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大谷翔平
themassage.jp
この連載では、まだ歴史の精査が十分になされていない日本における黎明期のコンピュータアートの荒野を逍遥し、新たな小道を切り拓くことを目指している。そのためには、コンピュータアートのパイオニアたちの足跡を横断的に確認する必要がある。日本におけるパイオニアは、美学者であり1964年の春に日本で最初のコンピュータによる画像を制作した川野洋、66年に結成しプロッターによるコンピュータアートやインタラクティブアート作品を制作したCTG(Computer Technique Group)1、67年に日本で初めてコンピュータによるアニメーションを制作したSARASVATI2、73年に樹木構造を生成するプログラムを実現した出原栄一といったアーティストたちである。「黎明期」は主に60年代から70年代前半を想定しているが、適宜それ以降の事象についても取り上げるつもりである。 加えて、いくつかの観点から黎明期のコ
NFTについてのコラム4回目は、今話題になっているNFT「Nouns」について取り上げます。 「Nouns」とはオンチェーンで鋳造される32×32ピクセルのドット絵のキャラクターをモチーフにしたNFTのシリーズ作品。最大の特徴は、毎日1つの「Noun」が生成され、自動的にオークションに掛けられるというそのシステム。データはイーサリウムにアートワークのデータが保存されるフルオンチェーンの形式で作られており、イーサリアムのブロックハッシュに基づいてデザインがランダムに生成される。NFTの愛好家のあいだでも大きな関心を集めており、かなりの高額で取引されるようになってきている。 話題となっている一つの理由は、Noundersと呼ばれる「Nouns」を作り出した10人のメンバーの顔ぶれだろう。一番目に付くのは「Loot」の生みの親である@dhof、そしてドット絵の作風でイマジネーション豊かな世界を作
2016年からやっているので、これで5回目ということになります。みなさん、この年の境目をいかがお過ごしでしょうか。 日本という括りで、アンダーグラウンドシーンで生み出されてきた、50の作品をレビューするというこの企画。国や世代といった境界がどんどん無意味になりつつある今日、それでも目に見える範囲でどのような出来事が起こっているのか、あらためて取り上げてみることには、毎回発見があります。日々出会う作品と向き合い、シーンの中にある島宇宙のようなコミュニティに生まれた新しい感覚や、黙々と一人で紡がれた個性的な物語などを確認する、レビューというものは、そのための営みなのかもしれません。 さて、今年は言うまでもなく、コロナ禍によって大きな変化を被った年でした。多くのヴェニューがクラウドファンディングを立ち上げたり、レーベルはもちろんBandcampなどの企業も作品を作り出す人々を応援すべくさまざまな
Interview: Nukeme, ucnv, Text: Yusuke Shono, Translation: Goh Hirose (Introduction), Chocolat(Interview part), Interpreter: Natsumi Fujita 2011年、Rosa Menkmanは「Network Notebook#04:The Glitch Moment(um)」を発表した。コンピューターエラーまたは「誤作動」に関するアートである「グリッチアート」という用語は、当時まだ一般的なものではなかった。論文Glitch Moment(um)は、グリッチアートを現代アートの新しいジャンルとして理解しようという試みだった。彼女はまた、グリッチをテーマにしたGLI.TC/Hというアートフェスティバルを運営するファシリテーターの1人であり、そして自身の理論を体現した作品
全5回を予定とする本連載は、「ポストインターネットアート」と呼ばれる芸術作品を考察していくものである。第0回となる本稿では、「ポストインターネットアート」を論じるにあたって、その名前に付随する「ポストインターネット」という概念について検証を行う。そして「ポストインターネットアート」が、いかにしてインターネットと関連しているのかを論じる。 続く第1回では、「展示記録」について考察する。ここでは、発表された展覧会や芸術作品を写真によって記録することや、ウェブ上に公開すること、図録となることなどが論点となる。というのも、筆者は「展示記録」というものが「ポストインターネットアート」を理解するための重要な手立てになると考えているからだ。 第2回以降では、それまでの議論を引き継ぎながら、アートブログ、作品画像の流通、スクリーンでの作品鑑賞などの諸問題から「ポストインターネットアート」を考察する。それら
S=Yusuke Shono, T=Kazunori Toganoki, C=Chocolat Heartnight 2016年から数えてこれで3回目となる日本のミュージシャンを取り上げた年間ベストです。この3年で、メディアでの活動量は落ちてしまいましたが、その間にも新しい作品が次々と生み出されてきました。最近は、追いつくのは無理でもささやかながらなにかしかの役に立ちたい、という思いで月間のレビューという形を採用しています。さて、2018年の音楽シーンはどうだったでしょうか? 長年変化し続ける音楽の現場を見続けてきて、これだけは真実であると言えます。どんなに停滞しているように見える時代でも、その背後で素晴らしい作品が生み出され続けている。それはこの宇宙の存在と同じように、当たり前の事実でしょう。けれども、真実が無数に存在しうる虚無的な世界が広がっている現代において、ただ存在するだけでこれほ
ゲームの中でシミュレーションされる世界 ビデオゲームの中では様々な風景が描かれている。壮大な山々の連なり、欝蒼と茂った草木、打ち捨てられた廃墟が、3Dのポリゴンと美麗なテクスチャーで描かれ、配置されている。その風景の中では鳥の鳴き声や雷といった効果音や、叙情的な音楽が流れることもある。登場する人物たちは、あらかじめ用意されたモーションとアルゴリズムにしたがって様々な演技を見せる。敵との闘いや、愛する者の喪失、主人公の葛藤が描かれ、物語は複雑に進行して行く。これらゲームの風景を構成する様々な要素は、コンピューターの演算によって支えられ、全ては目の前のゲーム機かパソコンの中でリアルタイムに実行されている。つまりゲームは「いま・ここ」で生起する総合芸術と言える。そしてそれはある閉じた世界を形成する。 オープンワールドのゲームでは、時間が流れ、常にその世界が変化し続けている。朝になると日が昇り、夜
“Vaporwave Is Dead” 以降の現行Vaporwaveシーンにフォーカスする連載。 2017年の最後に今年の出来事を振りかえる。 “Vaporwave Is Dead” アンダーグラウンド的な本質は死してなお生き長らえるVaporwaveの「今」を観測し続けたこの連載、今回はその総括として2017年を振り返ってみよう。 まずは先日、Vaporwaveコミュニティが大きく湧いた出来事から。ゲームスタジオDynamic Media Triadが現在開発中のビデオゲーム『Broken Reality』のデモバージョンが、新たなトレーラーと共にリリースされた。 近年ではVaporwaveデザインにインスパイアされたゲームが数多く生み出されている。ドイツのゲームスタジオSupyrbがiOS向けに開発中のゲームアプリ『M Δ R B L Θ I D』、オーストラリアのゲームデザイナーDa
日本の豊穣な地下シーンを50組のアーティストと楽曲で振り返る。50 Japanese track maker / musician 2017。#26-50 GOODMOODGOKU & 荒井優作 – 色 goodmood gokuと荒井優作による耽美的かつ冷めたプロダクションが描く世界では、たとえば24時間という1日の単位は引き伸ばされ、「俺とステキな女の子たち」とのエピソードやある種の夢がつながっていく。ここで鳴っているのは現在進行形のヒップホップ・R&Bだが、それがラップとともに総体として心象風景を描いたり時間旅行へ誘うような詩でもある。ぶっ飛ばしてくれるものは大抵、スイートであり抵抗なぞする余地もない。(N) https://soundcloud.com/goodmoodgoku/sets/aamma1tvp1r5 H.TAKAHASHI – Raum 〈Where To Now?〉
現代アンビエント/ニューエイジにおいて、新しい価値観と美学をもたらしたVisibel Cloaksの11月日本ツアーを目前に、最終日28日の東京公演に出演する食品まつり氏とSUGAI KEN氏による、異色の対談が行われた。今回が初共演となる2人の音楽性は、一方はアンビエントの「静」、一方はダンスミュージックの「動」を軸としながら、独自の「和」の感覚を作曲の内に取り入れており、彼らのアップデートされた新鮮な電子音楽は、国内/外を問わず人口に膾炙している。 普段は異なるフィールドで活動を行う2人だが、対談からいくつか意外な共通点が明らかに。お互いが思う「日本」について、現在のシーンについてなど、あれこれ話してもらった。 SUGAI KEN(以下S) 最初からいきなり重いかもしれませんが、今日は食品まつりさんに質問を考えてきたんです。「10年後まで音楽を続けるには何が必要ですか?」という質問です
世界を変化させる夢の音楽を作り出す。 〈Dream Catalogue〉オーナー、HKEの終わりなき探求とは 旺盛な作品リリースによりVaporwaveシーンの一翼を担ってきたレーベル〈Dream Catalogue〉のオーナーであり、 以前の名義Hong Kong Expressをはじめとして、HKE、t e l e p a t h テレパシー能力者とのユニット2814などといったさまざまな名義で、100枚を超える作品を発表する。その彼はレーベルや制作活動を通じて「夢の音楽」を形作ることを目指しながら、新しいVaporwaveの枝葉であるHardvapourを経由し、モノクロームで独特の粒子感のある異郷の音楽を作り出してきた。特に今年リリースされた「Dragon Soul」は、シネマティックと形容される彼の真骨頂である抑制されたドラマ性がみごとに結晶化した、不安や昂揚といった抑揚を持つ複
光/絵具で塗りつぶされたディスプレイ エキソニモ 《201704EOF》、《A Sunday afternoon》 エキソニモの個展「Milk on the edge *」で展示されていた《201703EOF》、《201704EOF》、《A Sunday afternoon》はそれぞれディスプレイを用いた作品であることは間違いない。しかし、これらの作品のうち、《201704EOF》、《A Sunday afternoon》はしばらく見ていると「ディスプレイ」の存在が危うくなってくる感じがある。《201704EOF》のディスプレイは全面が青く塗りぶされたように光っており、9つのフレームが青い光に浮かぶ黒い枠線のように見えてくるし、《A Sunday afternoon》のディスプレイは白色、水色、緑色などの絵具で塗りつぶされており、光の明滅がつくる映像は見えなくなっている。このようにエキソニ
“Vaporwave Is Dead” 以降の現行Vaporwaveシーンにフォーカスする連載。 上半期のベスト20。 YouTubeに転載されたインターネットミーム頌歌『リサフランク420 / 現代のコンピュー 』の動画はじわじわと再生回数を伸ばし、去年の7月24日の早朝8時半頃に1000万回再生を突破。にわかに再興の兆しを匂わせていたVaporwaveは、その辺りから再び大きな盛り上がり見せ始めました。2016年を経て2017年現在。Vaporwaveはよりわたしたちの身近な存在となったように思えます。5万人以上もの生徒数を誇るアメリカの名門大学ニューヨーク大学がウェルカムウィークに際して制作したビデオを観ても分かるように、もはや一種のスタイルとして定着したのではないでしょうか。インターネット下層の吹き溜まりでナードたちに消費されて消えると思われていたVaporwaveは、信じられない
“Vaporwave Is Dead” 以降の現行Vaporwaveシーンにフォーカスする連載。 3~4月のベスト5。 “Vaporwave Is Dead” かつてはあちこちでささやかれたこの常套句も、すっかり過去のものになった現在。皮肉にもVaporwaveのリリース量は衰えるどころか年々増加を続けています。今日もインターネットのどこかで生み出されているVaporwave。この連載では “Vaporwave Is Dead” 以降の現行Vaporwaveシーンにフォーカスし、選りすぐりの作品を紹介していこうと思います。「Vapor Aesthetics」3~4月のおすすめ作品です。 骨架的 – Opal Disc / Sunset Melody 2015年の夏、Luxury Eliteが主宰する〈Fourtune 500〉は「The Final Farewell.」という別れの一言を添
Text: Masanori Mizuno, Title image: Akihiko Taniguchi ディスプレイは通常、動かないモノとして扱われる。ディスプレイは動かないけれど、そこで表示される映像は動き続ける。ディスプレイを見つめるヒトもまたあまり動かずに映像を見続ける。映像を見るのに疲れたり、飽きたりしたヒトは動いてどこかに行く。ディスプレイだけが動くことなく、ただそこにあり続ける。だから、ディスプレイを用いた作品でも「ディスプレイが動く」ということは、ほとんどない。つまり、「ディスプレイが動かない」ということが前提で、ヒトはディスプレイを支持体とした映像を体験している。スマートフォンやタブレットは別として、ある程度の大型ディスプレイの作品においては、この連載でも「ディスプレイが動かない」ということが暗黙の了解として、モノとディスプレイとの関係を考察してきたところがある。では、
2016年の日本の豊穣な地下シーンを50組のアーティストと楽曲で振り返る。Japanese track maker / musician 2016。#1-25 2016年、日本の地下シーンは沸騰前夜といってよい豊穣な一年でした。このような燃え上がる創造性の発現、そしてジュラ紀のような多様性の爆発は今まで経験したことがないものです。もちろんそれはこの数年の間に準備されてきたものだと思いますが、煮えたぎるような盛り上がりが可視化されることはありませんでした。ローカルな動きがオンライン経由でさまざまに繋がり合っていき、それが目に見える形で一気に顕在化したのがこの一年だったのではないでしょうか。 とりわけ重要なのが〈Orange Milk〉からの一連の衝撃的なリリースです。そして、UKのレーベル〈flamebait〉ではカオティックな側面を持つアーティストが、USの〈Squiggle Dot〉から
2016年の日本の豊穣な地下シーンを50組のアーティストと楽曲で振り返る。Japanese track maker / musician 2016。#26-50 26. Nozomu Matsumoto, “Pre-Olympic” バーチャル聴覚室EBM(T) のメンバーとしても知られるNozomu Matsumotoの夢と消えたZaha Hadidの建築イメージが、切ない幻想性を掻き立てるシングル。人々の集合の力が生み出す巨大建造物の背後にある儚さ。資本主義が見る夢のような虚構性がエレクトロニックなサウンドの背後で鳴る荘厳でクラシカルなサンプルから響いてくる。 https://soundcloud.com/roofgardenrecords/rg-s11-nozomu-matsumoto-pre-olympic 27. nukeme band, “Tower Mansion” nuke
Oaklandの「最も美しい場所」、Ghost Shipで引き起こされた痛ましい火災。DIYの地下シーンを支えるさまざまな音楽レーベルから、犠牲者を支援する動きが広がる。 先日、OaklandのGhost Shipという倉庫で行われていたウェアハウスパーティで36人もの犠牲者を出した痛ましい火災がありました。当日は金曜日で、LAのレーベル〈100% SILK〉が関係するパーティが行われていたそうです。DIYで実験的な地下シーンを支えてきた老舗レーベルのパーティだったということで、その衝撃が波紋を呼んでいます。 thumpの記事によれば、11ヶ月間もこの場所に住んでいたというライターでアーティストのCarmen Britoは、Ghost Shipのことを「最も美しい場所」と述べています。ウェブサイトに写真があがっているのが確認できますが、さまざまな楽器や家具、アンティークな小物に埋もれた温か
bandcampがVaporwaveのオリジネーターVektroidことRamona Andra Xavierにインタビューを敢行 Siddiqをフィーチャーした新しいアルバムの発売が8月1日に控えているVektroidですが、bandcampが彼女にインタビューを敢行したようです。VektroidはMacintosh Plus、New Dreams Ltd、PrismCorp Virtual Enterprises、Laserdisc Visions、dstnt、情報デスクVIRTUALなどといったさまざまな名義を使い分け、Vaporwaveの初期のシーンの盛り上がりを作り出した立役者。レトロスペクティブな世界観に資本主義が作り出した夢の残骸をかき混ぜたようなその音楽性はBGMにも最適でありながら、音楽自体をもどこか笑い飛ばしているかのような皮肉の要素を含んでいました。Vaporwave
食品まつりさんインタビュー後編。ジュークとの出会いから、 日本ジュークシーンの形成、その独特のジューク観まで。 手法を変化させ続けることにより、フレッシュなままに音を作り続ける。そんな食品まつりの制作観は、このフリーフォームなインタビュー会話にも表われていた。どこまでも身軽で、多分目に入るものをすべて吸収してしまうような貪欲性、たぶんそこに形を与えるためのセンス。それらがフラットに彼の中で結びついて、これまで聴いたことのなかったようなオリジナルな楽曲を生み出し続ける。だからそれはいろいろなものに似ているけれど、そのどれとも違うものになっている。そんな彼の制作環境について聞いたインタビュー前編に続き、ここでは少し時間を巻き戻して、名古屋在住時のジュークとの出会いから始めたいと思う。インタビュー後編は、彼の制作のルーツであるジューク観について聞いていく。 名古屋出身だそうですが、どうして横浜に
Text: Masanori Mizuno, Title Image: Akihiko Taniguchi 2008年にマリサ・オルソンが言った「ポストインターネット」という言葉はもともとオンラインとオフラインとを等価値に扱うというあたらしい感覚を示すものであったけれど、今では単に「インターネット以後」という時代区分を示すのみになっている。それはインターネットを身近にしたスマートフォンの普及とともに、ネットとリアルとを等価値に扱うという意識自体がもはや当たり前になってしまったからだろう。「ポストインターネット」が持つ意味は陳腐なものになったけれど、去年まではこの言葉自体はアート界のバズワードとして機能していたし、日本ではそのピークを迎えていたと思われる。そして、2016年には「ポストインターネット」という言葉も聞かなくなるだろう。そのような状況のなかで、この連載は「ポストインターネット」と
Text: Masanori Mizuno, Title Image: Akihiko Taniguchi 「ポストインターネット」とは何を示しているのだろうか。「ポストインターネット」はオンラインとオフラインを等しく考えるあたらしい価値観を示す言葉として、アーティストで美術批評家のマリサ・オルソンが提起したものであった1。しかし、現在では単に「インターネット以後」に起こっていることなら何でも指す言葉となり、アートの世界では少しでもコンピュータやインターネットに関係した作品ならば「ポストインターネット」と呼ばれる状況になっている。「ポストインターネット」はこのままバズワードとして消費されていくのであろうか。 私は「ポストインターネット」はインターネット以後の価値観を示すバズワードではなく、ヒトの進化に関係するクリティカルな状況を設定した言葉だと考えている。「進化」という言葉を持ちだしたけれ
カセットテープコレクターDirty Dirtがマンスリーでお送りする、連載第二回。 カセットテープに関するあれやこれやをご紹介します。 前回は、UKで現行のカセットテープの流れを引っ張っている〈Where To Now?〉についてかかせていただきましたが、今回はUSです。あちらは現行なシーンとは関係なく、エクスペリメンタル、インディ、パンクなどさまざまなジャンルで数は減っても地下では出され続けてはいたので、現行のシーンとの線引きはすこしむずかしいけれど、いまの流れにつながって、引っ張るレーベルのことを。 USでは〈Orange Milk Records〉がずっとすばらしい。2011年発足、当時Tiny Mix Tapesでライターとしても活躍していたGiant ClawのKeith “Kawaii” Rankin、そのKeithとのCream Juiceというユニットでも活動するSeth
ジュークをベースに実験的な楽曲を発表し続ける、トラックメイカー食品まつり。 その制作の秘密を探りに、お宅にお邪魔してきました。 食品まつりは、横浜在住の電子音楽作家。もし、その作品が未聴だとしたら一度聴いてみてほしい。きっとこれまで聴いたことのない感覚を見つけられるはずだから。パターンの読めないビート、異国情緒を感じさせるサイケ感、色彩豊かで新鮮な驚きに貫かれた展開。シカゴ生まれのダンスミュージック、ジューク/フットワークを独自に消化・咀嚼したという音楽性は、ジャンルという枠組みを軽く超えていく。けしてワンパターンでないのに、奇妙なポップさまで兼ね備えている。そんなサウンドには、そこいらのフロアでお目にかかることはなかなかできない。特異な作品が生み出される制作環境とは、いったいどんなものだろうか。その秘密を探りに、神奈川県に位置する食品まつりさんのお宅にお邪魔してきました。 制作はコンピュ
カセットテープコレクターDirty Dirtがマンスリーでお送りする、連載第一回。 カセットテープに関するあれやこれやをご紹介します。 2015年はまさかなカセットテープのブーム、といってもレコードでいうそこまでではないけれども、あちらこちらの国でレーベルが乱立、アメリカ最後のカセットテープ工場が過去最高の黒字っていう事態にまでなって、〈Captured Tracks〉、〈Drag City〉などUSのインディレーベルはレコードといっしょにカセットもリリースするのが普通になってるし、日本でも雑誌やテレビで取り上げられたり、中目黒に中古カセットテープのお店ができたり。でも日本ではどちらかというとノスタルジックなものっていう取り上げ方しかされてなくって、きょねんは現行のものばかり450本買った側としてはすこし残念だし歯がゆい。なので、ことしも現行のカセットのことについてすこしでも広めてゆければ
購入はこちら 256 page with CD Language: Japanese / Weight: 600g / Price 1,800yen + tax COVER ARTWORK BY FERÉSTEC ※東京都内:発送より2、3日、その他の地域:発送より3~7日程度 取扱店 青山ブックセンター六本木店、青山ブックセンター本店(表参道)、パルコブックセンター渋谷店、リブロ青山店、ジュンク堂池袋店、ジュンク堂吉祥寺店、紀伊国新宿本店、紀伊国屋南店、タワレコード渋谷店、タワレコード新宿店、蔦屋書店代官山店、 TOKYO CULTUART by BEAMS(原宿)、ロスアプソン(幡ヶ谷)、B&B(下北沢)、JETSET、METEOR(吉祥寺)、NADiff(恵比寿)、ガケ書房(京都)、Vinyl 7 Records(京都)、YUYBOOKS(京都)、スタンダードブックストア(心斎橋)、
Dec-31 2023 NFT Scene Highlights (Part2) NFTをめぐる出来事と作品、タイムライン365
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