静岡県牧之原市の認定こども園で、送迎バスに河本千奈ちゃん(当時3)が置き去りにされ死亡した事件から9月5日でちょうど2年となる。この日を前に千奈ちゃんの父親が取材に応じ、「恨む気持ちは消えない」と現在の心境を吐露した。一方、父親にはもう1つ許せないことがあるという。 被害者遺族を苦しめる“心の殺人” 「カス親のくせに被害者ヅラすんな」 無くならないSNS上での誹謗中傷の実態 杜撰な管理…元園長は実刑が確定 2022年9月5日。 静岡県牧之原市にある認定こども園「川崎幼稚園」で、河本千奈ちゃん(当時3)が送迎バスに長時間置き去りにされ死亡した。 死因は重度の熱中症「熱射病」だった。 この事件をめぐっては当日バスを運転していた当時の園長と千奈ちゃんがいないことに気付きながらも保護者への連絡を怠ったクラス担任が起訴され、元園長には禁錮1年4カ月の実刑判決が、元クラス担任には禁錮1年・執行猶予3年