年金法案、先送り論浮上 批判回避で参院選後提出も―自民 時事通信 内政部2025年02月27日08時07分配信 自民党本部=東京都千代田区 政府が今国会での提出を目指す年金制度改革関連法案について、自民党内で今夏の参院選後に提出を先送りする案が浮上している。改革の目玉である基礎年金(国民年金)の底上げ策導入に伴い、新たな国民負担が生じ、党内で「有権者に説明できない」といった異論が根強いためだ。少数与党で厳しい国会運営を強いられる中、参院選前に野党や世論の批判を避ける狙いもある。 立民・国民、置き去りに不満 予算修正・採決へ駆け引き 全ての人が受け取る基礎年金は、少子高齢化でも制度を持続させる「マクロ経済スライド」という仕組みで目減りが続き、将来世代の年金水準が大きく低下する見通し。このため厚生労働省は、厚生年金の積立金や国費を活用して給付水準を底上げする制度を法案に盛り込む方針だ。 ただ、