断熱DIYした梅木亮(うめき・りょう)さんを取材。梅木さんが実際に行ってきた断熱DIYの内容や具体的な方法をお聞きしました。 地方公務員が断熱DIYに取り組む理由 梅木さんは、自
近年リクルートでは、さまざまな分野の「トレンド予測」を発表しているが、リクルートの住まい領域の調査研究機関である「SUUMOリサーチセンター」が2024年のトレンドキーワードを発表した。それによると、トレンドを予測するキーワードは「断熱新時代」だという。 住宅性能のなかでも関心が高まっているのが「断熱性能」 世の中でカーボンニュートラルが求められ、住宅の断熱性能などの基準を高める動きが加速している。もちろん、こうした政府の取組や世の中の動きがある一方で、 “住宅”は個人の所有物なので、最後は住む人が、住宅をどうしたいかがカギになってくる。 SUUMOリサーチセンターによると、いま、住宅に住む人たちの断熱性能への関心が高まっているという。その理由は、主に3つ。 断熱性能が注目される理由(1) 断熱性が低いと冷暖房効率が悪い ⇔ 断熱性が高いと冷暖房の効きが良い 住宅は壁や床・天井で囲まれ、壁
2016年に中古マンションを購入し、自宅をフルリノベーションした元建築家・編集者の小山和之さん。その経験と知見をまとめた2020年のnote「元建築家が自宅をリノベして考えた、リノベーションの教科書」は多くの読者に読まれ、リノベを検討している人たちの参考になると好評を博しました。 元建築家が自宅をリノベして考えた、「リノベーションの教科書」|小山和之 / designing そんな小山さんも、実は初めてのリノベーションで「やり残したこと」や「次に活かしたいこと」も感じていたといいます。それから6年後、30代で2度目のマンション購入・リノベーションに臨んだ小山さんに、経験者だからこそ伝えたい「理想の住まいづくりのポイント」について、たっぷり語っていただきました。 小山和之|デザインメディアdesigning編集長/weaving代表取締役。デザインを伝える仕事に携わる 子どもの保育園を変えず
著者:祷キララ 2000年生まれ。大阪府出身。2009年、映画『堀川中立売』(柴田剛監督)でデビュー。その後、映画『Dressing Up』(2012/安川有果監督)で初主演を果たす。主な出演作品に映画『左様なら』、『アイネクライネナハトムジーク』、『サマーフィルムにのって』、『忌怪島』、パルコ・プロデュース2024『最高の家出』など多数出演。 映画やドラマだけではなく舞台や広告、モデルの活動など幅広く活躍している。 この春で、堀江をはなれて6年が経った。大阪のファッションタウンとして知られつつある堀江は、私の故郷だ。アメリカ村、オレンジストリートを中心に、ブランドの直営店、古着屋、セレクトショップ、カフェに家具屋にライブハウス。そこに集う若者たちでいつも混沌としている。帰省するたびに新しいお店を見かけるし、通学路だった道は整備され、タワーマンションが建設中。故郷は大発展中だ。 今日も堀江
新築マンションの購入を検討するときに「省エネ性能を重視したい」と考える人も多いのではないでしょうか。マンションを含む住宅の省エネ性能を示す制度の一つに「BELS(ベルス)」があり、近年「BELS取得済」をうたい売り出されるマンションも増えています。 この記事ではBELSとはどのようなものなのか、評価書はどんな建物に発行されるのかなどを、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会の中山拓郎さんに伺い解説します。評価レベルや基準、ZEHとの違い、BELSの省エネ性能ラベルの項目や内容も詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 BELSとは? BELSとは「建築物省エネルギー性能表示制度(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)」を略した言葉で「ベルス」と読みます。BELSは国が定める省エネ性能表示制度に対応した制度の一つです。
書いた人:與座ひかる(よざひかる) 1990年沖縄生まれ。デイリーポータルZなどで執筆中のライター。平日昼に更新する「今日の休憩」を更新している。 X(旧Twitter):@HikaruYoza 沖縄県那覇市。その中心である国際通りで生まれ育った。隣接する平和通りというアーケード街に実家があり、部屋の窓からはその屋根が見えた。 東京に住むいとこのお姉ちゃんに憧れていた私は、テレビに映るシュッとした東京を崇拝していた。「那覇には何もない」と悪態をつき、上京だけが楽しみだった。 しかしいざ沖縄を離れてみると「沖縄出身なの!? 羨ましい〜!」と毎日のように言われることになる。「ダサくてすみません」くらいの気持ちでいたので混乱したが、これを機に地元を偏見なしで見てみると……すごく個性的でいい街だということに気がついた。他人に言われるまで、沖縄のことをまっすぐ見ていなかったのだ。恥ずかしい。 大人に
インタビューと文章: スズキナオ 写真: 関口佳代 連載開始から30年を迎える長寿グルメマンガ『酒のほそ道』。酒と肴を愛してやまない会社員・岩間宗達とその仲間たちが、その日その時の酒席を堪能する様を、なんとも美味しそうに、また楽しそうに伝えてくれるこの作品は、多くの酒好きや食通たちを魅了し続けてきた。 ©️ラズウェル細木/日本文芸社その作者であるラズウェル細木さんは、故郷の山形県から大学受験の浪人生時代に上京して以来、東京を拠点に生活している。大学入学以降、都内のあちこちで暮らしてきたが、30代の半ばからは東京都練馬区に住まいを定め、ご本人いわく「ここから引越すことはないでしょうね」と、現在の居場所に強い愛着を感じているという。 そこで今回は、ラズウェル細木さんのお住まいの周辺を散歩しつつ、お気に入りのスポットや街の魅力などについてたっぷりとお話を伺ってきた。 ラズウェル細木さんと上井草か
「ミニマムな暮らしがしたい」「一人暮らしなので広い家は不要」などの理由から、コンパクトでかっこいい平屋に住みたいと考える人が増えています。すでに土地ありの場合で予算を1000万円くらいとしたときに、どんな平屋を建てられるのでしょうか? また土地代込みの総予算1000万円くらいで平屋を建てることはできるのでしょうか。この記事では、1000万円くらいのローコストな予算で建てられる平屋の具体的な広さや間取り、外観などを、建築時の注意点とあわせ、青山芸術の藤木舞さんに伺い解説します。 1000万円くらいで新築できる平屋の広さはどれくらい? 家を新築するには、建物本体価格のほか「別途付帯工事費」や「諸費用」がかかります。別途付帯工事費とは、塀やフェンス、玄関アプローチなどの整備にかかる外構費や水道の敷設費などを、諸費用とは設計料や登記にかかる費用などを指します。 「別途付帯工事費には建物本体価格の2
著: 南波一海 「その街の暮らし」をお題に文章を書かせていただく機会を得た。私が書ける街と言えばただのひとつ、東京は大田区の蒲田しかないので、自分と蒲田にまつわるエピソードを記したいと思う。 私が一人暮らしを始めた経緯は少し変わっているかもしれない。 父は漫画家だった。“だった”と書いたのは、私が21歳の頃に亡くなったからである。青年漫画誌で週刊連載を続けている半ばのことだった。 「モノづくりで生きていくこと」を背中で伝えた漫画家だった父のこと 父の仕事場はJR蒲田駅近くにあるマンションの一室。そこでアシスタントのみなさんと漫画を描いていた。ある時、父の癌が判明し、大手術を行なった後も仕事を続けていたのだが、それ以降、私はアルバイトという名目でその現場に呼んでもらったことが何度かあった。 繁華街からほんの少し外れたところにあるその仕事場で、私はベタ塗りとホワイト塗りを手伝った。小遣いがもら
施主自らデザインできて、施工もできる。そう聞くと、「DIYでつくった家」といったイメージを抱く人もいるかもしれません。しかし、「NESTING」は「DIY」の要素を含んでいながらも、「DIY」のクオリティを大きく超えるデザインと性能が光る家。日本の風土に根差した自然に溶け合う佇まいで、「HEAT20 G2」(断熱等級6)という最高レベルの断熱性能を誇ります。 そんな、プロが手がけるような建築を、専門家でもない一般生活者がどうすれば建てられるようになるのでしょうか。そもそも、「NESTNG」のサービスを始めたきっかけは?まずは代表・秋吉浩気さんに事業の背景をうかがいました。 「VUILDでは、“「いきる」と「つくる」がめぐる社会へ”を、会社のビジョンとして掲げています。例えば、食べること。料理をつくり、それを食べることで、僕たちは生きているわけです。料理をつくる過程には、好きな食べものをつく
著: 田丸まひる 徳島と東京が意外と近いことを、みんなは知らない友達に会うために久しぶりに東京に行ってきた。自分なりのおしゃれを楽しんでいるのを見せ合ったり、言葉に対するときめきをあれこれと話し合ったりするのには心が躍った。それぞれの暮らす場所で、みんな色々なことに立ち向かったり傷ついたりしてきている。 東京と徳島の間は、飛行機を利用すれば一時間と少し。わたしの住んでいる鳴門は空港からも近いし、仕事なら日帰りもできる時間距離だ。陸路なら、高速バスで神戸や大阪まで出て、新幹線に乗り換えると便利だし、夜行バスもある。意外と簡単に行き来できるんよ、と思う。 行けばぽんとたどりつくのに「遠くからようこそ」を今日もたっぷり浴びる けれど、徳島には電車が走っていない。鳴門にも、どこにも。これから電車が走るであろう見込みも今のところはない。わたしも含めて地元の人たちが「汽車」と呼ぶディーゼル機関車が、架
延床面積が40坪にはどんな平屋を建てられて、必要な土地の広さはどのくらいになるのでしょうか。また南玄関、東玄関など、玄関の向きは間取りに影響するのでしょうか。この記事では、延床面積40坪の平屋の実例を、間取図付きで紹介します。40坪の平屋を建てるときに必要な敷地面積やかかる費用なども、グランハウス 一級建築士事務所の桐山卓也さんに伺い解説します。
西荻窪の魅力を発信すべく、2013年から2016年にかけて西荻窪駅周辺をボランティアで案内するスペース、その名も「西荻案内所」を運営していた奥秋圭・亜矢夫妻に、古さと新しさが混在する西荻窪の紹介をしていただいた。 偶然と必然が生んだ西荻窪での新生活 今回、西荻窪を案内してくれる奥秋夫妻の出身地は、デザイナーである圭さんが山梨県、そしてディレクターの亜矢さんが愛媛県。どちらかが、あるいはお二人ともが地元民だと勝手に想像していたのだが、全然違った。 西荻窪とはまったく関係ないところで生まれ育ち、それぞれが東京にある別の大学へと進学し、卒業後に共通の趣味である演劇を通じて出会ったという間柄。 そんな二人が、なぜ「西荻案内所」を運営することになったのだろうか。まずは西荻窪に移り住んだ理由から伺ってみた。 在りし日の西荻案内所、2016年4月頃。写真提供:奥秋圭 奥秋圭さん(以下、圭):「上京してか
マンションで暮らす子育て世帯の多くが、子どもの成長とともに収納スペースの確保や整理収納で悩んでいるのではないでしょうか? おもちゃ類はもちろんのこと、習い事に行くようになったり、学校に通い始めたりすると、一気に子どもの荷物が増えます。もっと成長したら、個室も必要になるかもしれません。 大人も子どもも快適に過ごしたい。でも、スペースが限られたマンションで、いったいどう工夫すればすっきりするのか……と頭を抱えている人も多いはず。 そこで、整理収納コンサルタントとして活動する本多さおりさんのご自宅にお伺いしました。これまでにコンサルティングを手がけた件数は400件以上で、著書は20冊以上。自身でも中古マンションをフルリノベーションし、スペースを有効活用しながら親子ともに暮らしやすい空間を実現されています。 「子どもの成長に合わせた可変的なスペースづくりが必要」と説く本多さんの空間づくりには、いっ
写真・文: てらいまき大文字山から望む京都市 ただの幼なじみ程度の関係だった京都 私は結婚して家を出るまでずっと京都の中京区で暮らしてきた。中京区は錦市場(京都錦市場商店街)があったりお寺も多く、八坂神社があり祇園祭とも関係が深い地域なので、クラスメイトには、囃子方*1や旅館の跡取り、和菓子屋の⚫︎代目など京都と縁のある家柄の子がたくさんいた。 でも私の家は継ぐものがない一般家庭だったので、京都が歴史ある街であり、日本を代表する観光地であることに気づいたのはだいぶ時間がたってからだったように思う。 京都っぽいところといえば家の造りが町家だったことくらい。でもそれも夏は暑くて冬は激サムの古い木造の家という認識であった。 二条城のまわりを体育で走らされることはあっても中に入ったこともないし、京都御苑(地元民は「御所」と呼ぶ)もとてつもなく大きな公園という認識だし、成人するまで金閣寺も見たことな
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