選挙集会での演説中に銃が発砲され、シークレットサービス(大統領警護隊)に支えられる共和党のトランプ元米大統領=2024年7月13日、米ペンシルベニア州バトラー(ロイター) 21日付の米紙ワシントン・ポストは、大統領警護隊(シークレットサービス)が過去2年間、トランプ前大統領側から何度も警備強化の要請を受けたものの、人員不足などを理由に拒否していたと報じた。関係者の話としている。トランプ氏の暗殺未遂事件を未然に防げなかったことへの批判が一層高まりそうだ。 警護隊は事件直後、警備強化の要請を拒否したことはないと否定していたが、報道を受けて一転して認めた。警備隊の報道官は「広範囲にわたる戦略のため人員や資材を必要に応じて配分している」と釈明した。 ワシントン・ポストによると、トランプ氏側は大規模イベントで金属探知機と追加の警護隊員の配置を、屋外での集会では狙撃手の増員をそれぞれ求めていた。書面で