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転生者(ラマ/トゥルク)の選定はチベット仏教において大変重要な儀式であり、政治介入が許されるべきものではない。宗教を政治的な道具として利用することはチベット仏教の教えにも背くものである。 2007年7月18日、中華人民共和国国家宗教事務局は政教分離の原則に反し「チベット仏教活仏転生管理規則」を制定した。それに反発したチベット仏教四大宗派および古来よりチベットに続くボン教の長が、CTAの宗教・文化省と共同で7ヶ条の抗議声明を発表。翌2008年5月3日にはチベット仏教四大宗派およびボン教による特別会議が開かれ、「中国政府が制定した活仏転生管理規則を認めることはできない」との決議を下した。さらに、「新たなラマ/トゥルクはチベット仏教各宗派あるいはボン教の首座の承認なしには真の転生者としては認められない」ことを決定した。 2010年7月4日、中国共産党政府の監視のもと、『金壷方式のくじ引き』によっ
2010年のノーベル平和賞を受賞された劉暁波氏に、心よりお祝い申し上げます。 ノーベル平和賞が劉暁波氏に授与されたということは、中国の人々の間に中国政府に対して政治的、法的、組織的な改革を求める声が高まっていることを国際社会が認識していることの証にほかなりません。 また、中国における自由と民主化を求めて、劉暁波氏をはじめとする何百人もの中国人の有識者やこれに関心を持つ一般市民が08憲章に署名した努力に対し、私は一個人として非常に感銘を受けたと同時に励まされてきました。 私のこの賞賛の念については、08憲章が発表された2日後の2008年12月12日に、訪問中であったポーランドでも述べています。 私は、現在の中国国民の努力はやがて実り、次世代の中国国民は自由と民主化を享受できるものと信じています。 また私は、温家宝首相が過日述べられた「いかなる国にとっても言論の自由は不可欠であり、自由と民主化
関係者各位 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所にメディア・寺院および一般個人から、日本人複数名に阿闍梨の称号が授与されたのは本当でしょうか、という問い合わせを度々頂いております。 この件に関しまして私どもは、ダラムサラのチベット亡命政権の宗教省をはじめ各の宗派の関係者に問い合わせましたところ、阿闍梨およびその他の宗教関係の称号を与えた事実はない、という回答を書面でも受け取っております。 チベットは歴史上もっとも厳しい現状の中にあり、このような残念なことは二度とおこらないよう、そしてご関心のある皆様におかれましては、このような事実無根の内容に十分お気をつけくださいますようお願い申し上げます。 2010年9月28日 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 代表ラクパ・ツォコ
科学者によれば、チベット高原の草原地帯の砂漠化が進行しており、世界の気候変動を加速させている 。 チベット人遊牧民のプンツォック・ドルジェはテントの外に出た。かつて一面の緑で覆われていた大地は、茶色の砂漠と化していた。ドルジェは、先祖がそうしてきたように、ヤクをはじめとする家畜を、世界の屋根と呼ばれるチベット高原の、一面、絨毯のように草が生えた広大な草原で成育している。 しかし、近年、チベット高原の植生は気温上昇、および、過剰な家畜の繁殖、虫害、鼠害等で破壊が進んでいる。 地球温暖化の議論のなかで、高地の牧草地帯の状況が語られることはあまりない。しかし、この地域で今、起きている変化は、チベットの政治、および世界的な環境保全に大きな影響を持っている。 プンツォク・ドルジェにとっては死活問題だ。高地の変わりやすい空の風景には慣れっ子だが、大地に起きているこの変化は、不安を掻き立てる。 「かつて
関係者各位 殿 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所にメディア・寺院および一般個人から、SAGE GROUP( 国際宗教連盟)と関係がありますか、との問い合わせを多数頂いております。 私たちは一切関係がありません、とはっきり申し上げます。実際、2010年8月4日付にて、代表の中井天山氏宛に、ダライ・ラマ法王の画像と当事務所のホームページへのリンクを外してくださいとお願い申し上げております。しかし、今日までまったく反応はありません。私たちは、2010年8月30付にて、最後の警告書を送り致しますが、この内容を無視し、対策をとらなかった場合、公的対策をとらせていただきます。 これをもちまして、私たちはSAGE GROUP(国際宗教連盟)と何ら関係ないことを言明致します。 2010年8月30日 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 代表ラクパ・ツォコ
ドクター・中松(中松善郎)氏がチベット仏教ゲルク派のガンデン座主から「金剛大阿闍梨」の称号が授けられたのは事実ですか、との問い合わせを多数頂きました。 通常、チベット仏教において、このような称号は厳格な修行を積まなければ、簡単に習得できるものではありません。 この度、ガンデン座主に事実を確認し、以下の連絡を頂きましたので、関心のある皆様にお知らせ申し上げます。 平成22年8月1日 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 代表:ラクパ・ツォコ →大きなサイズで見る GADEN TRIPA RIZONG SRAS-TRUL THUPTEN NYIMA Lukhil Hkangtsen, Drepung Loselilng L.C#2,Tathalli, Mundgod-581411 N.K.Karnataka, South India Phone:08301-245658 ダライ・ラマ法王日本代表部
【グローバルインタビュー】 「中国はダライ・ラマの死を待っている」 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ラクパ・ツォコ代表 チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が18日に来日、26日には横浜市内で「共生・共存」をテーマとした講演や法話を行う。1989年にノーベル平和賞を受賞し、世界で多くの尊敬を集めるダライ・ラマ。ただ、中国との共存を目指し「高度な自治」を求めているチベット亡命政権と中国政府との対話は、一向に進んでいないのが現実だ。チベット問題の現状などについて、亡命政権の“駐日大使”に当たるダライ・ラマ法王日本代表部事務所のラクパ・ツォコ代表に聞いた。(大内清) −日本でのチベット問題への関心度は 「残念ながら、欧米などに比べると十分に認識されているとはいえません。ただ、(中国チベット自治区などで中国政府に対する大規模抗議行動が起きた)2008年3月以降は、特に若い世代で徐々に関心が
序文 輪廻転生に関する歴史 組織的弾圧 政治的道具 答えは至って単純である ‐ 政治的道具 序文 中国のチベット支配が開始されてから、チベット仏教に対する中国共産党の見解は極度の疑惑と恐怖となった。チベット人の世界観や人生観は仏教の基本原理と表裏一体となっており、この共通哲学の撚糸と共通文化がチベットに単一国家としての感覚を与え連合共同体として融合されている。チベット人にとっては、この基本的なアイデンティティーは仏教の原理に対する信仰と切り離せないものであり、それは文化と文明の全体を抱擁し、生活の心髄を構成しているものである。チベット人を人として、国民として定義する結び目として、宗教が一番強いことは疑問の余地もない。 一方で、このような統合的力と精神は、北京権力との存続に対する確固たる脅威となった。結果的に中国人支配者達は、チベット人の信仰とアイデンティティーを心から絶やそうとし苦しんでい
日本の主要都市で開催されたチベット展「聖地チベット〜ポタラ宮と天空の至宝〜」は、数多くの抗議があるにもかかわらず、今でも大阪で開催中であり、次は仙台で開催されることになっています。これに気を良くした中国政府は、江戸東京博物館でモンゴル展「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」の開催を行うことになりました。 チベットやモンゴルの人々が虐げられ、文化的・宗教的自由が否定されている中、これらの展示会を行うことで、中国政府は、日本国民を欺き、中国政府がチベット文化とモンゴル文化の善意の保護者であると信じさせようとしています。これはチベット人、モンゴル人そして平和を愛する日本人に対する大きな屈辱です。 残念なことは、これが日本で起こっていることであり、また日本企業とメディアの協力のもとで行われていることです。日本は力のある独立国であり、アジアで弾圧されている人々は、アジアにおける平和と正義の実現に日本
2010年1月4日 中央チベット政権 北京は語る 我らのチベット、彼らのチベット 口裏を合わせ偽情報を広める政府 新たな農奴主、腹を肥やした共産党 まとめ 北京は語る 旧チベットは政教合一の封建農奴制社会であり、ダライ・ラマと農奴主階級集団によって人口の90%が虐げられながら生活する、まさにこの世の地獄とも言えるところであった。それは暗く立ち後れた野蛮な社会で、帝国主義者らが幅を利かせていた。 そこで中国は人民解放軍の兵士2万人をチベットに送り、反動勢力を鎮圧し百万余の農奴を解放し、平和的にチベットに自由をもたらしたのだ。自由を得たチベット人の大半は祖国中国の地に団結し、他の少数民族らと共に調和のとれた生活を送っている。 ちょっと待ってはもらえないだろうか。北京(中国政府)はチベットの文明や国の有り様をわずか二つの短いパラグラフで要約してしまった。全く滑稽な話だ。このひどく単純な解説こそ
ご承知の通り、日本の大都市において、中国政府と日本企業の協賛によるチベット展「聖地チベット 〜ポタラ宮と天空の至宝〜」が巡回しており、札幌・福岡・東京にて開催されました。これらの開催地において、多くのサポーターの皆様が展示会に抗議して、訪問者に対してチベットの実情を伝えるためにご尽力くださいました。皆様の心からのご支援に感謝いたします。 (次の開催は大阪において、1月23日〜3月31日となります。) チベットに関するいかなる展覧会も歓迎すべきなのですが、残念ながら今回の展覧会は、チベットとその歴史の真の姿を伝えてはいないということをお伝えせねばなりません。 世界中でよく知られているように、1949年に中国共産党軍がチベットに侵攻して以来、平和的で信仰心厚いチベット人たちは、はなはだしい苦しみや虐待にさらされています。その結果、約120万人のチベット人が亡くなり、6千以上の僧院が破壊され、そ
様々なマニ車 マニ車には、真言を唱えながら手で回すものが代表的である。手で回す小型のマニ車を「マニ・ラコー」という。チベットの老人たちは時間が許す限り、この「マニ・ラコー」を回す習慣がある。僧院本堂にあるマニ車は、「マニ・ラカン」といい、高さ2〜3メートル、直径3〜4メートルの大きなものまである。 また、マニ車には自然の力を利用して回転させるものもある。川や滝の水力で回るマニ車(「マニ・チュコー」)、灯明の熱で回る紙製のマニ車、自然の風で回るマニ車などがある。 マニ車の経文 マニ車に巻かれている経文「スン」の中身は様々であるが、大多数は真言「オムマニペメフム(観音の真言)」である。「オムマニペメフム」が何千回、何万回と繰り返し書かれており、その分量はマニ車の大きさによって異なる。時には、「オムマニペメフム」の他、パドマサンバワ(蓮華生)、ジャムペーヤン(文殊菩薩)、ドルマ(タラ菩薩)などの
ホーム>チベット関連イベント情報>2009年>11/13(金)「オバマ大統領訪中に際し、チベット問題の早期解決を嘆願する緊急集会」について 2009年11月11日 日本におけるチベット支援者と在日チベット人の皆様へ アメリカ合衆国バラク・オバマ大統領が、11月13日(金)、14日(土)の2日間、日本を訪問されますが、その際、オバマ大統領の中国訪問の折にはチベット問題を取り上げてくれるよう訴える計画をしていることを、チベットサポーターズインジャパンと在日チベタンコミュニティーから連絡を受けました。 内容につきましては、11月13日(金)13時から明治公園(千駄ヶ谷)において、平和的な短い時間の集会を行い、オバマ大統領へのメッセージを公衆およびメディアの前で参加者の皆様とともに読み上げるというものです。 自由とチベットに関するこのメッセージへご同意いただき、ご参加くださいます皆様に、心より感謝
2009年8月27日 ニューデリーにおける円卓会議にて はじめに 1. 「大チベット(Greater Tibet)」という用語の定義および用法 2. 「大チベット(Greater Tibet)」というプロパガンダ 3. ダライ・ラマ法王の要求とは? 4. 中華人民共和国が唱える異議とそれに対するチベット側の立場 )地域の大きさ )大きさは問題ではない )歴史ではなく民族性を重んじよ )区域境界線の変更について )国内の区域境界線修正の先例 5. 機は熟しすぎた 6. 単一自治機関による全チベット民族統治の利点 中央政府にとっての利点 チベット民族にとっての利点 自治政府にとっての利点 7. 結論 はじめに 1979年以来、ダライ・ラマ法王は中道のアプローチを提唱してこられた。つまり、チベットは独立を求めず、中華人民共和国の枠組みの中で存在していくということだ。チベットの文化的あるいは宗
2009年10月31日(土) 14:00〜16:00 (開場 12:00) 法話「さとりへ導く三つの心と発菩提心」 (ラムツォナムスムとセームキェ) Three Principle Paths and Generating the Altruistic Mind Enlightenment 於: 両国国技館 October 31, 2009 (Saturday) His Holiness the Dalai Lama's Public Teaching Teaching Title: Three Principle Paths and Generating the Altruistic Mind Enlightenment at Ryogoku Kokugikan Hall 講演 2009年11月01日(日)13:00〜16:30 東京講演 「地球の未来」への対話 −仏
ダライ・ラマ法王14世(ノーベル平和賞受賞者) 清水 博 (東京大学名誉教授/NPO法人「場の研究所」所長/薬学博士 ) 田坂 広志 (多摩大学大学院教授/シンクタンク・ソフィアバンク代表/社会起業家フォーラム代表) 竹村 真一 (文化人類学者/京都造形芸術大学教授/Earth Literacy Program代表) 星野 克美 (多摩大学大学院教授/日本技術者連盟会長/グローバル・マネジメント・アカデミー会長) 企画・モデレーター:尾中 謙文(青山プランニングアーツ代表/認知科学者) <一般料金> ●アリーナ席:7,000円(指定席) ●マ ス 席:5,000円 (指定席) ●2 階 席:4,000円 (指定席) ●3 階 席:3,000円 (指定席) <一般前売券> チケット販売:2009年9月5日より 電子チケットぴあ: http://pia.jp/t/dala
ご承知の通り、日本で「聖地チベット 〜ポタラ宮と天空の至宝〜」と題したチベット展が巡回され、現在、東京・上野で開催中です。チベットに関するいかなる展覧会も歓迎すべきなのですが、残念ながら今回の展覧会は、チベットとその歴史の真の姿を伝えてはいないということをお伝えせねばなりません。 世界中でよく知られているように、1949年に中国共産党軍がチベットに侵攻して以来、平和的で信仰心厚いチベット人たちは、はなはだしい苦しみや虐待にさらされています。その結果、約120万人のチベット人が亡くなり、6千以上の僧院が破壊されました。 この展覧会の展示や文書は、日本国民を欺き、中国政府がチベット文化の善意の保護者であると信じさせるよう、意図的に作られています。実は、真実は逆なのです。チベットでは、今でもチベット人の信教と文化の自由は弾圧され続けています。昨年のチベット動乱がその証拠です。チベットが今日も封鎖
2008年10月31日から11月5日、ダライ・ラマ法王の特使であるローディ・ギャリ氏(Lodi Gyari)とケルサン・ギャルツェン氏(Kelsang Gyaltsen)は補佐官らとともに中国を訪問、「全チベット民族が名実共に自治を享受するための草案」を中国指導部らに提示した。中国政府は草案に含まれる全ての提案を拒絶した。彼らは、それらの提案がチベットの独立、半独立、そして「隠蔽工作による独立」を求める新たな手段にほかならないと述べた。 その1週間後、ダラムサラによる謙虚で節度のある提案の拒絶を正当化する目的で、中国政府は攻勢に出た。中国統一戦線工作部の朱維群(Zhu Weiqun)上級副部長が11月10日に記者会見を行うという前代未聞の措置であった。斯塔シタル(Sithar)副部長も同席していた。チベットの提案に対する中国政府の包括的な拒絶がチベットにおけるチベット人の支持を得ていたと印
ダラムサラ(22日):ラジオ局Voice of Tibetが伝えるところによると、甘孜(ガンゼ)のChogroでは、中国政府当局が亡命中のチベット人指導者ダライ・ラマ法王の写真を祭壇に飾るようチベット人に強制している。地域のチベット人らは、当局の動きに驚きながらも不審感をぬぐえない。 南インドに位置するデプン・ロセリン僧院のテホール僧院に属する僧侶、プルブは、テホールの伝統的なチベット地域があるChogro内の信用できる筋からこの情報を得たという。 プルブによると、当局側の言い分は、中国政府が写真禁止令を出したのではなく、ある一部の人々が、中国が分離主義の原因としているダライ・ラマの写真をチベット人が所有するのを規制したのだという。 ダライ・ラマの写真を自宅に飾ったチベット人はまだひとりもいない、とプルブは加えた。 チベット人はこの新たな命令に驚いているが、専門家が「アメとムチ政策」と呼ぶ
(ニューデリー)74回目の誕生日を迎えたチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ法王は、祝賀会の席で自身の活動について述べ、海外諸国を訪れる際に行なってきたことは、仏教を広めるというよりはむしろ世俗的な価値観や様々な人生哲学を説くというマハトマ・ガンジーが行なったようなことであると語った。 ダライ・ラマ法王はまた、ガンジーの世俗的思想について、世俗主義が意味するところとは宗教の否定ではなく、宗教を敬い、宗教を信仰しない人をも敬うことであるとして次のように述べた。 「私はこれまで様々な国々を訪問してきましたが、多くの人が言うように仏教を広めてきたのではありません。私は、調和、人権、精神性を広めようとしてきたのです」 ダライ・ラマ法王は、インドに亡命して50年の節目にも、「偉大な思想家たちが広めてきたように、愛、思いやり、尊厳、調和の精神を広めていきたい」と語っている。 ダライ・ラマ法王はまた、仏教
米国下院は水曜、米国のチベット政策を推進し、チベット内部のチベット人を支援する広範囲にわたるプログラムへの財政的支援を認可する法案を可決した。 この法案は、既存の2002年チベット政策法にいくつかの改善を加え、米国政府に対し、あらゆる努力をもって他の政府と協調し、チベット問題について交渉による合意に達するために、チベット-中国間の対話を促すよう指示するものである。 法案はさらに、米国政府に対し、中国政府と接触する全ての執行機関が米国のチベット政策に協調していることを、国家安全保障会議(NSC)を通じて確認するよう指示している。 また、チベットに米国領事館が設置されるまでの間、北京の米国大使館内にチベット担当部署を設立することを認可している。法案はさらに、政府に対し、米国領事館をチベットの首都ラサに設置するよう努力することを指示している。 法案は、ラサの米国領事館は「チベットを旅行する米国市
2009年6月7日午後、ダライ・ラマ法王は、歴史的建造物でもあるパリ市庁舎で開かれた式典において、パリ市名誉市民の称号をベルトラン・ドラニエ(Bertrand Delanoë)市長より授与された。 ダライ・ラマ法王が市庁舎の中庭に車で到着すると、ドラニエ市長は挨拶で迎え、法王を荘厳な中央階段の上へと案内した。ドラニエ市長は、「ダライ・ラマ法王に、自由、人権、尊厳、人・文化間の対話というパリの精神を象徴するパリ市名誉市民の称号を授与させていただけたことを、大変光栄に思う」と述べ、正義と自身のアイデンティティのために闘っているチベットの人々への理解と団結心をあらためて表明した。ドラニエ市長はまた、市長と関わりのある中国人との友誼も同時に続けてくることができたことを加述した。 ダライ・ラマ法王はドラニエ市長に対し、ひとりの人間として、一介の僧侶として、ひとりのチベット人としての3つの責任に一致す
この一年インドを拠点にチベット問題について取材をしてきたが、その間私はダライ・ラマ法王が繰り返し発信するメッセージの一つに共感を覚えた。それはお決まりの平和や非暴力、思いやりの心についてのメッセージではない。ダライ・ラマ法王が畳み掛けるように言う「私たちは中国人の敵ではない。私たちは中国の人々を信頼している」という言葉だ。 ダライ・ラマ法王がインドに亡命し、チベットが中国支配下におかれて50周年を迎えた今年三月、ダライ・ラマ法王は同様のメッセージを人々に伝えた。法王は訪れる世界各地でほとんどマントラのように同じメッセージを繰り返し、中国人に接触するために必死ともいえる努力をしてきた。 中国人の心をとらえようというダライ・ラマ法王の試みは残念ながら容易には達成されないかもしれない。道理は愛国主義という炎にいとも容易く消されてしまうからからだ。中国政府の政策への反発を「反中国」と混同してしまっ
(欧州議会/外交委員会 ブリュッセル) 欧州議会公聴会:中国との対話決裂後のチベットの状況について 布告なしに戒厳令が敷かれているチベットの現状 見誤った中国のチベット政策 ストラスブール提案 中道のアプローチ 中国・チベット間の対話 チベット側からの提案・申し出 中国側の態度と姿勢 チベット問題に対する中国の基本姿勢 中国が歪曲するチベットの立場 チベットの歴史的状況 中国軍のチベット駐留 チベット地域からの非チベット人排斥について チベットの旧社会政治体制の回復 「大(グレーター)チベット」論争 チベット側の対話への取り組み 国際社会の役割と責任 ダライ・ラマ法王特使 ケルサン・ギャルツェン氏について 欧州議会公聴会:中国との対話決裂後のチベットの状況について チベットが危機的な状況におかれている現在、このような重要な公聴会を開いていただいた議長ならびに委員会のみなさまにご挨拶申し上げ
チベット亡命政権内閣(カシャック)は、2名のチベット人が死刑を宣告され、他の2名が執行猶予2年の死刑判決を受けたことを深く憂慮する。中華人民共和国には適切な司法手続きが存在せず、法廷は当局の政治的手段となっているという事実に照らし、内閣はチベット人に対してこのような恣意的な判決が下されたことを一層深く憂慮する。 昨年、チベット全土に抗議行動が起こり、その弾圧に際して無数のチベット人が逮捕された。これ以来、内閣は中華人民共和国当局に対し、全ての政治犯を釈放するとともに、それらの政治犯に適切な医療措置を施すことを求めてきた。内閣は再び中国当局に対し、良心の囚人となっている全てのチベット人を釈放することを求める。 現在、チベット国内では、罪のないチベットが無差別に逮捕され、中国政府による様々な陰謀により刑務所に入れられ、大勢の人々は行方不明となっている。 内閣は、中国が大規模な弾圧を継続している
中国政府は3月28日を“チベット百万農奴解放記念日”として祝賀大会を催した。中国政府のダライ・ラマ法王への批判はより激しくなっており、いわゆる“昔のチベット”に関するメディアのレポートや記事はチベットを悪者にしようとするプロパガンダに過ぎないと、チベット人女流作家ツェリン・ウーセル氏は批評する。 「昔のチベットは中国政府が言うような“この世の地獄”などでは決してありませんでした。当時のチベット人は、身分の高い者も官吏も含め誰もが仏教を信仰していましたから、中国政府が言うほどひどい所だったはずがありません」とウーセルさんは語る。 清朝に導入された拷問器具 中国の公式な歴史によれば、過去のチベットは野蛮な封建農奴制がはびこる社会であったとされている。これまで北京でチベット展が何度か催されたが、チベットで用いられていた檻、手枷足枷、さらし台、拷問用の石、目をえぐり出すためのナイフ等の拷問器具が、
中国のもと、チベットでは文化的大虐殺よりも残虐なことが起こっている − 中国語雑誌の編集者として、かつてチベットで活動していたカナダ在住の中国人ライターは語る。 【ダラムサラ3日】チベットでは文化的大虐殺が起こっているだけでなく、中国は、チベット人のユニークな生活様式の基盤となるデリケートな環境に取り返しのつかない多大なダメージを与えている、とカナダ在住の漢民族ライターは語る。 「中国政府は歴史ある仏教寺院を破壊し、仏教僧の生活に干渉するだけでなく、チベットのデリケートな生態系をも崩壊へと追い込んでいます。そのため、チベット人の伝統的・文化的な生活様式の根本が危険にさらされているのです」とかつて中国政府のもと、チベットで中国語雑誌の編集者として働いていたシュー・ルイ女史は述べる。 「中国が自分たちの野望を満たすための国家支援政策により、何千というチベット人遊牧民が永住用住宅へと強制移住させ
本日は、チベット民族が中国共産党のチベット弾圧に対する平和的蜂起を行なってから50周年にあたります。昨年3月以来、チベット全土で平和的な抗議行動が湧き起こりました。抗議に参加したチベット人のほとんどは、1959年以降に生まれ育ち、自由であった頃のチベットを知らない若い世代でした。彼らが強固な信念に突き動かされてチベット問題のために力を尽くした事実、さらにはそのような信念が親の世代から子の世代へと引き継がれているという事実はじつに威信の問題であり、チベット問題に鋭い関心を寄せてくださっている国際社会にとりましても、勇気の源となるかもしれません。我々は、昨年の危機において命を落とした同胞、拷問を受け、測り知れない苦難に苦しんだ同胞、さらには、チベット問題が始まって以来、苦しみ、命を落としたすべての同胞に敬意を表し、祈りを捧げます。 中国共産党部隊がチベットの北東部から東部(カム、アムド)にかけ
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