広島に原爆が投下されて6日で79年となります。国際情勢が緊迫化し、核兵器廃絶に向けた道のりが厳しさを増す中、被爆地・広島はきょう一日、核兵器が二度と使われてはならないという思いを強い危機感を持って国内外に訴えます。 広島に原爆が投下されて79年となる6日、広島市の平和公園には、朝早くから被爆者や遺族が訪れ、祈りをささげていました。 40代の孫とともに平和公園に来た広島市安佐北区の95歳の被爆者の女性は、「女学生のときに被爆しました。広島の街の中は皮が剥げた人が大勢いて、ひどいありさまでした。20代のころから欠かさず8月6日には平和公園を訪れていますが、来年は来られるかどうかわかりません。世の中が幸せになってくれればと願っています」と話していました。 また、20歳で被爆した母親がことし亡くなったという広島市の75歳の男性は、「これまではいたたまれない気持ちで慰霊碑に来たくなかったが、ことし母