米依存から国防「自立」へ 対外援助削減に批判も―英 時事通信 外信部2025年03月01日07時21分配信 スターマー英首相=27日、ワシントン(EPA時事) 【ロンドン時事】スターマー英労働党政権が国防予算を大幅に増額し、2027年までに国内総生産(GDP)比2.5%とする方針を打ち出した。将来的には3%を目指す。欧州の安全保障への関与に消極的なトランプ米政権が発足し、国防の在り方を米国依存から「自立」に転換することを迫られた形だ。ただ、財政事情は厳しく、増額分を対外援助削減で「穴埋め」するため、援助関係者から批判と懸念の声が上がっている。 現在の国防予算はGDP比2.3%で、増額の規模は「冷戦後で最大」(英メディア)になる見通し。スターマー政権は、軍備増強のほか国内防衛産業の増進、関連分野の雇用促進につながると唱えている。 スターマー首相は2月25日の記者会見で「ロシアのウクライナ侵攻