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はじめに PC88を語る上でコピー問題を外すことは出来ない。ここではコピーの歴史について書いてみたいと思う。 PC-8001の時代 パソコンソフトのコピーはいつから始まったのだろうか。PC-8001の時代は、市販のソフト自体がほとんどなく、もっぱら雑誌「I/O」や「アスキー」からプログラムを入力して遊んでいた。雑誌のプログラムはクオリティが高く、遊べるソフトが多かったのだ。このころは2Dドライブが30万(フロッピーディスクは1箱1万円以上)もしていた時代なので、ソフトの供給はもっぱらカセットテープであった。 このころは、そのようなソフトを入力したマニアたちがパソコンショップなどに集い、手持ちのソフトのコピー・交換会のようなものが頻繁に行われていた。マニアたちは自分の入力したソフトをカセットテープに録音し、それを持ち寄っていたのである。今のようなダブルデッキのカセットがなかったので、各自5~
※【2020年12月発行 GPS News vol.12掲載】本記事はゲーム保存協会の過去の活動を知ってもらうことを目的とし、当時の内容で掲載しています。 ゲーム音楽に多くの影響を与えた、ゲーム保存協会の名誉会員・古代祐三さんが当時使っていた「FM音源」とは一体どんなものだったのでしょう?当時を振り返りつつ、エッセイ形式でお届けします。 80年代のマイコンファンなら、みんな大好きエフエム音源。 FM音源は、音の三要素(音量、音程、音色)全てを再現できる画期的なシンセサイザーです。ジョン・チャウニング博士という人が論文にして、その筋のヤマハ社が実用化したスゴいもの。 何がスゴイかって、FM音源は、オペレータというサイン波発生器の別のサイン波をかけ合わせて、少ないパラメータで複雑で多彩な波形(音色)を作り出すことができる。得意不得意はもちろんあるけれど、ピアノ、ブラス、ストリングスからベース、
ゲーム保存協会は2020年・文化庁アーカイブ事業活動に参加しています。 現在、2020年度も前年度に引き続き、雑誌のインデックス化作業を行っておりますが、作業にあたり、当協会にて所蔵していない書籍を捜索しております。 このプロジェクトの目的は、雑誌プログラムリストを作成し、パッケージ販売されていないゲームの全貌を把握すること。 リスト化作業と同時に、雑誌のインデックスも着手しています。 当協会は現在ゲームソフトだけではなく、ゆくゆくはゲーム雑誌カタログデータを公開する予定です。 全ページの掲載内容を参照することで、どの雑誌の何月号に何の内容が掲載されているか、あらかじめ知ることができます。 これはゲームの研究・調査に大いに役立ちます。 貸し出しまたは寄贈が可能な方がいらっしゃいましたら、ぜひ本プロジェクトのご協力をお願いいたします。 以下に捜索中の書籍を明記しますので、貸し出し、ご寄贈の各
※【2020年5月発行 GPS News vol.10掲載】本記事はゲーム保存協会の過去の活動を知ってもらうことを目的とし、当時そのままの内容で掲載しています。 ゲーム保存協会の仕事の一つとして挙げられている「ゲームの保存」だが、知らない人であれば“ソフトを入手して適当な場所に保管してオシマイでしょう?”と考えてしまうかもしれない。しかし、実際に行われている作業は、とてつもなく細かで、緻密で、繊細なのだ。今回、特別にゲーム保存協会の本部に潜入し、その一部始終を目で見て確かめることができたので、一連の流れについて詳しく説明していこう。その手順を知れば、どれだけ微に入り細にわたって保存作業が行われているのか、その大変さが分かってもらえるのではないだろうか。 STEP1:パッケージの分解と保存 1 ノリを剥がす 今回見ることができたのは、パソコンソフトパッケージの保存方法だ。パッケージにはプラス
はじめに このたびゲーム保存協会では、1987年に日本ファルコムより発売された『イース(PC-8801mkⅡSR)』の開発版フロッピーディスクの保存を行いました。このディスクは、元ハドソンでPCエンジン版『イースI・II』の移植スタッフのひとりだった長山豊氏が所持されていたもので、日本ファルコムより開発用の資料として提供されたディスクのコピーであると思われます。日本ファルコム社からユーザーサポート交換用のフロッピーディスク一式を譲り受けて以来の、貴重な文化遺産の寄贈となりました。 開発版ディスクのチェック 保存したディスクの内容を確認してみたところ、この開発版は電波新聞社から1987年に発刊された山下章氏著『チャレンジ!アドベンチャー&ロールプレイングIII』(以後、”チャレアベ”)のイースの記事内で紹介された「初期プロト版」と同一のものと見受けられました。当たり判定を任意で変更できる機能
フロッピーディスクに保存された情報をどうやって長期的に保存するのか。ゲーム保存協会が設立当初から追い続けてきた課題に、いよいよ決定打となる答えが出されました。 ゲーム保存協会はゲーム資料の劣化と戦い続けています。特に日本のゲーム史を支えてきた80年代PCゲームの数々はフロッピーディスクという形で発売されていますが、フロッピーなどの磁気媒体は年数がたてば磁気が弱くなりデータが読めなくなります。さらに日本の高温多湿な環境では、遺された多くの資料がカビの被害にあうなど、損傷も進んでいました。少しでもこうした劣化を遅らせるための保管方法を模索するとともに、根本的な解決策として、フロッピーディスクに記録された情報の移行(マイグレーション)の方法を見つけることが急務でした。 ゲーム保存協会はもともとKryoFluxと呼ばれるフロッピーディスク保存技術の開発に関わっており、これまで団体内でもこのKryo
拝啓、電波新聞社さま。 ~大きくなった少年からの素敵な贈り物~ 拝啓 不躾なお便りをお届けすることをどうか御寛恕ください。 私は1986年ごろ、御社のX1用ゲームソフトウェア「ゼビウス」を記録したカセットテープを友人から借りて複製し、自分のパソコンで遊んでおりました。 御社におかけしたかもしれない損害を償うため、定額小為替を同封いたします。 いじめで苦しんでいた少年時代に、御社のゲームで楽しいひと時を過ごさせていただいたことは貴重な思い出であり、製作者の皆様には大変感謝しております。 謹白 ある元ゲーム少年 1983年、ゲームセンターにゼビウスが登場。それからすぐに、アーケードゲームの移植で有名な株式会社電波新聞社は、大人気となったこのシューティングゲームを家庭でも楽しめるよう移植版の開発に着手しました。X1の移植版は1984年ごろに発売されました。そんな株式会社電波新聞社に、先日、冒頭の
ゲーム保存協会恒例となりました夏のイベント「伝説のゲームクリエイターに聞く」第4弾を本年も無事に開催させていただくことができました。 2019年8月3日にマイステイズ御茶ノ水コンファレンスセンターにて、今年はジークゲームズ代表取締役社長 宮路洋一さんに御講演いただきました。 宮路さんと言えば高い技術力で素晴らしいゲームを数多く発表してきた「ゲームアーツ」を設立した社長として有名ですが、その他にも非常に多くのゲームをプロデュースされてこられた方です。 今年も猛暑の夏です。当日は快晴で最高気温は34℃という真夏日でした。 午前中に正会員によるNPO年次総会を行い、会計報告やいくつかの議題を協議し、滞りなく総会は終了しました。 講演に先立って13時より「ゲームアーツの黎明期」展を開催しました。例年同様に協会メンバーが所蔵している国産PC市場で発売されたゲームアーツのゲームバッケージを数多く展示し
文化庁助成事業 「レトロゲーム・データベースのデータ入力」を行いました 吹く風が肌に心地よいこの頃ですが、皆さまいかがお過ごしですか? 今回は、さわやかなこの季節にぴったりの、嬉しいニュースをお届けします。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、数年前から日本でも、文化庁が中心となって漫画やアニメ、ゲームといった新しいメディア芸術をアーカイブし、文化活動をさらに豊かにする取り組みを行っています。NPO法人ゲーム保存協会では、昨年より文化庁が主催する文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業に参加していました。 私たちが事業に参加する前から、国が公開しているメディア芸術アーカイブのデータベースにはいわゆるレトロPCゲームのエントリーもありましたが、不十分な情報掲載や不確定な情報の入力が目立っており、現物資料を保管する当協会として国の取り組みに協力しきちんとしたデータベースを公
元の記事はKOTAKUから(投稿日:2017年10月12日)https://kotaku.com/saving-japans-games-1819339226(英語) 東京のNPO法人が劣化消滅の危機にある初期日本ゲームの保存に取り組む。 9月、日曜の朝。この日は台風18号の影響で西日本は豪雨に見舞われていたが、ちょうど逆の西日本側、東京都等々力駅周辺では小雨が降る程度に勢力は弱まっていた。渋谷の有名なスクランブル交差点から電車でおよそ20分、等々力はローカル線各駅停車が一本だけ通る穏やかな住宅街だ。9時半に電車を降り、安物の小さな傘を出す。グーグルマップを見ながら、ファーストフード店やコンビニが集まる改札前の小さな商店街を通りすぎた。小さな店々に代わり木々が見えてくる。東京都心部では見ることのできない情景だ。曲がりくねった道、ガソリンスタンド、青々と葉の茂った庭にゴルフの打ちっぱなし練習
2017年7月22日にマイステイズ御茶ノ水コンファレンスセンターにてゲーム保存協会主催による講演イベントを開催しました。 毎年7月に開催しておりますイベントですが、活動開始5周年となった昨年は日高徹さんをお迎えして講演を開催し、大変好評いただきました。 そこで今年もゲストを迎えての講演を企画させていただきました。メンバーやサポーターの方々から広がったコネクションによって、今回は3人ものゲストをお迎えすることが出来ました。 「天才プログラマー」「スタープログラマー」の名をほしいままにした元日本ファルコムの木屋善夫さん、同じく元日本ファルコムで数々の名作グラフィックを手がけて来られた山根ともおさん、そしてお二人をよくご存知のログイン元編集長 新井創士さん(ほえほえ新井さん)という3名の豪華ゲストの方々です。 当日は午前に正会員のみによる総会を開催し、午後よりイベントを開催しました。講演に先立っ
ゲーム文化財の保護には長期的な活動計画が不可欠です。 ゲーム保存協会では非営利活動を継続的に支えてくださる年会費制のサポーターを募集しております。 ゲームや資料のご寄贈をご検討中の方は、こちらよりご連絡ください:寄贈品依頼フォーム 年会費 個人一口あたり 3,000円 団体一口あたり 10,000円 協賛金 企業一口あたり 50,000円 ※会費を納入いただいた会員様には会報をお送りしております。 ※当協会の会費は年会費制のみとなります。(年度:8月1日~翌年7月31日) 会員資格は毎年自動で更新されます(マイページより設定内容のご変更が可能です) サポーター登録をされる方は以下のフォームにご入力ください。 ※登録にはご本人様の氏名記入が必須となります。
公共性の高い取り組みを目指して 2011年に設立したNPO法人ゲーム保存協会は、これまで、日本の貴重なゲーム資料を保存するため、公共性を保ち中立的な立場から活動を続けてきました。2015年には、所蔵する雑誌・書籍のうち、国会図書館などにも収蔵がない資料を含む2200冊を一般公開し、現在も資料を必要とする一般の利用者が無料で閲覧できる資料室として本部の一部を開放しています。 そして2017年、いよいよNPO法人ゲーム保存協会のゲームソフト・アーカイブの公開が決定しました。今週11月25日から、一般の利用者の受け入れを開始します。 ゲームはともすると商品として扱われ、利益と離れた真面目な研究や調査のために資料を閲覧したい人たちがいても、一般図書館や博物館に収蔵されていないなどの理由から、無料で資料を見られる場所がほとんどありません。ゲームの歴史を残すには、私利私欲から離れてゲーム保存の未来のた
A-Train de Ikou 2, 5 Shuunenkinen Tokubetsu Gentei Version
ゲームのすべてを残す 皆さんはゲーム保存というと何をイメージしますか? 天井まで積まれた膨大なゲームのコレクションをイメージする方は多いと思いますし、以前は私もその一人でした。 もしもゲーム保存がこれぞというゲームをコレクションすることであるなら、そのゲームはいったいどのような基準で選ばれるべきなのでしょうか? ゲーム保存協会の理事長であるジョゼフさんと知り合った当初、「後世に残すべきゲームとそうでないゲームは誰がどのように区別するのか?」と質問したのですが、彼の答えは私の目を大きく見開かせるものでした。 「すべてのゲームを残します。今の時代に価値が無いと思われたゲームが後世に価値を見出されるかもしれないから。同じ理由で、ゲームだけでなく、パッケージやマニュアル、当時遊んだ人のテクニックや記憶もすべてがゲーム保存の対象なのです。」 すべてのゲームを残す・・・ゲームのすべてを残す・・・。 途
なぜゲームにアーカイブが必要なのか ゲームは今や世界中で親しまれている文化です。私たちはゲームを文化財としてとらえ、ゲーム文化を未来に伝えるために活動を行っています。具体的には、ゲーム資料の収集、技術的に難しいゲーム資料の修復やメンテナンス作業、劣化するデジタルデータのマイグレーション、そしてこうした全資料の保管とアーカイブを日々続けています。 例えば粘土板やパピルスや羊皮紙などを使った古い書物は、千年以上の時がたった今でも、ある程度昔のままの姿を保っており、書かれた文章を読むことができます。しかし、ゲームは、ほんの数十年前に生まれたものでさえ、すでに磁気データが消えて読むことができない、非常にデリケートな資料です。絶滅の危機にある動物を救うのと同じように、ゲーム保存協会は、この消えかけたゲームソフトたちを保護し、息絶える前にマイグレーションをして次世代に残すことを使命として、研究や保存技
ゲーム保存協会は、文字通りゲームの保存を目的として日々活動しています。保存の対象はアーケードゲーム、家庭用ゲーム、PCゲームなど、幅広くあらゆる範囲にまで及びますが、そんな中でも今回は日本のPCゲームの黎明期に日本ファルコムから発売された『ギャラクティック・ウォーズ1(GALACTIC WARS 1)』の保存についてご紹介します。 ■日本ファルコムの歴史 東京の立川に居を構える日本ファルコムは、1981年に「コンピューターランド立川」として設立され、アップル製品を中心にコンピューター製品を販売するショップでした。その翌年には初めて社独自のパーソナルコンピューターゲームの販売を開始しています。1984年の『ドラゴンスレイヤー』や1985年の『ザナドゥ』、そして、1987年の『イース』『ソーサリアン』と言った数々のゲームのヒットでPCゲーム界の雄として君臨し、近年においては『英雄伝説』の軌跡シ
攻略本研究家(収集家)の松原圭吾です。 違うジャンルのモノも収集していますが、今回はゲーム攻略本に限り、どのように13000冊以上の攻略本(ゲーム雑誌や関連書籍を含めると 25000冊以上)を収集したのかをお伝えしようと思います。 写真:自宅のコレクション本棚の一部 出版社別、サイズ→ISBN順のため、シリーズ作品の見栄えはよくありませんが、省スペースで参照性に優れています。 ■1990年~1995年 知的好奇心のままに書店で見つけたものを集めていました。 この時の手法は原始的な「記憶」です。 書店や古本屋を巡り、持っていないものを購入し、本のカバーや巻末に書いてあるシリーズ作品をチェックして、持っていないものを覚え、また探 しに。記憶力があれば徐々に揃います。 (中にはシリーズナンバーが重複していたり、広告だけで発売されなかった物もありました。) ■1995年頃 より完璧さを求めるため、
うららかな春の訪れとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。本日はゲーム保存協会から嬉しいお知らせです。 このたび東京都にあるゲーム保存協会本部内にて「ゲーム資料室」をオープンいたしました。1976年から94年までのPC関連の雑誌資料を配した、ゲームの研究をされる方々にご利用いただける図書室となっております。書架に並べられている雑誌はログイン、コンプティーク、ポプコム、テクノポリス、Oh!シリーズなど、約2200冊以上。国会図書館が所蔵していない資料もございます。団体ではそのほかにも保有している資料がございますが、現時点ではPC関連の雑誌のみの公開となっており、研究のためにここを必要とする方に無料で開放しております。 80年代を中心としたビデオゲームの歴史研究はまだまだ発展途上の段階です。沢山の研究者が活発に活動を続けることで、この分野が学問としてより一層活気付き豊かになることを願い、
図書室に関してのお問い合わせはこちらの記事へ 雑誌(合計2,217冊): 月刊マイコン(電波新聞社) 閲覧可能:1977年8月創刊号から1990年3月号まで 欠:1983年1月号、7月号 欠:1990年4月号以降全て マイコンBASICマガジン(電波新聞社) 閲覧可能:1981年5月の別冊付録から1994年12月号まで 欠:1995年1月号以降 月刊I/O「アイ・オー」(工学社) 閲覧可能:1976年11月創刊号から1993年12月号まで 欠:1977年1月号,12月号、1987年6月号、1990年1月号,7月号 欠:1994年1月号以降全て PiO「ピオ」(工学社) 閲覧可能:1984年4月創刊号から1986年10月休刊号まで 欠:なし テクノポリス(徳間書店) 閲覧可能:1982年8月創刊号から1994年3月休刊号まで 欠:なし MSXファン(徳間書店) 閲覧可能:1987年4月創刊号
ゲーム保存協会では「劣化消滅が近いと思われるゲームの保存」に取り組んでいます。 カートリッジなどで供給されていた半導体メディアやCDなどの光学メディアに対し、フロッピーディスクやカセットテープなどの磁性体メディアで供給されていたゲームの劣化は早急な対策を要する深刻な問題であり、ゲーム保存協会ではこれら磁性体メディアの物理的およびデータ的な保存技術を優先的に研究しています。 ■「クイックディスク」とは? そのような磁性体メディアの一つにミツミ電機が1984年に発表した「クイックディスク」があります。 当時すでに5インチフロッピーディスクなど他の磁性体メディアは存在し、ある程度の普及は認められていましたが、それらは非常に高価であったため、パーソナルユースとしてはカセットテープによるデータ保存が一般的でした。 そこへ徹底したコスト追求のもと開発を行いOEMで7000円の供給という低価格ドライブと
当団体で使用するHxCフロッピーエミュレーターが、意外な場所で文化の保存に活用されています。 ゲーム保存協会のメンバーが個人のブログで「HxC FloppyDisk Emulator」(以下「HxC」)について記載していたのですが、先日、そのメンバーのもとに、京都の西陣織物業「西陣金襴青年会」の方からHxCについて問い合わせが来たのです。 京の伝統工芸として有名な西陣織の多くはジャカード織機を利用して生産されています。現在の織機は、PCでデータを作成しCGSジャカードフォマットとしてフロッピーディスクにてデータを供給する、「ダイレクトジャカード」で制御しています。ところがこのフロッピーディスクがメディア、ドライブとも劣化が進んでいます。 以前は8インチ、5.25インチのフロッピーディスクドライブを使っていましたが、最近では3.5インチのいわゆる「3モード」のものと互換性があります。 しかし
80年代の日本のゲーム資料が いま、危機的状況にあることを、ご存知ですか? ビデオ・ゲームの歴史の初期に、限られたテクノロジーの中で工夫をこらし作られた日本のゲーム。 世界中の人を魅了してきたゲームと文化を伝える、貴重な資料のほとんどは、 劣化が早い脆弱なメディアに記録されています。 自分を支えてくれたゲーム作品とその文化を 100年先の未来にのこすための取り組みに参加しませんか? 保存技術を持つボランティアが活躍する完全非営利の団体です。
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