『ワールズ・エンド・ガーデン』に登場した解体屋を主人公とした長編。洗濯屋と解体屋の壮絶なサイコ・バトルが繰り広げられる。ギブスンの名を知らずとも楽しめる電脳空間。「暗示の外へ出ろ」。なんてカッコイイ。 サイバーパンクです。あっ待って逃げないで。傑作『ワールズ・エンド・ガーデン』の外伝にあたる作品で、造りはかなり異なっているのですがどちらも必読なんですよぅ。 「洗濯屋(ウォッシャー)」と呼ばれる洗脳のプロとのサイコ・バトルに敗れ精神を壊されてしまった洗脳外しのプロ「解体屋(デプログラマー)」が、自分を壊した相手を探しだし復讐するストーリーです。脳内にジャックインするシーンだとか、精神洞窟(ニューロティック・ケイヴ)、自己洗脳(セルフ・ウォッシュ)など造語にカナルビを振りまくるセンスだとか、いわゆるサイバーパンクと呼ばれるジャンルの顔をしています。 最もアシッドな色をしてるのはサイコ・ダイブの