ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島のセバストポリ港に停泊するロシア黒海艦隊の「コムーナ」=2020年7月(タス=共同) ウクライナ軍参謀本部は21日、ロシアの実効支配下にあるウクライナ南部クリミア半島南端のセバストポリで、露ミサイル艦「ツィクロン」を撃破したと発表した。ウクライナメディアによると、同国軍のプレテンチュク報道官は「ツィクロンの撃破でクリミアを拠点に活動していた露ミサイル艦はゼロになった」との見方を示した。 セバストポリは露黒海艦隊の本拠地。一部の露メディアもこれに先立ち、セバストポリに係留されていたツィクロンが、米国からウクライナに供与された長射程ミサイル「ATACMS」3発による攻撃を受け、撃沈されたとする消息筋の話を伝えていた。 露国防省は21日時点でツィクロンの状況について言及していない。 同報道官によると、ロシアは黒海海域に最大10隻のミサイル艦をなお保持