〈呼びかけ〉難民と、原発問題に関心を持つ皆様へ(ビラ) 福島原発事故によって、ある難民の家族がバラバラにされてしまいました。 トルコ政府に迫害されている少数民族、クルド人のMさんは、迫害を逃れて13年前に来日し、ずっと日本政府に難民認定を求めています。しかし、日本の難民認定率は年間わずか1%以下。ほぼすべての難民を締め出す政策をとっています。 Mさんには妻があり、四人の子どもの父親です。しかし、難民認定を申請しているあいだ就労の許可は出ず、不定期に入管の収容所に収容されてしまうため、一家は貧困にあえいでいました。学校や地域社会も、さまざまな形でMさんを差別してきました。 そんな中、2年前の原発事故が起こり、放射能への心配から、とうとう一家は、妻子のみ強制送還を受け入れ、トルコに帰国するという決断をしました。しかし日本への入国は少なくとも5年はできないと言われており、Mさんの家族は離ればなれ