サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
www.tibethouse.jp
62年前の今日、ラサの何千ものチベット人が共産中国の支配に抗議し、一斉に蜂起しました。中央チベット政権は、本日ここに犠牲になられた方々を思い起こし、その勇気を称えたいと思います。また、今も圧政下にあるチベット本土の人々にも思いを馳せたいと思います。私たちの祈りと思いは彼らと共にあり、引き続き、連帯感を持って立ち上がり続ける所存です。 1959年3月10日、ダライ・ラマ法王14世は、ラサの中国軍司令本部で催されるという演劇に招待されていました。その前日、中国側は法王に護衛兵を連れてこないよう求めました。この話が市民の耳に届くと、法王を守るために何千というチベット人が集まり、人間の鎖となってノルブリンカ宮殿を取り囲みました。その7日後、近くの中国軍野営地から発射された2発の迫撃砲弾がノルブリンカ宮殿の北門の外側に落ち、法王はその夜のうちに余儀なく宮殿を離れることとなりました。そして3月20日の
スリランカの主要紙 Irida Lankadeepa が、ダライ・ラマ法王の自伝「我が祖国、我が民族」の連載を3回で中止した。コロンボの中国大使館からの報復を恐れてのことだ。 スリランカ・チベット仏教徒同胞協会会長のダメンダ・ポラゲ博士とダライ・ラマ法王の自伝のメイン翻訳家ルワン・ハリスチャンドラ氏は、Irida Lankadeepa 紙に対し、連載の再開を求めた。 ダマンダ博士は、Tibet.net 限定で次のように述べた。 「Irida Lankadeepa 紙は、2017年11月19日に連載を開始し、連載は12月3日まで続きました。連載は毎週日曜日に行われていました。私達、スリランカ・チベット仏教同胞協会の会員は、この連載に大きな感銘を受けました。私達がこの3年近くの間、困難にもかかわらず、スリランカ人とチベット人の間の仏教の結びつきを強めようと腐心してきたからです。私は3回の連載の
ホーム>ニュース>2017年>10年におよぶ中国の活仏転生管理政策も、千年にわたるチベットの伝統に取って代わることはできない 2007年に中国政府が悪名高き国家宗教事務局令第5号「チベット仏教活仏転生管理弁法」を発表してから10年になる。この局令は、チベット仏教におけるすべての化身または輪廻転生者に対し、中国政府の承認を得なければ違法または無効と定めるものである。 中国政府は、こうした措置は中国がチベットの化身認定制度を運営管理することによって不正行為を抑制するためのものであるとして、これを正当化してきた。 無神論国家を名乗る中国が、“信ずべき活仏”のリストを国家宗教事務局のオフィシャルサイトで公開するという異例の措置を取ったのである。 当然ながら、こうした動きは宗教的信仰に干渉しているとして、チベット人から広く批判されてきた。チベット人は、これはチベット占領を合法化しようとする中国の新た
秋風の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。日頃よりチベット亡命政権、並びにダライ・ラマ法王日本代表部事務所(NPOチベットハウス・ジャパン)の活動に深いご理解と暖かいご支援を賜り、誠に有難うございます。 2017年11月10日~21日の期間ダライ・ラマ法王は、熊本震災法要をはじめ、東京・福岡・熊本を訪問し、法話・灌頂・講演を予定しており日本の皆様との交流を楽しみにしておられましたが、主治医より「長距離の移動を控え休養の時間を持つこと」を勧められたため今回は、大事をとって日本来日を中止する運びとなりました。 ダライ・ラマ法王仏教講演会福岡実行委員会をはじめ、主催者様、皆々様に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。チベットハウス会員様をはじめ、大勢の方々に法話のチケットをご購入頂き誠にありがとうございました。ご入金いただきました御料金に関しては、各団体・各個人に
「オム・マニ・ペメ・フム」(Om・Mani・Padme・Hum)は、チベット仏教徒によって最もよく唱えられている真言(マントラ)である。チベットでは、このマントラを声に出したり、岩やマニ車、ヤクの頭蓋骨などに彫られたり書かれたりしたものを多く見かける。ほとんどが仏教徒であるチベット人は、慈悲の化身である観音菩薩のこの真言を唱えることによって、悪業から逃れ、徳を積み、苦しみの海から出て、悟りを開く助けになると信じているのである。 真言(Mantra)とは? 真言は他の言語に翻訳することが難しく、この質問に対して明確な答えを出すことは難しい。「オム・マニ・ペメ・フム」(Om・Mani・Padme・Hum)は、細かく分けるとオム・マ・ニ・ペ・メ・フムという六つの真言(Six-syllable mantra)で構成されている。ダライ・ラマによると、これら六つの真言は、私たちの不浄な身体・言葉・思考
チベットの政治的指導者であるロブサン・センゲ氏が15日、東京の国会議事堂で日本人議員らに向けて演説を行い大喝采を受けた。行政官庁及び外務委員会のアドバイザーを含む議員らが国会議事堂でセンゲ氏を歓迎した。 元文部科学大臣で日本チベット国会議員連盟代表の下村博文氏はその挨拶の中で、世界中に広まりつつあるチベット仏教文化は世界各地の紛争問題に取り組むうえで有用であると述べ、その保護への支援の必要性を強調した。 ジャーナリストとして長いキャリアを持ち、シンクタンク『国家基本問題研究所』理事長を務める櫻井よしこ氏は、人権・民主主義・道徳を重んずる国、日本が、チベット民族の支援活動を再び盛り上げていかなければ、と呼びかけた。さらに同氏は、ダライ・ラマ法王や政治的指導者であるロブサン・センゲ氏が来日する際には国会議員自らが主体となって彼らを歓迎するように訴え、「それが国際社会に重要なメッセージを送ること
衆議院議員 日本チベット国会議員連盟 代表 下村博文 殿 タシデレ 謹んでご挨拶申し上げます。 チベット亡命政権ならびにチベット本土内外の全チベット人を代表し、貴殿をはじめとする日本チベット国会議員連盟のメンバーの皆様に、国会内での同連盟設立にご尽力いただきましたことに対し、厚くお礼申し上げます。 日本国民や政府の皆様よりチベット人に対して長きにわたる揺るぎないご支援をいただいておりますことに、深く感謝しております。過日のダライ・ラマ法王のご訪日にあたっては、盛大にお迎えいただき、大変ありがたく思っております。 チベットと日本は何世紀にもわたって仏教を基盤とする共通の文化的価値観を共有しております。チベットは激しい抑圧を受け、チベット人が基本的人権や自由を非常に侵害されておりますが、貴殿をはじめとする皆様のご支援やご尽力がチベット人に力と勇気を与えてくださいます。 チベットの正当な主張のた
私たちは今日、56年前にチベットのために命を賭した方々の勇気を思い起こすためにここに集まりました。それは同時に、勇気と覚悟を持って、チベット人の非暴力の闘いを推し進めることを改めて決意することでもあります。 わが同胞のチベット人の皆さん、チベット本土では依然として深刻な状況が続いています。しかし、チベット人の精神は今なお健在であり、よりいっそう強さを増しています。2008年にチベットの首都ラサで発生した平和的抗議はチベット高原全域に広がり、この年に始まった焼身抗議の連鎖は今なお続いています。このような状況の中、チベット本土のチベット人は中国政府の監視下に置かれています。とりわけチベット人の移動に対する規制は厳しさを増しています。都市部では至る所に監視カメラが設置され、チベット人はICチップが埋め込まれた身分証カードを読み取り機に通さなければ検問を通過することができません。あるチベット人は、
ダラムサラ:南アフリカ共和国政府がダライ・ラマ法王への入国査証を発給しなかったことを受け、ノーベル平和賞受賞者のサミットが開催地をローマに変更し、12月12日から14日に開催されることが決まったと11月16日に主催者が発表した。 主催者によると、ケープタウンでサミット開催を予定していたが、これに出席を希望していたダライ・ラマ法王に対し、南アフリカ政府がビザを発給しなかったため、9月にサミット開催が保留になっていた。 第14回目となる今回の世界平和サミットは、ローマのイニャツィオ・マリーノ市長の招致を受け、12月12日から14日にローマでの開催が決まった。 出席を表明した平和賞受賞者は、ダライ・ラマ法王ほか22名。デスモンド・ツツ氏(南アフリカ元大主教)、シリン・エバディ女史(イランの人権活動家、民主運動家)、リーマ・ボウイー氏(リベリアの女性平和運動家)、タワックル・カルマン女史(イエメン
チベットは今なぜ燃えているのか… チベット亡命政権シキョン(首相)ロブサン・センゲ博士が、チベットで増え続ける焼身抗議の根本的理由を『チベット政策論説書』にまとめ、発刊。 2013年1月28日:ダラムサラ: この白書は、チベットで今なお増え続ける焼身抗議の根本的理由を考察するものである。 中央チベット政権は、焼身抗議を思いとどまるようチベット本土のチベット人に何度も呼びかけてきた。我々の繰り返しの呼びかけにもかかわらず、痛ましくもさらに多くのチベット人が自身の身体を炎で燃え上がらせ、その数と頻度は警戒レベルに達してしまった。焼身抗議に臨んだチベット人はみな、ダライ・ラマ法王のチベット帰還とチベットの自由を求めている。このような捨て身の行為にチベット人を追い込んでいる原因は何なのか? その原因は、この60年以上にわたってチベットを支配してきた中国政府の政策の失敗にある。政治的抑圧や文化的同化
ダライ・ラマ法王へのインタビュー: 意見の相違、死、政治家などについての見識 (2013年7月1日 CTA) [オーストラリア放送協会] 2013年6月13日放送 シドニーをご訪問中のダライ・ラマ法王をお招きし、チベットの自治や日常生活に深く浸透する科学技術、また、ギラード(オーストラリア)首相との面会が予定されていないことなどについてご意見を伺います。 レイ・セールス(司会者): ── 過去3年間に100人以上のチベット人が中国の政策や残忍さに抗議して焼身自殺を図ったと報道されています。中国に対して非暴力をつらぬいてきた国、チベットとしては気がかりな動きです。 精神的指導者であるダライ・ラマ法王は、抑圧に対して常に平和的アプローチを支持されてきました。しかし、中国の圧力は大きくなり、法王もお年を召されます。現在78歳でいらっしゃいますが、法王の影響力は衰えてきたのではないかという疑問も出
日本初の規模!24名のチベット僧侶が、仏画(タンカ)絵師、仏師を伴って来日。砂曼荼羅、仏画の美術展と仮面舞踏(チャム)公演を行い、チベットの料理人や音楽家たちがチベット人の暮らしを再現します。豊かなチベットの心に出会える貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。 日本初の規模!24名のチベット僧侶が命あるものの幸せと平和を願い、仏画(タンカ)絵師、仏師を伴って来日。 砂曼荼羅、タンカの美術展と仮面舞踏(チャム)公演を行い、チベットの料理人や音楽家たちが仏の教えが根づいたチベット人の暮らしを再現します。 深く豊かなチベットの心に出会える貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。
1959年の今日、チベットの三域(ウーツァン、カム、アムド)すべての、あらゆる階層の何千ものチベット人が、チベットを侵略し占領した中国に抵抗するためにチベットの首都ラサに結集しました。私たちは、豊かな独自の文化を築いてきた2000年以上のチベット史のなかでも、この悲しくも歴史的な瞬間が生んだ子供です。本日私たちは、先達の皆様が無私に始められた勇気ある闘争への決意を新たにすべくここに集まりました。チベットのために命懸けで尽くしてくださったすべての皆様に謝意を捧げます。1959年3月10日を新しい時代のはじまりとすべく先達の皆様を突き動かしたのは、自由への渇望でした。私たちは今日、この自由への渇望をかがり火として、自由、尊厳、アイデンティティーという基本的人権を求めて闘っています。 チベットで弾圧と憤りの悪しき循環が続いていることは、自身の身体に火を放ったチベット人の、その暗澹たる数が証明して
Tibetans-in-exile hold a candlelight vigil following the self-immolation attempt by a monk in Kathmandu on February 13, 2013/Getty Images プレス・リリース 「尊厳とは民族としての精神のことだ...」42歳の僧侶であるソパ・リンポチェは2012年1月8日に自らを焼く行為の前に書き残した。タペーが2009年2月8日に初めて焼身行為に及んで以来、100人のチベット人が自らの身を焼いた。100人目の焼身は、最近8名のチベット人が過酷で不法な判決を受け、チベット人を焼身行為に駆り立てたとしてその家族が逮捕されたにもかかわらず起きた。 すべての焼身者が共同体としてのチベット人の尊厳を取り戻すこと、すなわちダライ・ラマ法王のチベット帰還とチベットの自由を訴えた。 最新
2012年11月のダライ・ラマ法王来日情報につきましてお知らせさせていただきます。 別途、講演等の予定が決定いたしましたら、 随時こちらのホームページにてお知らせさせていただきます。 横浜 11月4日(日) ダライ・ラマ法王 横浜法話・講演 <法話> 心の変容に関する八詩頌 Eight Verses of Training the Mind <講演>『こころを育む』~絆を深め、豊かな社会へ~ Nurturing the heart: developing better relationships for a healthy, happy society. 日程:2012年11月4日(日) 時間:法話 10:00~12:00 / 講演 14:00~16:00(開場 8:00~) 会場:パシフィコ横浜 展示ホール 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1 主催:ダ
1月9日 ダラムサラにて:東チベットで二人のチベット人が身に火を放った翌日の1月8日日曜日、転生ラマであるもう一人のチベット人が焼身自殺を行った。 亡命チベット筋によれば、人々の尊敬を集めていた東チベットのゴロク出身の四十代の高僧、ソナム・ワンギャル(ソパ)は、灯油を飲み、全身に掛けた後、自らに火を放ち、即死した。 チベット本土筋からの情報に基づくRFA(ラジオ・フリー・アジア)の報道によれば、ソパは青海省ゴロク・チベット族自治州のダルラック県(中国語で?日?)の警察署の前で、チベットの自由とチベットの精神的指導者ダライ・ラマの長寿を祈るスローガンを叫んで焼身自殺した。ソパの要求は、2011年3月以降本土で焼身自殺した15人のチベット人に共通している。 RFAがチベット本土筋の話として伝えるところでは、自らに火を放つ直前にソナム・ワンギャルが配った小冊子には、自らの「個人的な栄光」のためで
11月7日に東京で行われた自由報道協会主催による記者会見において、原子力エネルギーに関する質問があり、質問をした記者が「ダライ・ラマ法王は原子力エネルギーに賛成するとおっしゃっていますが、」と述べていたため、原子力エネルギーに関するダライ・ラマ法王のご意見が一部で誤解されていたようですので、それについての法王のご発言をここに公表し、皆さんに法王のお考えを正しくご理解いただきたいと思います。 ダライ・ラマ法王のご発言 まず、どのような問題であっても、一つの角度だけから物事を捉えて判断するのは正しいことではありません。様々な角度から問題を捉えて全体的なものの見方をすることが大切です。 原子力エネルギーは、破壊的な目的のために使ってしまうと大惨事が起きてしまいます。私は広島を何度か訪問したことがあり、一回目か二回目の訪問で実際に原爆が投下された建物も見ましたが、それは完全に破壊されていました。原
2011年秋のダライ・ラマ法王来日情報につきましてお知らせさせていただきます。 高野山学園の招聘により、 ダライ・ラマ法王の大阪・高野山での法話および講演を予定しております。 ※この度は東京での講演は予定しておりません※ 別途、講演等の予定が決定いたしましたら、 随時こちらのホームページにてお知らせさせていただきます。 【大阪・高野山】10月30日(日)~11月3日(木) 2011年 ダライ・ラマ法王14世 大阪特別講演・高野山特別法話 10月30日(日)~11月3日(木) ・主催 高野山学園 ・後援 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス・ジャパン) 詳細は下記をご覧ください。 http://koyasan-daigaku.rgr.jp/ 「今、逆境をのりきるために必要なこと」 「Essential points to consider in overcomin
(2011年9月24日 ダライ・ラマ第14世テンジン・ギャツォ) はじめに 前生・後生(転生の存在) 再生の方法 「化身」(トゥルク)の意味するところ <再臨者>を認定するということ チベットにおける再臨者認定制度 再臨者認定の方法 未涅槃化身 金瓶掣籤(きんべいせいせん) 悪質な謀略を防ぐために 次期ダライ・ラマについて はじめに 持金剛ダライ・ラマの第14世化身、釈尊の沙門、説法師テンジン・ギャンツォと呼ばれる者より、内外のチベット人をはじめとするチベット伝統仏教の追随者たる僧俗すべて、およびチベット、チベットに関わられるこの世の中のすべての方に申し上げます。 ヒマラヤ地域では、これまで過去に出現した王、大臣、学者、成就者たちの恩をうけ、〔声聞・独覚・菩薩の〕三乗および〔作・行・瑜伽・無上瑜伽の〕四部タントラに集約される完全なる仏勝者の聖教(ことば)と証解(思想)の宝の如き教説と、それ
完全なる民主主義の実現のために 〜ダライ・ラマの政治権限の無効化についてのダライ・ラマ法王談話 (2011年3月19日チベット暦正月十五日 於テクチェンチューリン本堂) インドに亡命した後、1960年から民主化への歩みを進みはじめました。その後30-40年間、純粋な気持ちで民主化の歩みを段階的に進めてきました。チベット人の社会ではこのことを「ダライ・ラマ法王が一気に与えてくださった民主主義」と呼んでいることは別として、現在までこの歩みを進んできたのです。十年前には首席大臣の直接選挙を行いました。その際に私はあくまでも任命はするが、私が直接指名するのは適切ではないと述べました。 いまはもうこの民主的な選挙で選出した首席大臣を任命し、いまもう10年が過ぎたのです。選挙によって首席大臣を選びそれを任命したその日から、実質的には「ダライ・ラマのガンデンポタン・ラブランがチベットの政治と宗教の両方の
6月12日、ダライ・ラマ法王はメルボルンの中国人コミュニティーの集会において、報道の自由の保障と情報管理における透明性の向上が中国を民主国家に導くと述べられた。 メルボルン訪問4日目、法王は多くの中国人の若者や仏教徒、そして民主化運動家らと交流された。その多くは前回の訪問の際に法王によって提案され設立された、在メルボルン中国−チベット親睦会の会員である。 チベットと中国の友好の歴史は千年以上続いている。「仏教はチベットよりも先に中国で栄えた宗教であり、その意味では中国人の方が仏陀の弟子としては先輩ということになる」と法王はおっしゃった。 政治的な立場に関しては、これからも中国内での自治を要求していく意向を改めて表明され、「私たちは友好と相互協力によって問題を解決していくべきだ」と述べられた。 チベット人社会が真の民主主義を実現させたその素晴らしい成果を中国政府にも示すことができたことを誇り
既にご存知のとおり、紀元前2世紀のチベット初代王ニャティツェンポから九世紀の支配者ティレルパチェンまでの千年間、42代にわたりチベットの王朝は、「三つのチョルカ」というチベット全体の支配者でした。「チベット王国」は東方の中央アジアにおいて軍事的に支配力のある大国であり、インド、モンゴル、チベットと三国が並び称されるような大国のひとつでした。高度に発達したチベットの口語、文語、そして文法をはじめとして、その宗教と文化、社会の発達はさまざまな点でインドの流れを汲むものでした。九世紀にチベットの王朝が分裂した後はその統率力が失われ、その後、各地域で個々に統治されたものの、チベット全土に及ぶ政治が執行されることはありませんでした。だからこそ、13世紀にチンギスカン率いるモンゴルの軍事力により、中国だけではなくチベットも全地域が完全にその配下へと入ることとなったのです。1260年、ドゴン・チョーゲル
3月11日、世界にかつてない東日本大震災によって多くの尊い命が犠牲になりましたこと、ご冥福を祈りますと共に、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。 日本において、ダライ・ラマ法王による東日本大震災犠牲者四十九日(七七日忌)特別慰霊法要が開催の運びとなりましたこと連絡させていただきます。 4月28日が被災発生後49日目にあたり、仏教ではこの四十九日法要を行うことを重視しており、震災以前より予定されておりましたダライ・ラマ法王のアメリカ訪問のため成田空港でのトランジットが丁度同時期であること、そしてダライ・ラマ法王がこの日本において四十九日慰霊法要を行うことが被災された方々の慰めとなり、復興に向けての励みになればと、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所より滞在の延長を申し出、法王にご検討いただいた次第です。 不安な状態が続いている昨今、様々な方に影響があり負荷をもおかけもいたしますが、護
2008年のチベット蜂起の三周年目である2011年3月16日に、中国によるチベット支配の現状に抗議して四川省ンガバ地方で起きたプンツォクの焼身自殺以降、プンツォクが在籍していたキルティ僧院をめぐる状況が悪化している。 最新の情報によると中国武装警察が僧院を包囲しているほか、当局は、2011年4月9日、およそ800人の治安部隊をンガバ地方に新規派遣し、取り締まり体制を強化している。現在、キルティ僧院からの出入りは禁止されており、僧侶たちの行動は完全に当局の管理下にある。鉄条網で覆われた僧院の北側の出入り口はコンクリートの壁で閉ざされている。この結果、内部の僧侶たちは食糧不足に直面しており、僧院事務局を通した地元民の自発的食糧差し入れによって食いつないでいたが、現地当局は、信心深い現地チベット人による食糧差し入れを禁止した。消息筋によると、現状が続けば僧院内の2,500人以上の僧侶が餓死する危
ダライ・ラマ法王による 「東日本大震災犠牲者四十九日(七七日忌)特別慰霊法要」 のお知らせ 3月11日、世界にかつてない東日本大震災によって多くの尊い命が犠牲になりましたこと、ご冥福を祈りますと共に、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。 日本において、ダライ・ラマ法王による東日本大震災犠牲者四十九日(七七日忌)特別慰霊法要が開催の運びとなりましたこと連絡させていただきます。 4月28日が被災発生後49日目にあたり、仏教ではこの四十九日法要を行うことを重視しており、震災以前より予定されておりましたダライ・ラマ法王のアメリカ訪問のため成田空港でのトランジットが丁度同時期であること、そしてダライ・ラマ法王がこの日本において四十九日慰霊法要を行うことが被災された方々の慰めとなり、復興に向けての励みになればと、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所より滞在の延長を申し出、法王にご検討いただ
TAIPEI TIMES(台北時報):2011年3月19日: ノーベル平和賞受賞者でチベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王は3月18日、外国人ジャーナリストのインタビューに答え、「台湾、インド、日本が民主国家として成功していることからも、アジア諸国における民主化は実現可能だと確信している。台湾、インド、日本などの先例は、チベット人が完全な民主化を果たすうえでも大きな励みとなる」と語った。 ダライ・ラマ法王はとりわけ台湾の法治に感銘を受けているとして、台湾の陳水扁前総統が収賄罪で収監されたケースを例にあげた。ダライ・ラマ法王は、「陳水扁前総統は私の友人であるが」としたうえで、「世界は急速に変化しているが、台湾のみなさんには矜持と勇気を持って、民主主義・法治・透明性といった普遍的価値を今後も維持していただきたい」と述べた。 2011年3月10日、ダライ・ラマ法王は、政治的指導者としての役割を
ダライ・ラマ法王は日本の菅直人首相に宛てた書簡の中で、 昨日、日本で起こった地震と津波のニュースに、衝撃と悲しみを感じていると伝えました。 法王は災害の犠牲となった方々に祈りを捧げるとともに、そのご家族や周囲の方々に深い哀悼の意を表しました。 日本政府の防災対策と被害の拡大を食い止めるべく続けている努力に対し、畏敬の念を示しました。 最後に、法王は般若心経を日常唱えている僧侶として、日本の仏教徒がこの苦難に際し般若心経を唱えることはとてもよいことであり、それは被災して犠牲となった尊い方々の助けとなるのみならず、さらなる災害を防ぐ助けにもなると述べました。 ダラムサラにおいて、この災害への10万回の般若心経の読経を予定しています。 元の記事 この法会につきまして、ダラムサラ(ツクラカン)において3月13日6時から(日本時間同日2時半)1日かけて、ナムギャル寺、ネチュン寺、キルティ寺、ギュト寺
ダライ・ラマ法王は、国内外でチベットの権利のために戦うチベット人の心は非常に強靭だ、と語った。 「チベット本土で生活するチベット人の心はとても強靭です。そして、亡命チベット人は政教の両面において健全な民主的制度を制定しました。ですから、われわれは十分な備えがあると言えます」 ——ダライ・ラマ法王は、インドの主要テレビ局CNN−IBNの日曜番組「悪魔の弁護士」に出演し、レポーターのカラン・タパールにこのように語った。 引退を真剣に考えているかとの問いに対し、法王は次のように述べた—— 「はい、もちろん。2001年に、チベット亡命社会にしっかりした議会制度を導入しました。ですから、理論的には、ダライ・ラマを政教双方の長とする400年来のシステムはすでに終焉しているのです。2001年以来、私は、半分、隠居したような立場です。民主主義をフルに機能させるために、私は政治的なことになるべく首を突っ込ま
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベット・ハウス)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く