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プーアル茶は有名ですが、それが中国黒茶と呼ばれる種類のお茶であり、その製法が緑茶やウーロン茶などとは、かなり違うものであると知っている人はそう多くはないでしょう。 黒茶は、微生物による発酵の力を借りて作られる少し変わったお茶ですが、中国では多種多様な黒茶が作られています。今回は、独特の味や香りを生み出す中国黒茶の製造方法について見ていきましょう。 堆積は中国黒茶の製造において無くてはならない工程 種類により多少の違いはありますが、全ての中国黒茶の製造工程において共通する最大の特徴は、微生物による発酵が必ず含まれるということです。 紅茶、ウーロン茶の製造工程にも「発酵」と呼ばれる工程はありますが、それらは茶葉に含まれる酵素の働きによるもので、黒茶における発酵とは根本的に違い、黒茶の場合は酵素による発酵は必要としません。 この点は非発酵茶に分類される緑茶と同じで、中国黒茶の製造工程としては、緑
緑茶は、私たち日本人にとって最も馴染み深い飲み物と言っても過言ではありません。中国から伝来したと言われる緑茶ですが、各地の民衆の間ではそれ以前から、山に自生していた茶を様々な方法で加工して飲むことが、盛んに行われていました。 また、身体の不調を和らげたりするなど民間薬として重宝されてきた歴史もあります。そしてこれまでの研究により、緑茶の持つ効能は科学的にも証明されつつあります。長らく実践されてきた緑茶を使った健康法で、今日から取り入れてみたくなるものを、いくつか見ていきましょう。 お茶は世界を旅するように伝わった お茶が辿ったルートを知るヒントは呼び名にあり インド・デリーからイギリス・ロンドンを目指し、陸路でユーラシア大陸を縦断する旅行エッセイ『深夜特急(沢木耕太郎著)』には、緑茶や紅茶など、各地で親しまれる茶がたびたび登場します。 茶は元々中国が原産で、それが世界中に伝播するうちに、様
私たちは今、飲みたいときにいつでも気軽に紅茶を飲むことができます。それはティーポットで丁寧に入れた紅茶であったり、コンビニやスーパーで買ったペットボトルに入った出来合いのものであったり、様々です。 紅茶は長い歴史の中で人々のライフスタイルに合わせ、飲み方や楽しみ方を変化させてきました。今回は、紅茶にまつわる様々な歴史的エピソードを知り、紅茶をもっと身近に感じていきましょう。 幻の紅茶「正山小種」 正山小種(せいざんしょうしゅ)は、世界で初めて作られた紅茶で、「紅茶の元祖」と呼ばれています。中国福建省武夷山市星村鎮桐木村で誕生した紅茶です。 桐木村の村史によれば、正山小種を作ったのは、江一族と言われています。江一族は16世紀の始めに漢民族との戦いに敗れ、人里離れた武夷山脈の山岳地に、梁氏、菜氏と共に住み着きました。 当時、武夷山脈の山岳地には、山茶(山間部に自生する茶の樹)以外には、山菜、松
(出典:静岡県茶業会議所「新茶業全書」、前田・中川「各種緑茶の総合的理化学分析」) カフェインは低温では抽出されにくいため、玉露の特徴である甘味(テアニン)を際立たせるためにも、人肌ぐらいの低温がベストなのです。 3. 茶葉の量は、煎茶よりも気持ち少なめに急須に入れる 煎茶の場合、一人あたり大さじ1杯の茶葉を急須に入れますが、玉露はそれよりもやや少なく、大さじで軽く1杯を目安とします。 4. 急須にお湯を注ぐ いよいよ適温まで冷ましたお湯を急須に注ぎます。その際、茶葉に均等にお湯がかかるように注ぐ位置をずらしながら、静かに注いで下さい。茶葉がかぶるくらいが適量です。 5. 間合いは2分半~3分を目安に、最後まで注ぎ切る 玉露は、急須にお湯を注ぎ始めてから最後の一滴を注ぎ終えるまでの間合いは、2分半~3分くらいが適当とされています。それぞれのお茶碗に注ぎ分ける時間も見越して、少しずつ順番に注
※茶葉量は、1人あたり平均3g、人数が多い場合は少なめに、人数が少ない場合は多めにします。 ※間合いは、急須にお湯を入れ始めてから、最後の一滴を茶碗に注ぎ終えるまでの時間です。 この表に記載された分量は、ご家庭で入れやすい3人分になっていますが、玉露の場合、お茶碗に入る量はわずか13〜14ccです。夏目漱石の『草枕』には、玉露は飲むのではなく、喫するものだという表現がありますが、まさに私たちが普通にお茶を飲むのとは全く違うものであることが伺えます。 お茶の世界では、玉露は三口半で飲み切るのがマナーとされています。まず一口目で色を味わい、二口目で香りを、三口目で味を感じたら、残りの半口で吸い切って綺麗にします。 一見少なくて物足りないようにも思えますが、玉露の持ち味を過不足なく味わうのに最適な量が、長い歴史の中で確立されたのでしょう。 口に含んで味わうなら上級煎茶 上級煎茶は、玉露よりは多く
皆さんは普段、どんな時に紅茶を飲みますか?今や自宅やお店でゆっくり腰を据えてティーポットで茶葉から抽出するだけでなく、外出先でペットボトルを購入するなど、紅茶を手軽に飲むことができるようになりました。 そんな中でも多くの人は、食事やお菓子のお供に紅茶を楽しんでいるのではないでしょうか。せっかくなら紅茶と相性の良い食べ物を合わせたいものです。そこで、紅茶の特徴を踏まえ、紅茶にはどんな食べ物が合うのか選定しましたので、ぜひチェックしてみてください。 午後の紅茶が実証!意外にも紅茶はおにぎりに合う 紅茶の発祥は中国ですが、紅茶が世界に親しまれるようになったきっかけはヨーロッパです。そのため、どうしても紅茶は洋風の食べ物に合うという先入観を持っている人が多いでしょう。洋菓子やパンなどと合わせるのが、一般的でとてもなじみ深いと思います。 そんな先入観をなくそうと動き出したのが、キリンビバレッジ株式会
私たちの日常生活に欠かせない日本茶は、非常に身近な存在です。煎茶、玉露、番茶など様々な種類がありますが、その違いについて、実はよく知らないという方も多いかもしれません。紅茶やウーロン茶も含め、実は全て同じ茶葉から出来ています。これらのお茶(特に日本茶)の種類や違いについて、改めて見ていきたいと思います。 お茶には様々な種類があるが、元は同じ茶葉 日本茶は緑茶の総称 お茶は、私たち日本人の生活に欠かせない飲み物です。食事と共にいただく他にも、ほっと一息いれる時、お風呂上がりや夏の水分補給にと、様々なシーンにおいて身近な存在です。 日本人に最も馴染み深いのは緑茶ですが、その緑茶にも様々な種類があります。煎茶や玉露、番茶の他、加工茶と呼ばれる玄米茶やほうじ茶なども緑茶の仲間であり、これらをまとめて「日本茶」と言います。つまり「日本茶=緑茶」であり、日本茶は見た目や香りのバリエーションが、非常に幅
ウーロン茶には驚異的な効能がたくさんあります。ぜひウーロン茶を毎日飲んで、恩恵にあずかりたいところですが、毎日何リットルも飲むというのは現実的ではないでしょう。そこで、料理にウーロン茶を使うのがベターです。今回は、ウーロン茶の効能とその効能を毎日得るための料理レシピについて見ていきましょう。【⇒レシピをすぐに見たい方はこちらをクリック】 ウーロン茶とは? ウーロン茶を使った料理レシピを紹介する前に、まずはウーロン茶とはどういったお茶なのか知っておきましょう。 お茶の種類と言われると、「緑茶」、「紅茶」、「ウーロン茶」あたりを答える方が多いと思います。これら3種類のお茶は、実は同じ木(チャノキ)の葉から作られますが、違いを一言で言うと、「発酵度合」となります。 ・緑茶・・・非発酵茶(不発酵茶) ・ウーロン茶・・・半発酵茶 ・紅茶・・・発酵茶 緑茶は発酵させないので「非発酵茶」、紅茶は発酵させ
緑茶、紅茶、ウーロン茶、黒茶、味はもちろんのこと色も香りも全く違う4種類のお茶は、実は同じ木(チャノキ)の葉から作られています。チャノキにも色々な種類はあり、それぞれのお茶に適した品種というものはありますが、決定的な違いはただ1つ「作り方」です。 今回は、どのような作り方の違いで、同じ原材料の茶葉から違う種類のお茶ができるかについて見ていきましょう。 お茶を作る第一歩「茶摘み」はとても重労働 八十八夜と言えば茶摘み、茶摘みと言えば八十八夜というイメージは、有名な歌の一節「夏も近づく八十八夜~」からくるものでしょう。八十八というのは立春から数えて88日目という意味で、新暦では5月2日頃になります。 この時期、チャノキの新芽の周囲には新しい葉が5枚くらい伸びてきており、この状態を「一芯五葉(いっしんごよう)」と呼びます。 「芯」というのは、枝の先端にある、まだ葉の開いていない新芽のことです。新
カフェやホテルのティールームに行ったとき、メニューにずらっと並んだ紅茶の銘柄に怖気づいてしまったことはないでしょうか。または紅茶は好きなのに、格式高いイメージがあって中々馴染めない、なんていう悩みを持っている人もいるかもしれません。 そこで今回は、主な紅茶の種類と特徴、飲み方、ティータイムが楽しくなる基礎知識を一緒に見ていきましょう。きっと紅茶が今よりもずっと身近に感じるはずです。 主な紅茶の名前と特徴を覚えよう! 皆さんが普段よく耳にする紅茶の名前と言えば、ダージリンやセイロン、アッサムといったところでしょうか。もしかしたら、キーマンも入るかもしれませんね。これらの紅茶の名前と特徴を一致させておくと、ティータイムの紅茶選びが楽しいものになること間違い無しです。 まず、ダージリンの名前は、インド西ベンガル最北の高地に由来します。19世紀の後半に、中国福健省から緑茶の苗木などを持ち込み、紅茶
コーヒーと紅茶、手軽に美味しく飲めるのはどちらだと思いますか?ほとんどの人はコーヒーをイメージするのではないでしょうか。それは近年のコンビニのドリップやコーヒーチェーン店の拡大の影響が大きいかもしれません。しかし一番は、紅茶は入れ方が難しいという先入観が原因ではないでしょうか。 ちょっとしたコツさえつかめば、紅茶は誰でも簡単に美味しく入れることができます。そのために、覚えておくべき入れ方のポイントを一緒に押さえていきましょう。 料理人気分で紅茶を入れる 紅茶を飲む目的は、大きく分けて二つあります。一つ目の目的は、皆さんが普段の生活の中でも行なっているティーブレイクのお供として飲むためです。もう一つの目的は、紅茶のキャラクター(個性)を鑑定するためです。 二つの目的はそれぞれ異なるため、もちろん紅茶の入れ方も変わってきます。 前者は楽しく美味しく飲むことが目的のため、茶葉や湯の量に大まかな基
緑茶、紅茶、ウーロン茶は、味はもちろん、色も香りも全く違うお茶ですが、同じチャノキの葉から作られます。3つのお茶の違いは、それぞれの製茶工程において茶葉の中に生まれる化学物質によって生まれるものです。 元は同じ茶葉の中にあった物質が、製茶工程においてどのように変化するのでしょうか?そのメカニズムを知って、言葉で表現できれば、あなたも通の仲間入りです。
毎日のように飲んだり食べたりしていても、それがどこからやってきたかという歴史を聞かれて、すぐに答えられる食べ物はあまり多くありません。お茶もおそらく、その1つに入るでしょう。 植物の葉などをお茶のように煮出して飲む飲料は日本各地に存在していましたが、チャノキの葉である茶葉を使ったお茶の故郷は、お隣、中国であると言われています。今回は、お茶の歴史について振り返って見ていきたいと思います。 ※「チャノキ」と「茶」に関しての詳細は「初心者でも最低限知っておきたいお茶の種類と見分け方」を参照ください。 最初は薬だった!お茶の始まり 中国でお茶の利用が始まったのは、神話時代まで遡るとされています。2代目の皇(おう)であり、現在は医薬と農業の神として祀られている神農が、毒に侵された際に茶の葉を食し、解毒したというのが最初であると伝えられています。このことから、当初は解毒の薬として使われており、葉を食べ
緑茶やほうじ茶、紅茶はもちろん、ウーロン茶など、ちょっとした休憩や食事の後に、私達は必ずと言ってよいほど何らかのお茶を飲んでいます。けれども、様々な種類のお茶を毎日飲んでいるにもかかわらず、お茶がどういうもので、どうやって作られているのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。 今回は、お茶初心者の方に、お茶について少しでも知ってもらうために、お茶の種類や見分け方といった基本について詳しく解説していきたいと思います。 お茶は「チャ」の樹の葉 「チャ」というものをご存じでしょうか? 「チャ」というのは、飲み物としてのお茶ではなく、植物としてのお茶を指す時に使われる呼び方です。ツバキ科ツバキ属の永年性常緑樹であり、学名は「カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)」と言います。カメリアというのはツバキのことで、ツバキ属ではなくカメリア属と言う場合もあります。 ちなみに、ツバ
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