【鈴鹿】三重県警鈴鹿署は20日、詐欺(無銭飲食)の疑いで逮捕したフィリピン人の男性(37)が、同署で取り調べ中にけいれんを起こして救急搬送され、病院で死亡したと発表した。死因は内因性の脳出血。 同署によると、男性は18日夕方、鈴鹿市内の飲食店で無銭飲食し、19日朝から任意で取り調べを受けていた。男性は同日午後5時ごろ逮捕され、直後の取り調べ中にけいれんを起こし、いすから転倒。市内の病院に救急搬送されたが、約8時間後に死亡が確認された。 同署は男性に持病があったかについて「プライバシーに関わる」として明らかにしていない。男性は無銭飲食について認め、抵抗することなく取り調べなどに応じていたという。 安達一人副署長は「亡くなられた方のご冥福をお祈りする。捜査は適正だったと認識している」とコメントした。